『バンドリ』バンドストーリーまとめです。Pastel*Palettes編。序盤の大事件からの5・6話です。
「嘘を嘘のまま演じきるのもアイドルの仕事」。そう信じて、パスパレは、口パク・エア演奏のライブに臨みますが、機材トラブルにより音が止まり、口パクで、演奏ができないことがバレてしまいます。
(書いてて「そりゃぁな」って思ってしまった)
第5話 私が信じるべきもの
いきなり音が止まって何も聞こえなくなり、お客さんは困惑するばかり。お客さんだけではなく、当然自分たちも状況が掴めません。
機材に詳しい麻弥は原因を分析します。照明が消えていないことを考えると、スピーカー、アンプなど音響機材の電圧のトラブルだとか。
いざという時に声が出なかったことを恥じる彩。
麻弥はそれを「次に活かしましょう」とフォローしますが、果たして”次”はあるのでしょうか?
状況を確認しに、千聖はスタッフのところへ向かいます。彩も行こうとしますが、大勢で動いて状況を刺激してはいけないと、彩は止められます。
4人は、そのままただ手をこまねいて待つことしかできません。さすがの日菜でさえ、この状況はソワソワするといいます。
彩にとっては、せっかく掴んだチャンス。だからこそ、音が止まったことよりも、むしろ土壇場で何もできなかったことを、とても悔しく思っています。
一方で千聖は、一連のトラブルを受け、パスパレでの活動はもう潮時と考えています。千聖にとってパスパレは名を上げる手段。それに関わり、自分の名前に傷がついてしまっては本末転倒だと。
千聖のもとへスタッフがやってきて、事情を説明。
(スタッフに状況を確認しに行ったというのは嘘で、ただ単に抜け出して考え事をしたかっただけ、とも邪推できてしまう、恐ろしい描写です)
楽屋で4人は、千聖が戻るのを待っていました。ついに日菜が、退屈さにしびれを切らして、楽屋の外に出ていってしまいます。
楽屋を出た日菜は、千聖とスタッフが話しているところを見つけます。
千聖は、スタッフから詳しい事情を聞いていたら時間がかかってしまったそうです。
日菜は、あまりの出来事にみんな不安そうにしてると伝えると。千聖は、芸能活動に急なトラブルはつきものだから、みんなには経験を重ねて強くなってほしいと答えます。
さらに千聖はこう付け加えます。「私がいなくなっても大丈夫なくらいに」。
楽屋に戻る千聖と日菜。そして、音が止まってしまった原因をみんなに伝えます。また、自分たちの今後については明日、事務所から話があるとも。
スタッフは状況の収拾のために尽力してくれている。今は信じて待とうと千聖は言います。
彩は”信じる”という言葉を聞いて、自分は何を信じればいいのかと自問するばかりです。
第6話 新しいパスパレになろう
翌日、日菜が事務所に顔を出すと、彩、イヴ、麻弥は気の抜けた様子で出迎えます。昨日の今日なので仕方がないと、千聖は諦めた様子です。
そこへ事務所スタッフがやってきました。
スタッフはさっそく、昨日のことを謝罪します。原因は千聖を通じて伝えてあるが、さらに詳しいことは専門スタッフが調査中だそうです。
昨日のライブの話をしているところで、千聖から横槍が入ります。今日の取材3件、ラジオの収録はどうなるのかと。今聞くのかそれを。
予定は全てキャンセル。それも今日のぶんだけでなく、この先の予定は全て。事務所で協議した結果、5人のメディア露出は無期限の自粛だというのです。
幸い、解散ではありませんが、再開の時期も未定。
ただしその間、しばらくは楽器のレッスンをしてもらうといいます。機材トラブルに備えて、今の持ち曲だけでも全て弾けるようになるようにと。
イヴは不満をあらわにします。休止なのに楽器の練習をしなさいとか、楽器はやらないと言っていたのに今さらやれというのは変だと。いいぞ。もっと怒っていい。
ですが、楽器が上達すれば、また活動を再開してライブができるようになるかもしれない。今は堪える時だと、麻弥は冷静です。
ともかく、事務所スタッフは部屋を出ます。
いろいろなことが立て続けに起こり、イヴは頭を抱えています。ただ5人にできるのは、一度落ち着いて、スタッフの言う通りにすること。
そんな中、彩は自分たちのことが書かれたweb記事を見つけます。内容は案の定バッシングで、記事についたコメントも辛辣。
心ないコメントの数々ですが、彩はそれを全て事実だといって否定しません。
本当のことであったとしても、人が傷つくようなことを言うのは人としてよくないとイヴは憤りますが、メディアはそうじゃないんだと、千聖は遠い目をして言います。
彩は研究生時代から似たようなことを言われてきた、だから大丈夫だと、逆にイヴを気遣います。
イヴは発破をかけます。たくさん練習して、絶対、またステージに立とうと。日菜、麻弥、彩はその呼びかけに応えます。
自分には立ち止まっている暇なんてない。もっともっと努力しなきゃ。そう決心します。
あくまで大きなステージに立ちたいだけ、それができるならパスパレということにはこだわらないという日菜。
千聖はこの発言を拾いますが、特に他意があるわけではない日菜は「別に抜けたりしないから大丈夫」だと軽く流します。
(千聖が順調にフラグ立てていくのめっちゃ怖いんですが……)