『バンドリ』バンドストーリーまとめ。おたえから『アフロ』と略されてしまったAfterglowのストーリー15・16話です。
これまで、自分の気持を素直に伝えることができず、バンドのメンバーや、父親から逃げてきた蘭。ですが、多少の衝突はあったものの、自分の本当の気持ちをみんなに打ち明けることができました。
また蘭は、バンド活動を”ごっこ遊び”だとに反対する父親に、その真剣さを伝えなければなりません。
第15話 自分の思い
大ゲンカから数日後のこと。父にバンドのことを話す決心をした蘭は、いよいよ父のもとへ。
他の4人は本当に1人で大丈夫かと心配しますが、蘭は一人で大丈夫だと言います。他の4人は、家の前で待機することに。
蘭よりもひまりのほうが緊張しているようですが、とにかく蘭を信じるしかありません。
大天才のモカ様、まだ煽る。ちなみに今回は妙に『泣かすこと』にこだわります。
なお、一連の展開のせいで忘れられがちですが、つぐみは過労で倒れて病み上がりです。それにもかかわらず、蘭にとって大切な日ということで駆けつけています。
美竹家のリビングに、父はいました。その口ぶりから未だに、蘭がバンドをやめることを期待しているようです。
蘭は、むしろバンド活動をやめたくないから話をしに来たことを伝えます。
自分はバンドを続けていく。父さんはバンドをごっこ遊びというけど、自分たちは真剣にやっているということ。
ですが父は、けんもほろです。口で本気と言われたところで、これまでの蘭の行動を考えると、納得はできないと。
そこで蘭は、今度のライブ『ガルジャム』のチケットを父に渡します。そして、Afterglowというバンドが自分たちだから、見に来てほしいと伝えます。
自分たちはいま、このイベントに向けて頑張っている。そのライブでの姿を見て、納得してほしい。
もちろん華道のことも忘れてはいません。真剣に華道のこと、将来やさまざまなことからも逃げずに向き合っていきたいと。
これに父は了承します。『ガルジャム』を見に行くというのです。もちろん、父が納得する演奏ができなかった時は、また振り出しです。
蘭の父は、心なしか嬉しそうにしています。なぜなら、蘭が初めて、自分の本当の思いをぶつけてきたから。そして「このあと練習に行く」という言葉に否定的な反応をすることもありませんでした。
思えば、父の態度は終始一貫していました。蘭のバンド活動について否定的だったのは、それが真剣さを欠くごっこ遊びのようだった。華道の家を継ぐという将来に対する逃避行動のように見えていた。
ですがこうして、蘭の真剣さを知ることができた。決してごっこ遊びではない。そして将来のことも考えている。それが理解できれば、父親として、娘の行いを認めないはずがないのです。
蘭は去り際、父に一言伝えます。「ありがと」。
第16話 キレイな夕焼け
蘭の家の前で待つ4人。蘭が話し合いにいってから、ずいぶん時間が経ちました。
「話し合いで泣いてしまって、目の腫れが引いてから出てくるんじゃない?」とモカは意地悪発言。やめたげて。ていうか蘭を泣かすのにこだわりすぎだろww
そうこうしているうちに、蘭が出てきました。父にはとりあえず話はついたと、4人に報告します。
そして「早くスタジオへ行こう」と4人を急かします。『ガルジャム』で父が納得する演奏をするためには、練習を頑張らないといけないからです。
蘭がバンドを続けられることに4人は大喜び。一方でモカは「泣いてるでしょー」と蘭をイジリ倒して泣かせてしまいます。
ほんとに泣かせる奴があるか!!
感極まりって涙が止まらない蘭を抱き寄せる巴。
素直になれず、意地を張って、これまでさまざまなことから逃げ続けた蘭。そんな彼女が今日、4人に思いを伝え、父親から逃げずに向き合いました。本当によく頑張った。
「蘭が戻ってきてくれてよかった、Afterglowはやっぱりこの5人でないと」と、他の3人も大喜び。
蘭は、3人に対しても、普段なかなか言えなかった感謝の言葉をかけます。「いつも助けてくれてありがとう」と。
気づけば、日が沈む時間。西の空は綺麗な夕焼け空。ライブの成功を夕日に誓おうと、ひまりは発破をかけます。
が、誰も乗ってくれません。だって「えい、えい、おー」はダサいもん……。
あっ、蘭やさしい。
ひまりが締まらないことをしてくれたお陰で、Afterglowは完璧な『いつも通り』に戻ることができました。
とにかく、自分たちの抱えるさまざまな問題にケリがつきました。あとは、ガルジャムに向けて練習を積み重ねるのみ。
自分たちのために、自分たちが納得のいく最高の演奏をしよう。巴はそうやって意気込みます。
その後、5人はスタジオへ。
久しぶりの練習にもかかわらず、ぶっ通しでやったお陰で、なかなかお疲れのようです。練習は一旦休憩に。
スタジオのラウンジで、モカは蘭を呼び止めます。
またみんなで夕焼けが見られてよかった。戻ってきてくれてありがとう。おかえりというモカ。蘭はいつものように照れくさそうにすることはなく、心からの「ただいま」を返すのでした。