『バンドリ』バンドストーリーをまとめました。Afterglowのエピソード3・4話です。
ガールズバンドの登竜門イベント『ガルジャム』への出演を決めた5人。せっかくのチャンス。最高の演奏がしたいと意気込みます。
一方で、蘭は電話で誰かと揉めていました。一体どうしたのでしょうか?
第3話 外れたキー
とある練習の日。終わり際にもう一度、音を合わせてみることに。
蘭は喉の調子が悪いようです。巴はそれを心配しますが、長い時間練習して疲れただけだと、はぐらかされます。
微妙な空気を察し、自分も頑張りすぎて疲れた、そろそろ切り上げようと言い出すひまり。
練習を終え、5人は帰路につきますが、やっぱりひまりは、蘭のことが気にかかっています。
珍しくキーを外していたし、心なしか表情も暗く見えた。やっぱりあの電話と関係が?
難しい顔をしていると巴にツッコまれ、慌ててごまかすひまり。
蘭と別れる時も、やっぱり疲れた顔をしているようでした。巴、モカ、つぐみは気づいているのでしょうか?
蘭は自宅へ到着。「おかえり」の言葉もなく、蘭の父は、バンド活動のことを腐します。
美竹家は華道の家元で、蘭はその跡取り。それなのに、華道の集まりをそっちのけでバンドに熱中している。父は、それが気に入らないようです。
父さんには関係ないと、蘭は突っぱねますが、父はそれでも言葉を続けます。後継者だからこそ、もっと積極的に華道に触れるべきだと。
蘭は自室に逃げ込み、一人考え込んでしまいます。毎日これだったら人によっては家出少女になりますよね。
時間は戻って、蘭と別れたあとの4人。
蘭の疲れた様子に、つぐみと巴も気づいていました。練習でミスが続いたのは、単純に長時間練習して疲れたからではなさそうです。
巴は、蘭が頻繁に誰かと電話をしていることを知っていました。またその相手は、蘭の父親だということを推測します。
美竹家の事情は、つぐみと巴も知っていました。蘭が後継者になることはもちろん、そのことを巡って揉めていることも。
ひまりは、その日の休憩の時のことを打ち明けます。モカも一緒にその様子を見ていましたが、「ムムッ!とした感じはいつものことでしょ」とあまり気に留めていません。
単なるひまりの勘違いなら、それに越したことはないんですが……。
とにかく、明日以降も似たような感じであれば、折を見て話を聞いてみる必要がありそうです。もっとも蘭のことなので、何かあってもなかなか話してくれそうにはないですが。
蘭自身のことはもちろん心配ですが、蘭がずっとこの状態であれば、ガルジャムの出演も怪しくなってきます。
急に弱気になるつぐみと、それを励ますひまり。ガルジャムには必ず出られるから大丈夫だと。
ガルジャムには審査があります。ベストな状態でなければ、その審査に通ることすら危ういんじゃ……。
ますます弱気になるつぐみを、巴は励まします。自分たちの音は最高だと信じているなら大丈夫だと。
それぞれの帰路につき、1人になったモカ。彼女は不意に、蘭に電話をかけます。用件は特にない。でもそんな中身のないコミュニケーションに救われることがあって、モカはそれを知っているのです。
電話を切ると「蘭、がんばれー」と、モカは一人つぶやくのでした。
第4話 練習、しよう
その翌日、学校の教室にて。
昨日はなぜかドキドキして眠れなかったつぐみ。同じくひまりも寝不足だそうですが、理由は”まだ”秘密。
巴も寝不足ではないものの、昨日からずっと気持ちが高ぶってて落ち着かないそうです。
つぐみは生徒会の仕事もあって忙しそうですが、さまざまな活動をしているのはみんなも同じ。もっと頑張らないと、と意気込みます。
放課後、他の生徒会役員の仕事を引き受けるつぐみ。データの集計は量が多くて大変そうですが、なんのその、といった様子です。
ひまりはテニス部のコート整備の手伝いを頼まれ、二つ返事で引き受けました。が、他に引き受けたことがおざなりになっているようで、詰められる有様。
一杯一杯になっていましたが、そこに偶然現れた巴に泣きつき、なんとか事なきを得ます。
いっぽうスタジオで、ひとり練習に励む蘭。しかし、父のことが頭から離れず、練習に身が入りません。
そこにモカがやってきました。いつもの脳天気な調子で、蘭を元気づけようとします。
モカは、蘭の作りかけの譜面に注目。ですが蘭は、やっぱり作りかけなので、見せられないと隠してしまいます。
そこでまた、蘭に着信が。もうこの着信音やだ。オクラホマミキサーとかにしてほしい。
蘭はついに電話をスルー。練習を再会します。
下校中のひまりとつぐみ。テニス部も生徒会も、今日は特にハードだったようです。
そこに練習帰りの蘭、モカが合流。さらにナイスタイミングで巴まで合流。そこはかとなく漂う、三谷幸喜の喜劇感……。
昨日は疲れてたみたいだけど、今日問題なく練習できてたみたいでよかったと、巴は蘭を気遣います。
巴は何をしていたのかというと、楽器のメンテナンスに行っていました。ガルジャムに出るんだから、少しでもいい音を出したいんだと。
スタッフには出たいと伝えてあるので、数日のうちに出演者案内が届くはず。
テキパキと言ってのけるひまりに対し、ひまりがテンパってないとムズムズするというモカ。ついにひまりをくすぐってムズムズ(物理)させます。もうイジられキャラから抜け出すことはできないのだ……。
蘭のこととガルジャムのことが同時進行していて、これからもっと複雑なストーリー展開になりそうですね。