今回はネクロではあまり注目されていない『謎かけの芋虫』について考察しました。
代償はあるものの実は『不思議の探求者・アリス』と近い働きを持ったネクロフォロワーです。
ニュートラルネクロデッキを構成する際の参考にしてください。
『謎かけの芋虫』とは?
『謎かけの芋虫』は『ワンダーランド・ドリームズ』で登場したネクロフォロワーの1つです。
コスト4、攻撃力4・体力3のステータスを持ち、ファンファーレでニュートラルフォロワーのステータスを強化できます。
その代わり、場のすべてのネクロフォロワーには「ダメージが2」与えられるため、ネクロフォロワーが場にいる場合は注意してください。
逆にネクロデッキだからこそダメージを与える能力を利用することも可能です。
『不思議の探求者・アリス』の上からさらに強化!
どのクラスでも使えるニュートラル強化カードといえば『不思議の探求者・アリス』ですが、ルールによってデッキに入れられる数にも限界があります。
そこでおすすめなのが今回紹介している『謎かけの芋虫』です。
『謎かけの芋虫』はネクロフォロワーにダメージを与えるものの、場にいるニュートラルフォロワーのステータスを強化できます。
ニュートラルの強化だけを重視してみれば、『不思議の探求者・アリス』プラスアルファのニュートラルフォロワー強化要員として十分使えます。
フォロワーを復活する『冥河の導き手』、『死者の帰還』の能力制限を気にすることなくデッキを組むことも可能です。
欠点を良点へ!独特の使い方で立ち回りに変化を生む
『謎かけの芋虫』はニュートラルを強化しますが、反対にネクロフォロワーにはダメージを与えます。
そのため「ネクロフォロワーが場にいると使いづらい!」ということになるのが、欠点です。
しかし、このダメージを与える能力は他のカードとの組み合わせ次第で場を一転させる能力にできます。
例えば低ステータスのネクロフォロワーを破壊してネクロマンスを稼ぐ、『よろめく不死者』を破壊して進化を使わず相手フォロワーを破壊する立ち回りが可能です。
そういった意味で『謎かけの芋虫』を使うことで欠点を良点に変えることもできます。
『謎かけの芋虫』おすすめのデッキの構成は?
『謎かけの芋虫』の効果でネクロフォロワーがダメージを受けることを前提とし、能力全てを使うおすすめのデッキの構成は、『不思議の探求者・アリス』を軸としたデッキと、『セイレーンの涙』を軸としたデッキです。
『不思議の探求者・アリス』を軸としたデッキの場合は、ストレートにニュートラルフォロワーを強化する役目を持つため、複雑に立ち回ることはほぼありません。
『セイレーンの涙』の場合は、『不思議の探求者・アリス』のデッキと同じ強化を向上するという役目なのですが、さらに『謎かけの芋虫』がネクロフォロワーであることで、場に残っていた場合ターン終了時に強化したニュートラルフォロワーをさらに強化できます。
どちらも主力となるフォロワーがニュートラルフォロワーなので、他のデッキよりも『謎かけの芋虫』が使いやすい場面が多いデッキです。
他にもニュートラル強化ではなく、ネクロフォロワーを破壊するために使うこともできるので、ネクロマンスを多く必要とするデッキもおすすめです。
ラストワード持ちを破壊して場を回す!
ネクロフォロワーにダメージを与える『謎かけの芋虫』ですが、ネクロマンサーだからこそその能力を逆手にとって使えます。
例えば先ほど例として挙げた『よろめく不死者』の場合は、守護フォロワーにしか攻撃ができないため、なかなか破壊してラストワードで相手フォロワーを道連れにできないことが多いフォロワーです。
通常『よろめく不死者』は、『ネクロアサシン』などで破壊するのがセオリーですが、ニュートラルフォロワーを使うのであれば、『謎かけの芋虫』の方が強化も兼ねて破壊できます。
『ネクロアサシン』のコストと変わらないので、デッキのコストバランスを考える必要はありません。
他にもラストワードで手札を引く『スカルウィドウ』、『リッチ』を出す『闇の従者』『地獄の解放者』、相手リーダーに2のダメージを与える『ラビットネクロマンサー』の破壊も可能です。
ただし、ニュートラルフォロワーが場にいない場合、強化効果は使わないことになるので注意してください。
『再生の毒林檎』との組み合わせもおすすめ!
本来は強化する対象になるニュートラルフォロワーですが、逆にラストワードを発動したいフォロワーがいる場合、『再生の毒林檎』を使うことでネクロフォロワーへの効果を受けるようにできます。
加えて『再生の毒林檎』の効果で場に復活するので、相手が再び破壊すれば2重に効果を得られます。
使いやすいのは『ベルエンジェル』や『アルティメットキャロット』ですが、おすすめなのは『ゴブリンプリンセス』です。
『ゴブリンプリンセス』は破壊されることで手札に守護を持つ『ゴブリンキング』が手に入ります。
さらに『再生の毒林檎』で復活でき再び破壊されれば『ゴブリンキング』は手札に2枚という状態が完成です。
ちなみに、ネクロフォロワーで同じように復活させたい場合は、コスト7以下であれば『鏡の世界』でニュートラル化、『再生の毒林檎』で再びネクロ化(復活付与)という方法があります。
『ダークアリス』のネクロデッキでは使える?
ニュートラルを使ったネクロデッキといえば『ダークアリス』を使ったデッキもあります。
ニュートラルを強化することがなくても、序盤に『よろめく不死者』を破壊して相手の場のフォロワーを破壊したり、進化して相手のフォロワーを除去したりする方向で使えるので、コスト4のカードの代替候補としておすすめです。
最終的に消えてしまいますが、十分に序盤を支えられるので『ダークアリス』を使ったデッキでもぜひ使ってみてください。