ヴァリアントストーリーのイベントが終了しました。
イベントを見忘れた人や、ざっとシナリオを見たい人などの為にシナリオをまとめてみました。
ストーリーの紹介になりますので、完全ネタバレになるので復刻まで待つという人などは読まないように注意してください。
登場人物
VARIANT STORYに出てくるキャラクターの紹介です。
ネタバレも含みますので、シナリオを読んでから見るかどうかは自己判断でお願いします。
エイジ
無鉄砲だがまっすぐで素直な男の子。
パルメをとても大切に思っている。
パルメの好きな村を守るため、毎日子供達と見回りをして村を守っている。
小さいころ、パルメをいじめていた人とケンカをしてキレた衝動で初めて変身できることを知る。
村から追い出されそうになった時にパルメに助けられ、パルメを必ず守ると心に決めた。
主人公たちに出会い、「冒険者」の強さを知り冒険者に憧れるようになる。
嗅覚が普通の人の数倍も優れている。
パルメ
村の村長の娘。
とても優しいしっかり者。
エイジの無鉄砲なところをいつも心配している。
幼いころから変身できたのだが、村の人には隠していた。
しかしエイジも変身できることを知り、村から追い出されそうになっているエイジを見て自分も変身できることを告白した。
それからエイジと共に変身のことを隠すこととなり、知っているものは村の人のみとなった。
レノ
謎の学者。村の古い伝承により、村人の祖先が魔物だったという言い伝えを聞き研究のため村を訪れる。
ギルドに村までの護衛を依頼し、主人公たちと向かうことになる。
力も強く、エイジの攻撃を軽くいなして腕を押さえつけるほどの戦闘能力はある。
また、相手との会話や相談事など冷静で大人な対応力をみせるなど、しっかりとした性格である。
パルメ父
村の村長でパルメの父親。
パルメをとても大切に思っている。
古き伝承の残る村
ギルドの依頼で主人公たちはレノと名乗る学者の村までの護衛をすることとなった。
その村には古い伝承で「村人の祖先が魔物だった」という言い伝えがあった。
しかし、村人はみな人間。
真偽はわからないが興味深いため研究として村へ向かった。
村に到着した主人公たち一行。
村へ入ろうとすると子供たちが主人公たちの目の前に現れ道を塞いだ。
子供が「エイジ」という男を呼ぶと一人の金髪の男が現れた。
エイジは「怪しい奴は村に入れない」と言い、いきなり主人公たちを追い返そうとした。
するとレノは「子供の遊びなら村の中だけでやりたまえ」というと、エイジは怒りレノに殴りかかろうとした。
しかし、レノは振り下ろされた拳をいなし、後ろ手にねじりあげた。
そこへ、パルメと村長がやってきた。
主人公たちは村長に事情を説明すると、村長とパルメは主人公たちに謝り、エイジにしかりつけた。
エイジは遊びではなく村を守ろうとしていた事を伝えようとしたが、村に魔物が降りてきたという子供の叫びを聞き、急いで魔物の元へ向かっていった。
金色の狼
主人公たちがエイジのもとへ助けに行くと、エイジは魔物に囲まれていた。
エイジを助けようとする主人公たちに向かってエイジは邪魔だ、助けはいらないという。
それでも主人公たちはエイジや村を助けるため加勢しようと引かなかった。
すると魔物が襲い掛かってきた。
エイジは諦めた様子で急いで変身する。
エイジの姿は金色の狼の姿へと変わり、魔物を倒す。
変身するエイジの姿を見た主人公たちは驚いた。
アイリスたちはエイジに事情を聞こうとしたが、次々と魔物は襲い掛かってくる。
「話はあとで聞くとして、とにかく一緒に戦うわよ。」
とキャトラがいうと、エイジは驚いた様子で、
「お前ら…俺が怖くねーのかよ?」と聞く。
しかし、主人公たちは怖がることはせず、エイジはエイジだと伝える。
それを聞いたエイジは少しうれしそうな表情で、主人公たちと共に魔物と戦うこととなった。
秘密の共有
あっさり魔物を倒した主人公たち。
その強い姿にエイジは驚いた。
そこへパルメが現れた。
エイジが変身できることがバレたとパルメに伝えると、パルメはエイジに怒った。
エイジが変身できることを秘密にしなければいけない理由があった。
ずっと昔、ご先祖様は獣に変身する力を持っていた。
しかし、世代を重ねるうち変身の力は失われていき、今では誰もその力を持ってはいなかった…と思っていたが、変身できる力を再び持った子供たちが産まれた。
外の人から見れば魔物にしか見られない。
だから村でこの力のことは秘密にしなければいけないと決めたのだ。
二人は主人公たちに秘密にしておいて欲しいと頼んだ。
主人公たちはレノに申し訳ない気持ちになりながらも秘密にすると約束した。
パルメの悩み
主人公たちはパルメがレノに村の中を案内しているところで遭遇した。
レノは村を案内してもらっているうちにわかったことがあるといった。
「村人の祖先が魔物だった」というのは「魔物に変身できる人間のこと」を指しているのだと。
しかし、今となってはそんな力を持つ村人はいないと思うが、いるかもしれないと思った方がロマンがあるとレノは言った。
キャトラはあわてて話を変えようとパルメに話しかける。
エイジはどうしてるか聞くと、また村の見回りをしているようだった。
エイジは昔は大人しかったとパルメは話す。
そして、パルメがいじめられてるときは助けてくれた。
しかし、なんであんな無鉄砲になったんだろうとパルメは困った顔をしていう。
するとレノは、エイジがあそこまで村を守ろうとしているのには何か理由があるのではないか。声をかけてあげるといいとパルメの相談に乗ってあげた。
