ランク戦の上位に位置する「ハーピィの狩場」と「サクリファイス」を主軸としたコントロールデッキ。
このデッキの運用方法や対策などを解説していきたいと思う。
狩場サクリファイスのコンセプト
フィールド魔法「ハーピィの狩場」の効果によって魔法罠を、「サクリファイス」によってモンスターを処理するといったデッキコンセプトとなっている。
ちなみにこれらを主軸とした派生デッキがいくつか存在する。
なので今回は基本的な型を紹介したいと思う。
スキル「ハーピィの狩場」必須
フィールド魔法「ハーピィの狩場」は「ハーピィ・レディ」もしくは「ハーピィ・レディ三姉妹」が召喚、特殊召喚されたとき、フィールドの魔法罠を1枚破壊する強制効果と鳥獣族の功守を200上げる永続効果を持っている。
そもそも「ハーピィの狩場」は孔雀舞専用のスキルとなっている。
しかもドロップスキルであるため、入手するには孔雀舞でレジェンドデュエリストを周回しなければならない。
このスキルを入手するのが大変だと思うが、強力なスキルではあるのでぜひ入手してもらいたい。
ペガサスイベント限定「サクリファイス」必須
過去2回開催されたペガサスイベント「トゥーンワールドへの招待」でのみ入手可能であった。
なのでイベントに参加できていなかった場合、いま現在入手不可であるため、次回開催まで待つか、サクリファイスを採用しない派生型を作るといった選択肢になってくる。
このデッキへの採用率の高いカード
派生型はいろいろあるが、そのなかでも比較的採用率が高いカードを紹介していく。
ハーピィ・レディ系
このデッキにおいて必要不可欠なカード。
ハーピィ・レディにも今は全部で4種類存在するため、デッキコンセプトに合わせたハーピィ・レディを採用するといいだろう。
通常モンスター版は孔雀舞からのドロップカードで、効果モンスター版3種類は孔雀舞のレベルアップ報酬で貰える。
しかし、これらのハーピィ・レディはルール効果で全部合わせて3枚までしかデッキに入れることができない。
なので例えば各種3枚ずつの計12枚は採用することができないので注意。
儀式系サーチカード
THE ULTIMATE RISINGに収録された「ソニックバード」。
NEO-IMPACTに収録された「センジュ・ゴッド」。
これらはそれぞれソニックバードは儀式魔法を、センジュ・ゴッドは儀式モンスターをデッキからサーチする効果を持っている。
なので、儀式を主軸にするのであれば採用したいカードである。
しかし、どちらもUR枠として収録されているのでもし複数枚集めるのであればそれなりにジェムを消費してしまう。
儀式リリースサポート
儀式魔人系(例えば儀式魔人ディザーズ)やクリボールは墓地にいても儀式のリリースコストとしてなれる
なので手札やフィールドの消費を抑えることができるため採用するのもあり。
しかし、儀式魔人系はステータスが低く、戦闘向きではないため、儀式カードが来なければ壁モンスターくらいにしかなれないので、採用する枚数には気をつけたい。
魔法罠によるサポート
ハーピィの狩場はスキルによる発動のため、1枚しか存在しない。
狩場が破壊されるとジリ貧になりかねないので、「アヌビスの裁き」といったカードでツイスターなどから守りたい。
また通常モンスターを多く採用しているのであれば「突撃指令」も採用してさらにモンスターに対しての除去に重きを置いた構築も無理なく狙える。
魔法罠を破壊できることをトリッキーに活かして、自分でセットした「荒野の大竜巻」を自ら破壊して好きな表側表示のカードを破壊するといった動きもできる。
動かし方
狩場サクリファイスデッキの動かし方を紹介したいと思う。
状況次第で臨機応変なプレイも求められるので要点だけでも押さえていきたい。
相手に魔法罠カードが無い場合は基本ハーピィの召喚は避ける
狩場の魔法罠を破壊する効果は強制効果なのでハーピィ・レディを召喚するタイミングには注意が必要である。
お互いのフィールドに狩場1枚しかなければ狩場を破壊しなくてはいけないため、アドを取れるように基本的には相手の魔法罠を破壊していきたい。
ステータスがあまり高くないのでサポートは必須
ハーピィ・レディの素のステータスが攻撃力1300守備力1400と高い数値ではないため、なるべくならサポートして戦線を維持して有利に進めていきたいところ。
自身もハーピィである「ハーピィ・レディ1」による風属性全体強化や「銀幕の鏡壁」などで戦闘破壊から防いでいきたい。
場合によっては裏表示モンスターも吸収の対象に!
サクリファイスは吸収する対象に表裏表示の指定がない。
なので裏表示を吸収してしまうとステータスに加算することはできないが、除去するといった動きができる。
また、吸収した状態であれば例え裏表示でも戦闘ダメージは相手にも反射されるのでLPが少ない相手にはプレッシャーを与えることもできる。
このデッキへの対策カード
狩場を破壊できる「ツイスター」や「燃えさかる大地」。
ちょっと変わり種ではあるが「トイマジシャン」も破壊されたら場に出せる。
「荒野の大竜巻」も破壊されれば表表示を破壊できるため、伏せられると厄介である。
しかし、荒野の大竜巻は普通に発動したら狩場は魔法・罠ゾーンにはないため破壊対象として選択できないので注意。
ミラーマッチはある意味動きにくい。お互いがハーピィをもう手札にいるかどうか警戒しながらのプレイとなる。
また、サクリファイスも相手依存なため、後出しの方がサクリファイスをフィールドに残すことができる。
そのため、ミラーになってしまったらいつもと違う動き方を強いられることも有り得る。
考察:デュエルの流れをいかにこちらに引き寄せるか!
狩場サクリファイスデッキはハーピィの狩場が破壊されたら途端にジリ貧になりかねない。
狩場さえ破壊されなければフィールドアドをどんどん取りにいけるコントロールデッキなのでそういったプレイングも心がけていきたい。
狩場やサクリファイスを使った派生型もいくつか存在するので、自分のカードプールにあったデッキを作成してみるのもおもしろいと思う。