先日行われた闇バクライベントにて、ユーザーの方は闇バクラを入手できたでしょうか?
対策を打たなければ5ターン後に敗北が決定してしまう「ウィジャ盤」。
今回は闇バクラのドロップスキルのひとつ「ウィジャ盤」を使ったデッキの解説をしていきたいと思う。
ウィジャ盤デッキのコンセプト
ウィジャ盤による勝利を狙った特殊勝利系のデッキである。
ウィジャ盤を発動さえしてしまえばこちらへの対策を用意していない限り、防ぐことは難しい。
しかし、発動までに条件があり、かなりのコンボデッキ寄りなため、手札事故も起こりかねない。
そこで今回はこのウィジャ盤特化型のデッキを解説していきたいと思う。
スキル「ウィジャ盤」必須
・自分の墓地に「ダーク・ネクロフィア」が存在し、LPが2000以下の場合に発動できる。
・スキル使用後5回目の自分のターン終了時にデュエルに勝利する。
・「ダーク・ネクロフィア」が自分の墓地から離れた時、このスキルは無効になる。
・このスキルはデュエル中1度しか使用できない。
闇バクラのドロップスキルである「ウィジャ盤」が今回のデッキ構築で必須である。
自分の墓地にダーク・ネクロフィア、そしてLP2000以下と二つの条件がある。
現在ダーク・ネクロフィアは1枚しか入手できないため、その1枚を墓地に送る必要がある。
LP2000以下も同時に調整しなければならないため、扱いの難しいスキルの一つといえよう。
イベントで相手の闇バクラが使ってたウィジャ盤のスキルとは異なるため、注意が必要である。
ちなみに相手の闇バクラが使っていたスキルは「闇のウィジャ盤」というスキル名である。
このスキルは闇バクラのドロップスキルなため、レジェンドデュエリスト周回で入手することができる。
「ダーク・ネクロフィア」必須
☆8/闇属性/悪魔族/A2200/D2800
・通常召喚できない。
・自分の墓地から悪魔族3体ゲームから除外した場合に特殊召喚できる。
・モンスターゾーンのこのカードが相手によって破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象に発動する。
墓地のこのカードを装備カード扱いとしてその相手のモンスターに装備する。
・このカードの効果で装備されている装備モンスターのコントロールを得る。
今現在、1枚しか入手することができない。
ウィジャ盤を狙う場合、このカード1枚をピンポイントに墓地へ送る必要がある。
いかに早くこのカードを墓地に置いておけるかが重要でもある。
墓地にさえ送れれば良いので、手札やデッキから直接送っても大丈夫である。
なのでわざわざフィールドに出してからという手順は踏まなくてよろしい。
サーチする手段が少ないのも課題点のひとつではある。
このデッキへの採用率の高いカード
比較的採用率の高いカードを紹介していく。
「魔導雑貨商人」「漆黒のトバリ」
ダーク・ネクロフィアを墓地に送らなければいけないため、デッキから直接不特定の枚数墓地に送れるカードを採用するのも考えられる。
確定ではないものの複数枚送れるため、より墓地へ送れる可能性のあるカードである。
「ワンダー・バルーン」「ゴースト姫-パンプリンセス-」
相手の攻撃を抑えるカードは必要である。
これらは相手モンスター全てを弱体化させることができるため、破壊されなければ時間を稼ぐことができる。
また、スキルによる発動なため、魔法罠でフィールドを圧迫されてもウィジャ盤を使えるため、相性が良い。
「苦渋の黙札」
ダーク・ネクロフィアをサーチできる数少ないカードである。
☆8/闇属性/悪魔族をデッキに採用する必要はあるが、ピンポイントでサーチすることができる。
採用する枚数はデッキのバランスをみて考慮したい。
「銀幕の鏡壁」
LPを2000以下に調整するのが主な目的である。
もちろん、相手モンスターからの攻撃を返り打ちとしても使える。
使いやすいカードなため、複数枚採用して問題ない。
動かし方
LPを2000以下に調整しつつ、「ダーク・ネクロフィア」を墓地に送らなければこのデッキは始まらない。
ワンダー・バルーンやゴースト姫-パンプリンセス-など相手を弱体化させるカードで時間を稼ぎつつ、条件を満たすように立ち回る。
LPの減らす方法の一例として「銀幕の鏡壁」がある。
LPコストとして2000払うコストがあるため、簡単に2000以下にすることは可能である。
「ダーク・ネクロフィア」を墓地に送る方法としては「魔導雑貨商人」や「漆黒のトバリ」などで墓地に送りたいところ。
そして「ウィジャ盤」を発動できたら、もうあとはひたすら5ターン耐えるだけ。
耐えるための防御カードも用意しておきたいところではある。
このデッキへの対策カード
スキル発動中に墓地のダーク・ネクロフィアを除外されるのが一番厄介である。
スキルが一度しか発動できないため、ダーク・ネクロフィアを再び墓地に戻してもウィジャ盤はもう使用できないからである。
そのため、「墓掘りグール」や「ロスト」といった除外するカードが一番有効な手段だ。
このデッキ対策のために除外するカードを採用しておくのはあまりおすすめできない。
発動されないようにLPを見ながら立ち回り、一気に削りきれるときに攻撃を仕掛けたい。
考察:まだファンデッキレベルではあるが、数少ない特殊勝利デッキ
デッキの強さでいったらまだまだファンデッキレベルなため、ランク戦で常勝といった流れは難しい。
しかし、回ったときはほぼほぼどんなデッキにも勝てる可能性を秘めたデッキでもある。
今後、ダーク・ネクロフィアの枚数増加や墓地肥し系のカードプール増加によってまた評価が変わっていくだろう。