『バンドリ』バンドストーリーまとめ。ポピパとは違ったアツさのある『Afterglow』のストーリー、9・10話をまとめました。
バンド活動と家業をめぐり、父親との確執が深まる蘭。そこでさらに、つぐみが過労で倒れるというアクシデントが。日に日に心を乱していく蘭を、他のメンバーは気遣いますが……。
第9話 関係なくなんかない
つぐみが過労で倒れ、病院に運ばれる騒動があってから一夜が明けました。
蘭を探して学校を歩き回る巴。モカは”いつものところ”にいたといいます。
蘭は思い詰めた時にそこに行くものの、最近はあまり行かなくなっていました。つまり”いつものところ”にいたということは……。
Afterglowは今日から練習再開です。つぐみは体調を考えてまだ参加できませんが、『ガルジャム』まで時間がありません。
それに、つぐみが安心して戻ってこられるためにも、できるだけのことはしておく必要があるのです。
学校の屋上で物思いにふける蘭を、モカが呼びに来ます。どうせもう遅刻の時間。みんなに怒られるなら2人一緒のほうがいいと、モカなりの気遣いです。
それでも蘭は、1人で怒られるからいいよ、家でも怒られ慣れてると言います。
ここで初めて、Afterglowのメンバーに、いまの悩みを打ち明けます。バンド活動のことで父と言い争っていること、ごっこ遊びのつもりならやめろと言われていること。
蘭はもちろん、バンド活動のことを本気で考えています。バンドをやめるつもりはない。そして、華道を継ぐつもりもないと。
蘭は感情的になっている自分に気づき、改めてモカには先に練習に行くように伝えます。
モカはいつものように、あっけらかんとしたノリで練習に合流。そしてみんなには、蘭は後で来ると伝えました。
もちろん巴、ひまりは蘭を心配します。今日、練習に来ればいいんですが……。
そんな心配をしているそばから、蘭が到着。別に心配をされるようなことはしていないと強がります。
気遣ってくれるひまりを突っぱねてしまう蘭。自分が授業に出なくても、ひまりには迷惑をかけていないし、関係ないだろうと。
見かねた巴が割って入りますが、自分が何しようがみんなには関係ないの一点張り。
関係ないわけがない。巴は激怒します。
自分たちが蘭のことをどれだけ心配しているか。幼馴染として、そこらの人間よりもどれほど蘭のことを理解しているか。そして、なぜ「関係ない」とまで言えてしまうのか。
家の事情も知っている。将来のことなんかで悩んでいることも知っている。でも、何も言ってくれないからどうすることもできない。
ひまりの静止により、巴は冷静さを取り戻しますが、蘭はたまらずスタジオを飛び出してしまいます。
巴はすぐ、感情的になったことを反省。ひまりも、もう一度落ち着いて冷静に話せばわかりあえると、精一杯フォローします。
ですがそれでも巴はいたたまれず、外の空気を吸ってくると出ていってしまいました。
続けざまに、蘭を探してくるといってスタジオを出るモカ。
一人残されたひまりは、どうすればいいかわからず、その場で立ち尽くしてしまいます。
第10話 似た者同士
スタジオで一悶着あった、その日の帰り道。ひまりは歩きながら回想します。
あの状態からまた集まって練習再開というわけには当然いかず、かといって何か言葉を交わすわけでもなく、4人はバラバラに解散。
ひまりは、一人の帰り道をとても長く感じているようです。物心ついた頃から5人はずっと一緒でした。その5人がバラバラになったことで、寂しさは余計に募ります。
しかも、ひまりはAfterglowのリーダー。それなのに、みんながスタジオを飛び出していった時、自分だけが何もできなかった。そのことを強く後悔しています。
また5人揃って演奏することはできるのでしょうか?
ところは変わり、モカのアルバイト先であるコンビニでの出来事。同じバイト仲間である『Roselia』のリサとともに、レジをしています。
モカは「どれだけテキトーなあいさつをしてもバレないか」というツイッタラーくさいチャレンジをしているようです。くだらねぇww
「サンシャイン」でもバレなかったそうですが、これは同じブシロード系列のゲームならではのメタ発言として捉えていいのかな。
「ウケるー!」とギャルらしい褒め言葉を放つリサですが、そんなリサに同じく『Roselia』の友希那から連絡が。
そういえば、友希那とリサは幼馴染です。家が隣同士で、10年以上の付き合いだとか。
“幼馴染”という関係の人を持つ者同士、モカはリサに、蘭のことを打ち明けます。
一連の事情を知ったリサの疑問は、”モカは蘭の悩みに対して何かリアクションをしたのか”ということ。
蘭には、スタジオを飛び出すくらいには悩んでいることがあった。だから屋上で話してくれた。それに対してモカはどう受け止めたのか。
モカは、蘭が辛いことがあれば聞いてあげて、できるだけ辛くならないようにしてあげようとした。それが数々の、あの脳天気な励ましでした。
リサは続けざまに質問します。では、蘭にどうしてほしいのか。
モカは更に答えます。蘭にバンドをやめてほしくない。でも、ずっと一緒にいたいからこそ、家のこととも向き合ってほしいと。
それを受けたリサのアドバイスは、それをそっくりそのまま伝えればいいんだよ、というものでした。
ただ隣にいるだけではなく、伝えたいことはちゃんと伝えなきゃ。間違った方向に向かおうとするのを止めることも親友の役割だというのです。
これは、リサ自身の経験から来るアドバイスでした。なぜなら、リサと友希那もまた、いまの蘭とモカのように同じ壁にぶつかり、乗り越えてきたからです。
こんなことで十数年来の友情が壊れることはない。あなたたちもきっと乗り越えられる。だから頑張って。そんなリサからの力強い応援です。
「当たって砕けろ」というリサに「もし私が砕けたら粉を海に撒いて」と茶化すモカ。完全に、いつもの調子を取り戻したようで何よりです。
次回、モカが魚の餌にならないことを祈りましょう。