ついにナーフの入った『昏き底より出でる者』や『バフォメット』などのヴァンパイアカードについてまとめています。
ナーフでどう変わったのか、どう使うのかを考察しているので、『昏き底より出でる者』のヴァンパイアデッキを使っている方は参考にしてください。
ついにナーフが入った『昏き底より出でる者』!
7月30日の更新情報で、猛威を振るっていた『昏き底より出でる者』についにナーフが入ることが発表され、7月31日のメンテナンスで変更されました。
どう変更されたかというと、今まで進化前は6、進化後は8のダメージを潜伏時の攻撃やラストワードで相手リーダーに与える能力を持っていましたが、進化前・進化後共にリーダーに発生するダメージを5に固定されました。
そのため今までは一気に最大12もしくは16のダメージだったのが、11もしくは13に変わります。
威力はやはり10以上削ることが可能なので、脅威としてはまだ十分といえますが、最短で『昏き底より出でる者』などの高コストカードを使用可能にする『バフォメット』も修正されたので、今後のヴァンパイアデッキに大きく響きそうです。
ヴァンパイアのコスト軽減にも終止符!
ヴァンパイアデッキでコスト軽減を可能とした『バフォメット』もナーフの対象です。
ナーフ前は「攻撃力5以上のヴァンパイアフォロワーを1枚手札に加える。エンハンス5でそのカードのコストを3つ下げる」だったので、6ターン目に『昏き底より出でる者』を出すためのキーカードとして使われていました。
ナーフ後は「攻撃力5以上」という制限とエンハンスが除かれ、単にヴァンパイアフォロワーを手札に加える能力に変わるため、『昏き底より出でる者』などのフォロワーを手札に出しにくく、キーカードとしてはほぼ使えません。
仮に高コスト高ステータスのフォロワーを手札に加えることはできても、エンハンス能力が無いので、コストを下げられず、そのカードが使えるターンまで時間を稼ぐ必要があります。
ナーフで困ることは?
『昏き底より出でる者』『バフォメット』の他にも『トーヴ』も修正されているのですが、今回のナーフで困ることは、『バフォメット』による高コストフォロワーの召喚ができなくなることです。
『昏き底より出でる者』や『トーヴ』はアタッカーで、場に出せさえすれば活躍できるフォロワーです。
ですが、『バフォメット』は能力があってこそデッキに採用しているので、その能力が一気に下げられてしまうと、ナーフ前の能力あってこそのデッキでは非常に困ります。
デッキの構築をし直す必要が出てくるので、実際は『昏き底より出でる者』『トーヴ』よりも、『バフォメット』のナーフが手痛いですね。
ナーフ後のヴァンパイアデッキの変化は?
ナーフ後はまず、高コストを『バフォメット』で下げていたデッキは大きく見直す必要があり、晩成型のデッキに変更する必要が出てきます。
特に『昏き底より出でる者』のデッキは、『昏き底より出でる者』自体はそこまで深刻ではないので、今後も使えるカードには違いありませんが、コストを下げてくれるキーカードが無いので完全な晩成型デッキになってしまいます。
なので、『昏き底より出でる者』を使うデッキは、少し複雑になってしまいますが、最大PP8以上になるまで時間を稼ぎ、場を整える必要があるので、コントロール系のデッキに変更するのがおすすめです。
『昏き底より出でる者』を使ったデッキが複雑になると、現存のヴァンパイアデッキで一番使いやすいのは、『バフォメット』の影響を受けず見直しがあまり必要ない『邪悪なる妖精・カラボス』を使ったアグロヴァンパイアデッキです。
ナーフで対象となったカードの分解は、生成時に必要なレッドエーテルがそのまま返ってくるので、『昏き底より出でる者』を分解してそのままアグロデッキに転向できます。
そのため今後、再びアグロヴァンパイアデッキが増える可能性があります。
効果範囲が広がった『バフォメット』は使えるのか?
今回のナーフで最も手痛い『バフォメット』は今後も使えるのかですが、効果範囲が広がり、コスト軽減が無くなった以上、『昏き底より出でる者』などの特定のフォロワーを手札に加えることが困難です。
これからは単に「フォロワーを手札に加えるために使う」という単純な使い方がメインになるので、必須カードから代替カードに格下げする可能性があります。
どうしても特定のフォロワーを手札に呼びたいという場合は、フォロワーをほとんどニュートラルにする方法もありますが、それだと手札に呼べたとしても次にコストが問題となるので、以前のように使うことはできません。
『バフォメット』を使う場合は、特定のフォロワーを手札に呼ぶのではなく、ヴァンパイアフォロワーを手札に呼ぶために使うようにしましょう。
対策が可能デッキが増えた?『昏き底より出でる者』を使う方は注意!
元からウィッチやビショップ、アグロデッキなどで『昏き底より出でる者』の対応が可能なデッキがあるのですが、今回の修正でネクロデッキやロイヤルデッキでの対策ができるようになりました。
能力によるダメージが5に固定され、『バフォメット』による最速使用もなくなったため、ネクロデッキでは『冥守の戦士・カムラ』、ロイヤルデッキでは『不滅の聖剣・デュランダル』での対応が可能です。
今までは自分のリーダーの体力も気にしながら時間と運の勝負で必死に対応していたのですが、余裕をもてるようになったので広い範囲で対策が可能になりました。
『昏き底より出でる者』を使う方は対策できるデッキが増えたので、注意してください。