ワンダーランドドリームズ最初の月、最後の週となりました。
ランクマッチの環境は相変わらずヴァンパイア一強環境の様相を呈していますが、大会ではまた違った要素を見せています。
というのも、BO3形式の大会、JCGにおいて「セラフビショップ」と「ミッドレンジネクロ」の二種を使ったデッキが優勝したのです。
もちろん大会用のデッキレシピではあるものの、JCGでもヴァンパイアの海を泳ぎきったのは確かなはず。
そうなれば、「セラフビショップ」はヴァンパイアに対して有利とまではいかなくとも、五分のマッチアップになっているのではないでしょうか。
そこで、ここでは大会を制したデッキである「セラフビショップ」について紹介しようと思います。
デッキ紹介動画と参考デッキレシピ
以下は「かわのん」氏によるデッキ紹介動画です。
環境中期ゆえにヴァンパイアを強く意識したデッキレシピが特徴的ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=dmJgIRnNvVs
参考デッキレシピ
デッキのキーカードである「封じられし織天使」は唯一の勝ち筋なので3枚投入しましょう。
また、「見習いシスター」のようなカウントダウンを進めるカードも多数搭載されています。
以下は参考デッキレシピです。
優勝者のデッキは以下の通りです。
https://twitter.com/m47691065841/status/888699589800349698
「封じられし織天使」設置までの時間を稼ごう
セラフビショップは、「封じられし織天使」を前提にした特殊勝利デッキです。
相手のライフを削る必要が一切ないため、基本的には自らの延命を考えたカードが採用されています。
スノーホワイトプリンセス
一見、なんらシナジーがないように見えますが、ラストワードによって突進になる上に2/3という3コスト相当のスタッツを手に入れることができる強力なフォロワー。
序盤を支える能力は折り紙つきで、2コストフォロワーの中でも最高級の能力だといっていいでしょう。
その圧倒的なコストパフォーマンスは序盤を支えるのにうってつけです。
テミスの審判
ビショップにだけ許された最高級の除去カードです。
たった6コストで盤面のフォロワー全てをリセットするため、遅延能力に関してはピカイチの性能を誇ります。
セラフまでの時間稼ぎ、セラフが出てからの盤面を返す、などなど、あらゆる状況で使用することができる強力カードといえるでしょう。
カウントダウンを進める
ただ単に「封じられし織天使」を設置しただけでは、基本的に3ターンもの間、耐え切らなければなりません。
しかしながら、「封じられし織天使」はカウントダウンカードでもあるため、カウントダウンを進めるカードによって素早く勝利に近づくことができるのです。
治癒の祈り
普段はアドバンテージを失ってしまうことからそれほど使われることはないカードですが、このデッキでは延命しつつカウントダウンを進められる強力なカードになっています。
特に「封じられし織天使」を設置したあとのコストパフォーマンスは目を見張るものがあり、相手のリーサルを遠ざけながら勝利までのターンを短縮してくれる、攻防一体のカードとなるのです。
気高き教理
カウントダウンを2つ進められるカードです。
基本的には封じられし織天使のカウントを進めるために使いますが、下述するカウントダウンカードと組み合わせても強力なシナジーを発揮します。
2コストなのも1つの利点で、10PPあれば勝利までのターンを1ターンはやめることが可能です。
カウントダウンカードのシナジーを利用しよう
このデッキのカウントダウンを進めるカードは基本的に封じられし織天使を解き放つためのものなのですが、3枚しか投入できない手前、引けないことも多々あります。
また、そこまでカードを温存することも難しいので、このデッキにはカウントダウンの特性を持つカードが何枚か投入されているのです。
三月兎のお茶会
ワンダーランドドリームズからの新顔です。
カード1枚で4/5の「ブリキの兵隊」を2体出すため、最高レベルのコストパフォーマンスが優秀。
このデッキにおいては、スカスカになりがちな中盤を支えてくれるナイスカードとして投入されています。
疾走を大量に有したデッキが苦手
デッキのカードを見ても分かるとおり、盤面の処理能力は非常に高いのですが、疾走フォロワーへの耐性はかなり低くなっています。
「封じられし織天使」を張ったとしても、疾走フォロワーによる大ダメージで負けてしまうことも少なくありません。
現環境で優勝することが出来た背景には、一撃で大ダメージを与える疾走フォロワーが少なくなってきたことがあるのかもしれませんね。