『バンドリ』バンドストーリー『Poppin’ Party』5・6話をまとめました。
みんなが楽しみにしている商店街のお祭りが中止に。中止になった理由はやっぱり予算の都合という大人の事情だそうです。どうすることもできず、5人は蔵に戻って練習を再会しますが……。
第5話 幻のポピパキャンディー
お祭りの飴細工屋さんにポピパキャンディを作ってもらって、みんなで食べようという計画でしたが、お祭りが中止になってしまっては、どうにもなりません。
でも、どうしてお祭りがなくなってしまったんだろう? 5人は疑問に思います。自分たちだけでなく、みんなが楽しみにしているお祭りをなぜやめてしまうんでしょうか。
何かにつけポジティブ、言い方を変えればあまり難しいことを考えない香澄が珍しく唸っています。
いずれにせよ、お祭りなしだと今年は寂しくなります。キャンディもお預けになりますね。
5人は、お祭りがなくなってしまった理由を勘ぐります。何かの陰謀、大人の事情などいろいろ考えますが、結局のところ、よくわかりません。
(実際こういうのは採算が取れないとか、運営側で音頭を取っていた熱心な担当者が異動になったりとかいうのが主な理由だったりします)
そこへ『Aftergrow』のドラム・巴がやってきます。ポピパの5人は巴に事情を説明。巴もお祭りや、飴細工屋さんのことを楽しみにしていたそうで、祭りがなくなってしまったことに関しては、5人と同じ気持ちのようです。
「お祭りがなくなってしまって、商店街の人は悲しくないのかな?」と、香澄は改めて問います。なくなる理由がわからない。
巴が言うには、どうも予算の問題だそうです。区から予算が下りないため、今年はお祭りができないというのです。
人がたくさん来て、毎年大盛況にもかかわらず、予算が下りないのはどうしてでしょうか?
そればかりは、ただの高校生にはわかりません。事情を知る人達に聞いてみないことには。
「じゃあ、その人たちに聞いてみるのはどうかな?」と香澄は提案しますが、有咲は「本当も何も予算が下りないことが原因でしょ」と返します。実際「予算の問題」と言われるとどうにもなりません。
巴と別れたあとも、5人の会議は続きます。巴も楽しみにしていたようだし、キャンディを食べたかった。どうにも諦めきれません。
なんにしても、いつまでもそこで固まっていても仕方ありません。お祭りがなくなってしまったからといって、うなだれていても何にもならないのです。
有咲は気を取り直して練習に戻ろうと言いますが、香澄はまだ釈然としないようです。
第6話 お祭り、復活させよう
有咲の家の蔵に戻った5人。しかし香澄はまだ唸っています。よっぽど悲しかったみたいですね。「ほっぺがハムスターみたいに膨らんでる」という例えが小動物好きのたえらしい。
楽しみにしていたお祭りがなくなってしまった。とはいえ、区の人達が決めたとあっては、ただの高校生にはどうしようもありません。
ところで、有咲からとある疑問が。今年のお祭りはなくなったとして、来年以降はどうなるんでしょうか? ただの”中止”なのか、無期限の”廃止”なのか。
予算が下りなかったということは、よほどの事がなければ復活はしないと考えていいかもしれません。
香澄は「まだ1回も行ったことないのに」と……えっ、行ったことなかったの!? 今までどこに住んでいたんだ……。
まあ、お祭りは他にもいっぱいありますし、別に商店街のお祭りにこだわらなくてもいいんですが、香澄は一歩も譲りません。商店街のお祭りじゃないとダメらしい。1回も行ったことないけど。
でも、そこで駄々をこねてもどうしようもありません。それより5人にできることはバンドの練習です。
5人は練習を再開しますが、香澄はお祭りのことが忘れられないらしく、集中できていません。音が合っていないと、沙綾に指摘されます。
「練習を集中しないならやめるぞ」と有咲。なにやら不穏な空気に。
そこまでお祭りが楽しみだったのなら、どうにかしてあげたい。
「じゃあ、自分たちでキャンディを作ろうか?」と、たえから素敵な提案。確かにお祭りがなくても、それはできそうなものですが、却下。
あまりにも目に見えてしょんぼりする香澄を心配するりみ、沙綾。しかし有咲だけは、「ただヘコんで終わるだけの奴なら私は苦労していない」と気にしていません。
そう言っているそばから、香澄は何かを思いつきます。どうにも諦めきれない。
商店街のお祭りを、自分たちでなんとかできないか。自分たちにできることはあるだろうか。
お祭りを復活させ、みんなでポピパキャンディを作るために、何かできることを探そう。香澄は想いを語ります。
もともと。みんな同じ気持ちでした。ポピパキャンディを食べたい気持ちは5人とも同じだったのです。
自分たちの力で、お祭りを復活させることはできないだろうかと香澄は提案します。方法はこれから考えるというのが香澄らしい。
区が一度決めたことを変えるのは大変。実際、こういうのは年度頭に決めたことはそうそう覆りません。敵は強大です。
それでも、自分たちにできることがあるなら、手は尽くしたい。でも解決策なんて、その場で考えてすぐ思いつくようなものではありません。
何にしても、このままでは練習にならない。沙綾の提案で、いったん休憩することにしました。
有咲は「何か飲み物を持ってくる」と席を外します。冷たいものを飲めば、火照った頭をクールダウンできるはず。