『バンドリ』バンドストーリーを3分でわかるようにまとめました、Pastel*Palettes編3・4話をお楽しみください。
事前収録の歌とエア演奏のアイドルユニット『Pastel*Palettes』として活動することになった丸山彩、白鷺千聖、若宮イヴ、氷川日菜、大和麻弥の5人。デビューライブに向けて、本格的に活動を開始します。
第3話 アイドル、新鮮ですっ
開幕ムリムリラッシュ。臨時ではなく、パスパレの正式メンバーになるよう誘われた麻弥は大慌てのようです。
麻弥は千聖の見立てのとおり美人で、しかもミュージシャンやエンジニアとして申し分ない腕を持っています。
ですが、あくまで頑なに遠慮する麻弥。自分は前に出るタイプではないし、ましてやアイドルになるなんて考えられないと。
千聖は更に、迫真の様子で頼み込みます。自分たちは突然アイドルバンドとしてデビューすることになったけど、バンドの知識がない。
ただでさえ、ドラムのメンバー探しは難航してます。そんな中で、メンバーとして理想的な人を仮のメンバーにしておくのは確かにもったいないです。
千聖だけでなく、他のみんなも同じ気持ちでした。立場上は臨時メンバーかもしれないけど、いろいろ教えてくれる麻弥が大好きで、正式なメンバーが決まってお別れは寂しい。
麻弥は、ここまで自分が頼られているということに感動しています。
自分にアイドルが務まるかは自信がないけど、ドラマーとしてパスパレを支えていきたい。ついに麻弥は、正式メンバーに加わることを決めました。さっそく千聖は、麻弥を衣装のフィッティングに誘います。
そのことを、次の打ち合わせでスタッフに伝える千聖。スタッフのほうもメンバー探しに難航していたようで、むしろ助かると快諾しました。
麻弥は改めて、事務所スタッフに自己紹介。スタッフもまさか裏方からアイドルが生まれるなんて思ってもなかったでしょうねww
衣装のフィッティングを始めます。可愛い衣装に5人は大喜び。
麻弥だけはこれから採寸ですが、他のメンバーの衣装はもう仕上がっているため、さっそく試着してみることに。
衣装を試着した4人。お互いの姿に大絶賛です。彩は、研究生時代からアイドル衣装には憧れていたからか、とても嬉しそうです。
あとは衣装のサイズの微妙な調整と、楽器を持った時の動きやすさ。
日菜は業界歴が短いため、ただの試着だと勘違いしていたようですが、アイドルとしてのお仕事に支障がないか、確認をするための試着です。もちろん、不都合があれば修正してもらいます。
試着とはいえ、実際に衣装を着ることで、アイドルになる実感を得るとともに、やる気が湧いてきたようです。
一方で麻弥は、衣装の採寸に手こずっています。くすぐったいのに弱い人生だった。
第4話 消えた演奏
(こう、タイトルの、なんか「うん、知ってた」感)
お披露目ライブの当日になりました。5人は楽屋で出演を待っています。
観客数は想像以上に多く、スタッフが言うには1万人は超えているとのこと。芸能界パワーってすごいな……。
日菜は萎縮するどころか意欲的です。この会場の人達全員に、自分たちの演奏がフェイクだと気づかせないように振る舞うことに対して。
一方で彩はとても緊張しています。イヴに話しかけられて、MCで話す内容が全て飛んでしまったそうです。
研究生時代とはステージの規模が違いすぎという彩を、千聖が励まします。もう研究生ではなく、パスパレの丸山彩に生まれ変わったんだと。
この3年間、アイドルのことはもちろん、苦手なMCだって放り出さずに練習してきた。今日に向けてやることはやってきた。彩は自分に言い聞かせます。
5人はいよいよステージへ。
緊張を振り切って、立派にMCをこなしている彩。そのまま順調にライブに移ることができました。
観客も好感触で、このまま最後まで完走……というところで、なんと演奏が消えてしまいます。
原因はわかりませんが、この状況をとにかくなんとかしなければ。ですが、彩は頭が真っ白になり、声が出ません。
観客にも口パク、エア演奏がバレつつある中、芸能界歴の長い千聖が機転を利かせ、機材トラブルだと説明します。上手いこと切り抜ける力はメンバー随一かもしれない。
しかし、観客がそれで納得するはずがなく、ブーイングは大きくなるばかり。ひとまず5人はステージ袖へ掃けることに。
原因不明の演奏中止。ただ戸惑うことしかできません。
こうなることは誰にも予測できませんでしたが、いずれにせよ1万人のお客さんの前で、アイドルを演じることができませんでした。厳密には、嘘をつき通して、夢を与えることすらできなかった。
もともと彩とイヴは、口パク、演奏をしないということに懐疑的でした。いくらアイドルが、お客さんに夢を与えるのが仕事だといっても、それは嘘をつき通して夢を与えるのではなく、それより罪深い”騙す”ということに他ならないのでは?