『バンドリ』バンドストーリーまとめ。Poppin’ Partyぶん19・20話のダイジェストです。いよいよ現行の最終話ですね。
商店街のお祭りを存続していくために尽力してきた5人。その活動を、ステージの演奏で締めくくるはずでした。
ところが、お祭りの騒音に対してクレームが入り、区役所職員には演奏中止を言い渡されます。
第19話 ミッシェルの手招き
まさに青天の霹靂です。たった1本のクレームで、演奏が中止になってしまいました。
お祭りが中止にならなかったのは不幸中の幸いですが、それにしても悔しい。
みんなが途方に暮れる中、香澄は、苦情を送った人に謝って、事情を説明し、ライブだけはさせて貰えるように頼んでみると言います。タフな子ですね。
それがどこの誰かもわからないし、会えたとしても、お願いを聞いてもらえるかどうかはわからない。
でも、ダメ元でもやってみる価値はある。区役所の言いなりにもなりたくない。5人の意見は一致します。
そうと決まれば……というところに、意外な珍客が。商店街のマスコットであり『ハロー、ハッピーワールド!』のDJ・ミッシェルが手招きをしています。
ミッシェルは何やら「ついて来い」と言っているようなので、5人は案内に従うことにしました。
ミッシェルの後を追うと、そこは演奏するはずだったステージ。商店街のおじさんは、戻ってきた5人を見て驚きます。
しかし、それより驚きなのが客席の様子。どうやら、ステージには多くの人が集まり、ポピパの演奏を心待ちにしているようなのです。商店街の人たちも、宣伝に尽力したそうです。
そりゃ、ポピパだって演奏はしたい。楽しみにしてくれる人たちがいる。有咲は、区役所の職員にステージを見るように促します。ていうか係長、まだそこにいたんだ……。
地域を活性化するというお仕事は大切。でも、地域に住んでる人たちから楽しみを奪ってまでする”活性化”ってなんなんだろう?
お祭りは採算性がない、割に合わないといってやめてしまうのは簡単ですが、そうすれば、楽しいことが失われてしまうのです。
商店街のおじさんは、苦情については自分たちが責任を引き受ける。だから5人には演奏をしてもらおう。そういって係長を説得しようとします。
係長はついに根負けしました。むしろ、このままではかえって騒ぎが大きくなりそうだから、演奏しなさいといいます。ベジータとか飛影みたいな「勘違いするなよカカロット(浦飯)」タイプのツンデレだった。
ともかく、これで演奏ができますね。
5人が衣装に着替えてステージへ出ると、歓声が上がります。
本当はなくなってしまうはずだったお祭り。でも、来てくれた人と、商店街の人たちと、仲間たちのお陰で、最高に楽しいお祭になった。
ポピパの仲間たちに「ありがとう」を伝えたくてたまらない香澄。それを有咲はなだめます。あくまでそこはステージで、お客さんの前。待たせてしまってるから、グッとこらえないと。
アドリブのコントを見せられ、客席からは笑い声が。ライブはこういうところもいいですよね。
改めて、ポピパは演奏を始めます。仲間たちと作った曲を、ここにいるみんなへの感謝を込めて。
第20話 ポピパキャンディーの絆
お祭りのライブは終了。5人はヘトヘトに疲れています。アンコールを3回もやったそうな。それは疲れますね。
とはいえ、みんな喜んでくれていたようです。それに、自分たち自身も楽しかった。
沙綾は「あんまりのんびりしてると、出店終わっちゃうよ」と4人の尻を叩きます。
新曲を作ったのも、商店街のお祭りを復活させたのも、何もかもの発端はポピパキャンディー。これを食べなければ本末転倒なのです。
飴細工屋でポピパキャンディを作ろうとする香澄。星ではなくヒトデができてしまう……。
沙綾はパン屋の娘だから細かい作業も得意だそうで、綺麗に作っています。
たえは、香澄を作っています。有咲も作っています。丸顔の有咲キャンディ。見てみたい。
そこへ、なんと区役所職員が登場。「また難癖をつけられる」と有咲は警戒しますが、来年のお祭りで演奏するときは、住民への周知や、理解を求めるため、事前に教えてほしいという用件でした。
それはつまり、来年以降もお祭りは継続されるということです。区役所職員はあくまで区民の味方。お祭りの盛況ぶりを見て、考えが変わったのでしょうね。
また、ポピパの5人についても、その力を認めたようです。彼の言わんとするところを先取りして、たえは「絆」という一文字で答えます。
そのあとも迂遠的な表現で5人を褒めますが、要は「感服した。私も見習おう。頑張ってくれ」と言っています。
来年のお祭りには区の予算も正式に下りるとのこと。これで何もかも報われましたね。
人混みを離れ、場所を移して。改めてポピパキャンディのお披露目です。おそろいで、食べるのがもったいない、可愛らしい仕上がり。
ですが、食べてしまっても大丈夫です。来年もお祭りはありますからね。
この先、お祭りがやってくるたびに、今日のことを思い出すはずです。
また一つ思い出ができた。そうして一つずつ思い出ができていく。そうやって思い出を増やしていきたいと、5人は口々に語ります。
もちろんお祭りだけでなく、たくさん曲をつくって、たくさんライブをやりたい。そうなるとまた合宿で、有咲の家にお世話になるかもしれません。あるいは、今度こそ海や山へ旅行に?
でも、みんなとだったらどこに行っても、何をしても楽しい。これからも楽しいことをたくさんしたい。香澄はいつも通り、真っ直ぐな想いを伝えます。
5人は最高の仲間。これからも、ずっと。