ワンダーランドドリームズ環境も後半戦に突入し、目前には月一のナーフが控えています。
次はどのカードがナーフされるのかという議論も頻繁に行われる中、豊富なカードプールを生かして新しいデッキを作ろうと苦心する人も多いようです。
また、エルフは冥府、ビショップはサタンのように過去の強力デッキを回願する動きも。
そんな中、ウィッチは新たに「ニュートラルウィッチ」というアーキタイプを手に入れましたが、レッドエーテルは基本的に有限。
強いデッキが出来るたびに乗り換えているという人は、エーテルが枯渇してしまったという人もいるのではないでしょうか。
そんな方に朗報なのが、「ドロシーウィッチ」はまだまだ現在の環境で戦えるというもの。
ここでは、なぜ現環境で「ドロシーウィッチ」が戦えるのかということも含めて紹介していきたいと思います。
目次
参考デッキレシピと紹介動画
以下は「Aki」氏によるデッキ紹介動画です。
RAGEで見たデッキを自分なりに改良、古いと思われるデッキを、現環境なりに改造しています。
なお、サンプルデッキレシピはあくまでもサンプルなので、動画のものとは多少異なる点に留意してください。
エンジェルスナイプ× 3
知恵の光×3
古き魔術師・レヴィ×3
マジックミサイル×3
ゴーレムの練成×3
ウィンドブラスト×3
虹の輝き×3
ルーンの貫き×3
ゲイザー×3
運命の導き×3
白雪の嵐×2
刃の魔術師×3
魔法剣×2
次元の魔女・ドロシー×3
デッキ概要 スペルで下げて大量展開
デッキリストを見て驚くのが、デッキの大半を埋め尽くすスペルの数でしょう。
その数実に28枚。
3分の2がスペルで作られているという計算になります。
それもこれも、デッキの冠となっている「次元の魔女・ドロシー」のコストを下げるため。
手札を総入れ替えしてしまう上に、入れ替えた手札のスペルをブーストするというとんでもない能力を持っている彼女。
なんと彼女自身もプレイヤーがスペルを唱えるたびにコストが下がっていくのです。
魔女ながらも対価は要求しないあたり、かなり優しい魔女ですね。
もちろん、コストが低下するのは彼女だけではありません。
魔法生物である「ゲイザー」もコストを低下させることのできるフォロワーの一体。
ドロシーから彼を引いてくれば、なんとその場で3/4を一体追加することが出来ます。
こうしてスペルブーストをかけたフォロワーを複数並べるのが「ドロシーウィッチ」の勝利パターンになります。
スペルブーストを持つスペルを次々と唱えよう
旧来のものと比べると、「マナリアウィザード」が投入されていないなど、このドロシーウィッチには大きな違いが有ります。
最も珍しい点は、「運命の導き」が投入されていることでしょうか。
このカード自身がカードを呼び込む上にちょうど「コスト5」なので、「ドロシー」で引いてくればそのまま手札補充をすることができます。
ドロシーウィッチの最も強力な勝ちパターンがドロシーからドロシーを連鎖させることなので、このカードはその動きをよりやりやすくしてくれるのです。
また、普通に手札に温存していても、3ターン目付近にはコスト0になっていることも多いので、単純な手札補強の手段としても活用できます。
ドロシーウィッチの選択肢としては、「魔法剣」も珍しい選択肢です。
これは定番フォロワーである「刃の魔術師」と組み合わせてバーストダメージを狙うことも出来ますし、「ゲイザー」にとりつけることで「魔将軍・ヘクター」の効果によるゾンビトークンと交換されることを防いでくれます。
体力4が一種のボーダーとなっている現環境だからこそ採用すべきカードといえるでしょう。
なぜドロシーウィッチが現環境で戦えるのか?
ドロシーウィッチが現環境で戦える理由は、採用されるAOEの数によります。
ドロシーウィッチが姿を消した「神々の騒乱」環境では、除去耐性の高すぎるネクロマンサー、せっかく並べたカードを1枚で吹き飛ばすバハムートなど、かなり逆風の吹いた環境になっていました。
ワンダーランドドリームズでも序盤から完全に場を固め、6ターン目にはほぼゲームセットの盤面を作り出してしまう「ニュートラルヴァンパイア」が幅を利かせたせいで、「昏き底より出でる者」を出されると厳しいドロシーにとってはかなりきつい環境でした。
それが現環境になると、除去耐性持ちは姿を減らし、フォロワーが殴りあう環境になっています。
そこで、最速で中量フォロワーを並べるドロシーウィッチに光が当たったわけです。
まとめ 今後もまだまだ戦えるデッキ! ドロシーは崩さないように
ドロシーウィッチは、今回光があたりましたが、スペルブーストを持つカードが出るたび、光の当たるデッキの1つだと思います。
今後シャドウバースを続ける上でも、彼女が活躍することは明白です。
環境が許せば、もしかしたら最強レベルのデッキであり続ける可能性すらあるでしょう。
まだまだ戦えるこのデッキ、ウィッチを使っている方は、是非使ってみてはいかがでしょうか。