第2回戦禍の連戦における獲得景品の一つである聖印「速さの虚勢」について触れていきます。この速さの虚勢は効果がよく分からないとうわさです。
一見すると、速さがプラスになるように見えるのですが、そんなことはなく……。
ここでは速さの虚勢を扱うのに最適なキャラクターやおすすめスキルは何なのかを考えます。
速さの虚勢は決して速くなることはない
速さの虚勢は下のように説明されています。
速さの差を比較するスキルの比較判定時、自身の速さ+5として判定する
……??
これは通常時に速さをプラス5するようなスキルではないと言うことですね。常時速さプラス5の聖印なら強力でした。
とても限定的な効果をしており、「速さの差を比較するスキルの比較判定時」と持って回った冗長な言い回しをしています。
現状のFEHのスキルでは「速さを比較する時」で問題ないはずです。
さて、速さを比較するスキルって何かあったでしょうか?
答えは「風薙」及び「水薙」のスキル発動判定時です 。
風薙の詳細は以下の通りです。
自分から攻撃時、自身は追撃不可。敵が剣槍斧弓暗器で敵より速さが1以上高い時、敵は反撃不可
そして水薙は次の通りです。
自分から攻撃時、自身は追撃不可。敵が魔法・杖・竜で敵より速さが1以上高い時、敵は反撃不可
この2つのスキルが発動するか判定する際に、速さの虚勢があると+5有利になります。
速さの数値そのものが必要な「攻め立て」は当然発動しません。繰り返しますが、速さの虚勢では速さそのものは上昇していないからです。
もちろん追撃はもらいますし、こちらからの追撃が有利になることはありません。
速さの虚勢は現状では先程の2つの薙系スキルをブーストする役割しかないでしょう。
以上を踏まえて習得のおすすめキャラクターを考えます。
おすすめはアルム……ではなくセネリオ!
聖印「速さの虚勢」のおすすめはアルム……、ではなくセネリオでしょう。
アルムは最初から風薙を所持しています。同じくセネリオは水薙を所持しています。
二人とも持たせれば良い様な気もしますが、聖印「速さの虚勢」は1つしかないので、一人をおすすめしましょう。その場合はセネリオです。
正直アルムは剣士として速さ自体が低い傾向です。どんなスキルであれ速さを競う意味はないでしょう。
アルムには「~殺し」系や切り返しをつけたほうが役に立ちます。
アルムの一撃がよほど重いのなら有りなのですが、似たようなキャラにはエリウッドなどがいます。
アルム以上にうまく使えそうなキャラも多いのですが、あえて風薙を選ぶメリットが現状ではないかもしれません。
水薙セネリオはその点アルムより速さの虚勢を活かせるでしょう。何よりも魔法系のユニットにとって反撃を受けないのは著しいメリットがあります。
最近では闘技場にも遠距離反撃可能な近接ユニットが多数存在しています。
彼らと交戦すると本来の魔法系としての役割、一方的に間接攻撃を行い戦力を削ることが難しくなります。
速さの虚勢+水薙なら、その心配はあまりないでしょう。しかし、そうなるとセネリオより良さそうな魔法系もいる気がします。
実は上位陣の速さになると薙系のスキルはデメリットにしかならないことです。結果として追撃ができないので、スキルを発動させて損をします。
追撃がとれるか微妙な速さで、なおかつ虚勢を入れると薙系が発動しそうなキャラはまずはセネリオが上がるでしょう。
さらに水薙を移植してまで使うキャラが居るかどうかも問題です。他のキャラなら「~殺し」を入れるのも候補だからです。
真におすすめ!誰でもいい!!
極論すると速さの虚勢を装備するのは誰でもいいと言えます。
確かにアルムやセネリオは使いやすくなります。しかし、スキル継承を行うのであれば、別の方向へ改造した方が強くなるでしょう。
速さの虚勢に意味がないと言いたいのではなく、むしろ装備しておけば敵から薙系スキルを使われた時に有利になります。
本来は反撃できなくされるところを虚勢のおかげで助かるという場面が見られるかもしれません。
闘技場とかに装備するのはおすすめできませんが、修練の塔や戦禍の連戦、スペシャルマップには薙系スキル持ちが出てくることもあります。
彼らに対する対策として持って行くのが今一番オススメな使い方ではないでしょうか。特にスペシャルマップなどに出てくると、対策が取りやすいです。
今後速さ比較のスキルが出るかも
ファイアーエムブレムヒーローズでは新キャラが追加されるたびに、新しいスキルも追加されています。
今後速さの虚勢がより使いやすくなる時が来るかもしれません。あるいは薙系のスキルがさらに強力になる可能性もあります。
他のスキルとの組み合わせによって、これまであまり使われていないスキルにもスポットライトが当たる可能性があるからです。
今回の戦禍の連戦4万点における報酬ですが、聖印「速さの虚勢」も狙っておくのが良いと思われます。