先日、シャドウバース公式Twitterより以下のような声明がありました。
開発チームでは、現在のゲーム環境の対戦データにおいて、特定のデッキの使用率がとても高いことを確認しております。これに対応するため、7月31日に、レジェンドを含む5枚以上のカードの能力変更を検討しております。詳細は7月30日に発表いたします。#Shadowverse
— Shadowverse公式アカウント (@shadowverse_jp) July 18, 2017
ナーフ自体は7月31日に行うと元来からアナウンスされていたものの、多くの人が驚いたのは「レジェンドを含む」5枚以上のカードという点。
これまで、シャドウバースはレジェンドカードのナーフを一度も行ってこなかっただけに、この声明には衝撃を受けた方もいらっしゃるかと思います。
さて、本格的にナーフがはじまるのであれば、考えたいのは次の環境がどうなるのか、ということ。
何がナーフされるかも不明なので明確な予測はナーフの内容が発表される7月30日に持ち越したいところですが、ほとんどの人は現環境で猛威を振るっている「昏き底より出でる者」「不思議の探求者・アリス」などのカードがナーフされると予想しています。
仮に環境トップであるヴァンパイアに関するカードのみがナーフされた場合、予測できるのは環境第二位であるビショップの活躍です。
ここでは、「昏き底より出でる者」に抑え付けられて大きな活躍をすることが出来ないでいる、イージスビショップを紹介していきたいと思います。
参考デッキレシピと紹介動画
以下は「草の人」氏によるデッキ紹介動画です。
対・ヴァンパイアを強く意識したデッキ構築が特徴的ですね。
なお、参デッキレシピはあくまでサンプルなので、動画のものとは内容が異なる点に留意してください。
フォロワー
天界の忠犬 3枚
赤枝の聖騎士・ノイシュ 2枚
スノーホワイトプリンセス 3枚
ゴブリンブレイカー・ティナ 2枚
鉄槌の僧侶 2枚
大修道女 2枚
苦罰の審判者 2枚
ヘヴンリーイージス 3枚スペル
漆黒の法典 3枚
テミスの審判 3枚アミュレット
詠唱:聖なる願い 3枚
詠唱:獣姫の呼び声 3枚
神魔裁判所 3枚
アイアンメイデン 3枚
三月ウサギのお茶会 3枚
デッキ概要
文字通り「無敵」のフォロワー、「ヘヴンリーイージス」をフィニッシャーに据えたコントロールデッキです。
「ヘヴンリーイージス」は9コストと超大なコストを誇るフォロワーですが、その耐性はあらゆる除去を跳ね返し、現環境におけるカードでは一切のカードが通用しないというまさに最強のフォロワー。
一見出してしまえばそのまま勝てるような気もしますが、横並びの守護フォロワーや盤面を介さない大ダメージなど穴はあります。
何より問題なのが、出したターンは彼の進化+攻撃を除いてほぼ何もできないこと。
それを解消されるために投入されているのが、「三月兎のお茶会」などをはじめとしたカウントダウンつきのアミュレットです。
これらのカウントダウンを「ヘヴンリーイージス」の出るターンにあわせることで、状況を好転させることが出来ます。
ビショップ最強の除去カードである「テミスの審判」による盤面リセットにも引っかからないため、うまくいけば一方的に相手のフォロワーだけを除去することも可能です。
新しい点は、「赤枝の聖騎士・ノイシュ」や「アイアンメイデン」が採用され、最悪のフィニッシャーである「昏き底より出でる者」の予防線を張っているところでしょうか。
また、「漆黒の法典」が採用されていることによって、ヴァンパイアへのメタを張った「ラストワードネクロマンサー」に関してもうまくメタを張ることが出来ています。
マリガンとプレイング
イージスビショップのマリガンとプレイングを紹介します。
なお、以下のことは基本的なことなので、場合によっては大きく変わってくることに留意してください。
マリガン
序盤はとにかくテンポロスをしないようにします。
特に現在の環境では、1コストの「ゴブリン」を放置しただけでも「不思議の探求者・アリス」によって強化されてしまい、後々の憂いになってしまうので、低コストカードは絶対にキープしましょう。
1ターン目に動けるカードとして、「詠唱・聖なる願い」は非常に強力なカードではありますが、2枚、3枚とキープしてしまうと大きくテンポを失ってしまいます。
最悪の場合、引いたカードを活用できずに敗北してしまうこともあるので、キープするのは1枚だけにしておき、あとは除去カードや2/2フォロワーを探したほうが無難です。
プレイング
極端な話、何も無い盤面に「ヘヴンリーイージス」を出すことが出来ればほぼ勝利が確定します。
よって、そういった状況を目指すプレイングをしましょう。
もちろん、通常相手が9ターン目に何もしないということは、除去カードが固まりすぎているときでもない限りありえません。
しかし、「神魔裁判所」などによってうまく相手を息切れさせることが出来れば、十分にありうる状況です。
進化は極力「ヘヴンリーイージス」に使いたいところですが、盤面を取ることができるのならもったいぶらずに使ってしまいましょう。
カウントダウンを持つアミュレットと「ヘヴンリーイージス」を出すときは、必ず相手の返しの動きを予測します。
これらのカードは、出したターンはそれほど大きな仕事をせず、相手にターンを渡してしまうからです。
そのため、次のターンでリーサルにならない状況を作ってから、これらのカードはおきましょう。
デッキ改造案
「ヘヴンリーイージス」で勝利するためには、多彩な除去を採用する必要があります。
そのため、環境に合わせた除去を採用しましょう。
環境に「デュエリスト・モルディカイ」がのさばるようであれば、消滅除去を増やしたり、横に並べるデッキが多いのなら「エンシェントレオスピリット」を採用したりといった具合です。
相手がカードを並べることを抑止するため、「詠唱・死の宣告」などを投入するのもいいでしょう。
仮に環境から「昏き底より出でる者」が消えるのなら、このカードに割いていた枠を、ほかのクラス用の枠に回してもいいと思います。
感想とまとめ イージスビショップは環境に残れるか?
現環境において、ビショップは使用率上は二番手に座していますが、勝率はヴァンパイア以外のほかクラスとは大して変わりません。
というのも、どうしてもヴァンパイアに対しての勝率が芳しくないようです。
上述したデッキもヴァンパイアに対して多数の予防線を張ってはいますが、それでようやく五分、もしくは微不利といったところ。
今後、イージスビショップが環境に残れるかはナーフの内容次第でしょうか。
ただ、不安なのはデッキの中核である「イージスビショップ」にメスが入る可能性がある点。
というのも、6月31日のナーフにおいてこのデッキが名指しされており、運営に常時監視されているデッキの1つであるといえるからです。
もし、サイゲームス社がヴァンパイアナーフ後の環境に関しても気を払っているのなら、ビショップも悠々と見物できる立場ではないかもしれませんね。