パルメは相談に乗ってくれたレノに感謝し、レノは宿へと戻っていった。
エイジの遺志
エイジが主人公たちに「冒険家ってみんな強いのか?」と聞いてきた。
キャトラは「魔物を退治したり、危険な遺跡を探索したりするから自然と強くなるかも」と答えた。
エイジは「冒険家か…」とつぶやくと、キャトラは強くなりたいのかとエイジに聞いた。
エイジは村を守るために強くなりたいと答える。
パルメが好きな村を、こんな自分たちでも受け入れてくれた村を守りたいと。
エイジが初めて変身した時、当時はエイジを追い出す話も出て大騒ぎになった。
そこでかばってくれたのがパルメだった。
自分も変身できることをずっと秘密にしていたのに、みんなに教えたのだった。
そのおかげで、ご先祖様のこともあり、みんなで秘密にするという事でおさまったのだ。
パルメがいなければ、今自分はここにはいられなかった。
今では魔物を退治すれば村のみんなも喜んでくれるし、自分を認めてくれる。
だからこそエイジは村を、パルメを守りたかった。
「いい心がけじゃん。でもねぇ、最初の通せんぼはちょっといただけなかったわねぇ?」
とちょっと意地悪そうにキャトラは言った。
「悪かったよ」とエイジは謝る。
しかし、通せんぼしたのには理由があった。
レノからイやなニオイがしたからだ。
ふとレノが何をしているのか気になるエイジ。
レノはパルメと一緒に村を見て回っていたことを聞くと、「なにしてんだ!」と叫んだ。
一方、レノは、一枚の美しい羽根を見つけていた。
レノはそれを拾い上げ、そっと鼻先に近づける。
「なるほど…」
レノは怪しく微笑んだ。
レノの告白
夜遅く、レノはパルメに話があると呼び出す。
レノは単刀直入にパルメに聞いた。
「君は、変身の力を持っているね?」
とぼけようとするパルメに向かい、レノは答える。
「安心したまえ、別に秘密を暴こうとしているわけじゃない。
私も君と<同じ>なのだよ」
レノはパルメの前で変身する。
パルメは驚いた。
レノは研究のために来たのは表向きで、本当の目的は変身の力を持つ人間を探していたのだ。
変身能力者はこの世界に多く存在する。
しかし、その誰もが人々に受け入れられているわけではない。
だからこそ、変身能力者による互助団体を作るべきだとレノは言った。
そして、秘密を共有する同志たちと共に助け合うため、パルメにも力になってほしいと声をかけた。
パルメは、レノや自分と同じ力を持つ人たちの助けになれるなら力になりたいとレノに伝えようとした時だった。
「パルメーーー!!」
エイジがパルメがいなくなったことを知り、あちこち探し主人公たちと共にかけつけた。
するとパルメは
「エイジ!聞いて!レノさんは私たちみたいな力を持つ人を助けるために来たのよ」
それを聞いたレノは、パルメの口ぶりからエイジも変身できることを知った。
そしてエイジの前でレノは変身して見せた。
「クセェな…」
エイジは変身能力により嗅覚が優れている。
人の姿の時ははっきりわからなかったが、レノが変身したことにより、牙や爪から血の匂いがはっきりエイジに伝わってきた。
「パルメ!ソイツから離れろ!ソイツは…人殺しだ!」
レノは互助団体を作ろうとしていたわけではなく、変身能力者を確保するのが目的だったのだ。
本性を出したレノ。
エイジはパルメを守ろうと変身する。
実験の産物
レノと戦うエイジ。
しかしレノはとてつもない力を持っていた。
それは長年のレノの研究の成果だという。
レノの研究とは変身能力者の生態を分析し、変身の異能を解明する研究だった。
その研究のおかげでレノは変身能力を手に入れたのだ。
レノは、純粋な変身能力者を貴重な<サンプル>として欲していた。
パルメは他の変身能力者が生体実験されたことを知り、エイジと共に戦おうとする。
しかしエイジはそれを止めた。
エイジはパルメを守りたかった。
昔守ってくれたおかげで自分が今ここにいる。
だから今度は自分がパルメを守る番だと…。
しかし、パルメは違った。
昔エイジをかばったのではなく、エイジが自分を助けてくれた。
エイジが勇気をくれたおかげで、誰かを守る勇気をエイジからもらったのだと。
降伏するつもりはないとわかったレノは、黒と白の魔物に分身する。
エイジはパルメに言った。
「やってやろうぜ、パルメ。俺たちでコイツを倒すんだ。」
「俺と一緒に戦ってくれ!」
それぞれの旅路
レノを倒した主人公たちと二人。
傷ついたレノの体が砂のように崩れていく。
全てが終わり、パルメはある決意をした。
そして、主人公たちは出立の日を迎える。
また、そこにパルメの姿もあった。
パルメは旅に出ることに決めたのだった。
いつ自分がまた狙われるかわからない。
そうなったときに村のみんなを巻き込みたくない。
そして、自分たち以外にも変身の力をもつ人がいる。
その人たちの力になりたい。
そんな思いからパルメは旅立つことを決めたのだった。
また、エイジも村を出て「冒険家」になることに決めた。
強くなるために。
そして二人は主人公たちと共に旅に出たのだった。
まとめ:ストーリーを振り返って
個人的にこの二人の話はとても好きです。
エイジのパルメへの想い、パルメの優しい気持ち、そしてレノ種の登場。
レノも自分の欲に忠実で悪役ぶりがとてもいいキャラクターだと思います。
今クエストではレノ種が普通に出るようになりましたが、当時は初のレノ種が生まれた理由もこれでよくわかったと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。