混迷とした環境が続くシャドウバース。
そんな中、ある程度抜けた立場といえるのがネクロマンサーとヴァンパイアの2クラスでしょう。
前者はナーフを免れた最強のフィニッシャー、「魔将軍・ヘクター」の、後者は「豪拳の用心棒」をはじめとした強力なヴァンパイアクラスカードがその強さの根底にあるようです。
1枚のレジェンドがデッキパワーをあげているネクロマンサーはともかく、ヴァンパイアに関してはレジェンドが無くとも強いということをご存知でしょうか?
元々使っていたリーダーが環境にあわず、デッキの乗り換えを考えている人もいるはず。
そこで、ここでは格安で作成可能なヴァンパイアのデッキを紹介したいと思います。
目次
デッキ紹介動画と参考デッキレシピ
以下はMassy氏によるアグロヴァンパイアのデッキ紹介動画です。
環境にあわせたチューンナップによって、「レジェンドなし」に行き着いた構成に着目。
なお、サンプルデッキレシピはあくまでサンプルなので、動画のものとは異なる点に留意してください。
デッキ概要 ヴァンピィ+ヴァイト= 超強い
デッキの主軸になっているカードは、いずれも3枚投入されている「吸血姫・ヴァンピィ」と「吸血貴・ヴァイト」の2枚です。
彼らの相互シナジーによって相手の体力をごりごりと削っていきます。
いずれのフォロワーも標準レベルのスタッツでありながら反則級の能力を秘めており、同時に出してしまえば相手にとっては悶絶ものです。
吸血姫・ヴァンピィ
2コストフォロワーでありながら、強力なメリット能力を持つこのデッキのエースカードです。
蝙蝠が出るたびに「ガブってしちゃえ~」のボイスと共に相手の体力を削ってくれます。
本来ならばそれだけでも強いのですが、なんと進化によって自身で蝙蝠を生み出すことが可能です。
しかも、多くのメリットつき進化フォロワーとは異なり、そのスタッツは単純に+2/2されるという圧倒的コストパフォーマンスを誇るフォロワー。
ヴァンパイアの2コストフォロワーの選択肢では、真っ先に白羽の矢が立つ最良のフォロワーといえるでしょう。
吸血貴・ヴァイト
もう1枚のエースカードが彼です。
弟ながらもヴァンピィよりもコストと攻撃力が1ずつ高く、さらに守護まで持っています。
3/2守護というだけでも姉の盾になる時点で評価できるのですが、なんと交戦時に蝙蝠を一体生成する能力まで。
姉弟力を合わせることによって、交戦するたびに1ダメージというとんでもないはやさで相手の体力を削ることが出来ます。
単体で進化させたとしても5/4フォロワーに1/1蝙蝠がついてくるので、どう考えても有用なフォロワーだといえるでしょう。
姉の盾となった彼が蝙蝠を生成、そして生成した蝙蝠に姉が命令をくだすという動きがこのデッキ最高の戦術です。
蝙蝠を展開するスペルカードたちで盤面を抑える
彼らに加えて、蝙蝠を展開する補助となるのが以下のカードたち。
単体で出すだけではコスト通りの働きをするだけですが、「吸血姫・ヴァンピィ」と併せることで凄まじいコストパフォーマンスが期待できます。
眷属の召喚
単体ではただ1/1フォロワーを二体出すだけのスペルで、1/2フォロワーにすらバリュー負けしてしまうカードです。
しかし、「ヴァンピィ」と組み合わせることで2点ダメージスペルに化けます。
4ターン目にヴァンピィ+このカード+ヴァンピィ進化という動きは、環境中でもトップに入る強力な動きでしょう。
夜の群れ
単体では2点ダメージを与えて2体のフォロワーを出すカードですが、すでに展開していたフォレストバットと組合せば非常に強力なカードになります。
そのダメージは最大5点まで上昇し、かなり広い範囲のフォロワーを除去することが可能なスペルへと変化するのです。
加えて、ヴァンピィと組合せればその攻撃力はぐんと上昇し、相手リーダーにもダメージを通すことが可能になります。
このデッキにおいては、除去・ダメージ源・展開の全てを担う汎用性の高いスペルだといえるでしょう。
相手リーダーの喉元を狙え!
いくら盤面を抑えても、高コストカードにひっくり返されることも多いかと思います。
そうなったら、あとはスペルカードや「疾走」持ちカードで相手の喉を狙うのみです。
吸血鬼の獰猛さで、相手を噛み砕きましょう。
デモンストーム
このデッキに搭載された秘密兵器です。
ネクロマンサーが呼びだす大量のゾンビやロイヤルの潜伏フォロワーへのカウンターとして機能します。
ゾンビ相手には「群れなす飢餓」でも同じことができるのですが、このカード最大の利点は相手リーダーにまでダメージが飛ぶこと。
手札に抱えた疾走フォロワーの露払いと同時に、相手リーダーの喉元に一歩近づくことが出来ます。
まとめ はやい、つよい、やすい! 無課金ヴァンプしたい方へ
このデッキは「妥協してレジェンドを入れない」デッキではなく、レジェンドが必要ないデッキです。
もう少しデッキを遅くするのであれば「クイーンヴァンパイア」も範疇に入るかと思いますが、今の構成ならばわざわざ投入する必要はありません。
「邪悪なる妖精・カラボス」も悪くはありませんが、アグロのミラーでは手遅れになってしまう状況も多く、それよりもダメージソースを投入したほうがいいでしょう。
「吸血鬼の古城」が投入されていない点についても、アミュレットゆえのテンポロスを気にしたものです。
もし環境がもう少し遅くなるのなら、「吸血鬼の古城」などを投入するのもありでしょう。