『バンドリ』バンドストーリーをダイジェストで楽しみましょう。バンドストーリーまとめ、今回はAfterglowの5・6話です。
ガールズバンドイベント『ガルジャム』に出演に向けて練習を積むAfterglowの5人。しかし、華道の家元の娘である蘭と、バンド活動に否定的な父親が対立。問題を抱え、それが解決しないまま、時間は刻一刻と過ぎていきます。
第5話 みんなおそろいだねっ♪
朝、ひまりは自宅のポストを覗きます。ガルジャムの案内状が届く予定のため、毎日チェックせずにはいられないのです。
ポストを覗き始めて数日、ついにガルジャムからの封筒が届いていました。それは紛れもなく、ガルジャム運営からの、出演者案内です。
ひまりは、他のメンバーを羽沢珈琲店に集めます。
ガルジャムの出演者案内を見て、盛り上がるわけでもなく、ただただ息を呑むみんな。
巴は「あっ、うん、そうだね」という感じだし、つぐみは感動のあまり、むしろ泣いている。極端な人たちだなww
モカは素直に嬉しそうにしており、蘭も満更ではないようです。
嬉しいのは嬉しいんでしょうけど、こういう、強い実感をともなう感動って、あんまりオーバーに表に出ないんですよね。
出演が正式に決まったとすれば、さっそく練習……とその前に、ひまりはみんなに見てほしいものがあるといいます。
実は、みんなの分のお守りを作ってきたそうなのです。そういってひまりは、前衛的なデザインの小さなぬいぐるみを披露しました。
ひまりの所属するテニス部では、大会前に手作りのお守りを身につける慣例があるらしいのですが、みんなに隠れて作っていたものがようやく完成したとのことでした。
一様に静かになる4人。あっ……(察し)
まあ、せっかく作ってくれたんだし、こういうのは気持ちが大事。各々、自分の楽器のケースにつけるそうです。
みんなでおそろいのお守りを使うことができ、ひまりはご満悦の様子。本番まで練習を頑張ろうと意気込みます。
というわけで、Afterglowはその日の練習を開始するのでした。
第6話 私に、何ができるんだろう?
スタジオでの練習終了後のこと。ガルジャムへの出演が決まり、その勢いでスタジオに入ったのはいいけど、練習ばかりではなく、ライブの内容についても打ち合わせが必要です。
モカは話し合いがめんどくさいのでみんなに丸投げしようとしますが、ひまりはそれを止めます。こういうのはみんなで話し合ったほうがいいんです。
ガルジャム当日、Afterglowと共演するのは、どれもそれなりに知名度があるバンドばかり。中には、メジャーデビュー間近のバンドもいて、レベルの高いイベントになることが予想されます。
それを聞いて弱気になるつぐみ。本番、失敗しないか心配なようです。
ですが、イベント内容や会場が違っても、やることは一緒。つまり『いつも通り』のライブをするだけです。
それを踏まえて、当日のセットリストの話題を出す巴。
それを尻目に、つぐみはどんどん不安を募らせていきます。バンドメンバーはみんな優秀で、頼りになる。それに比べて自分ができることは少ない。改めて、自分には何ができるんだろう?
自分の世界に入り込むつぐみを連れ戻すひまり。モカよりボーッとしてたのなら、それは重症ですね。
蘭はつぐみの体調を心配し、話し合いの日を改めようとしますが、つぐみは気を取り直し、大丈夫だといいます。
セットリストの件は概ね内容が固まりました。練習で実際に演奏してみて、適宜調整という形です。
ひまりはガルジャム運営に出演者情報の連絡をする係でしたが、どうやら忘れてしまっていたようです。煽るモカ。ひまりは落ち込みますが、巴は「まだ時間はあるから大丈夫」だとフォローします。
ところでガルジャム当日には、大きいレコード会社のお偉いさんなども来るそうで、有望なバンドやプレイヤーはその場でスカウトされることもあるとのこと。
「僕と契約してミュージシャンになってよ!」
メジャーデビューすれば、将来、有名人になれる可能性がなきにしもあらず。
まあ、そんなにうまくいくなら誰も苦労はしませんが、万が一ガルジャムで大成功を収めることができれば、普通にワンチャンあるかもしれませんね。
数年後の自分たちはいったいどうなっているだろう。自分たちの将来の姿やバンドの行く末をまざまざと考えさせられる話題です。
そしてその”将来”という言葉を意味深に捉える蘭。”メジャーデビュー”に”将来”とは、いままさに蘭が直面している課題のキーワードです。
蘭は、この5人でバンドをできればよく、メジャーデビューに興味はないと切り捨てます。他のみんなもそれに同意のようです。
将来よりも、目の前のライブに向かって進みたい。メジャーデビューや、その先の話をしても仕方がない。これが5人の総意でした。
そして巴は、今の蘭の前で将来の話をすべきではないとこっそり反省するとともに、蘭が自分の将来や家の問題を一人で抱え込んでいることを、もどかしく思うのでした。