【シャドウバース】実はメチャクチャ強い「エルフの双撃」! 最大限生かすのならやっぱり……? 「ニュートラルエルフ」デッキ紹介

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執筆者:編集部

環境はヴァンパイア最強時代を迎え、7月31日のナーフが待ち遠しいという人もいるかと思います。

しかしながら、使用率・勝率共にヴァンパイアが最高レベルだとはいえ、ほかのリーダーも闘えないわけではありません。

というのも、「ワンダーランドドリームズ」で追加されたカードの中には素晴らしいバリューを誇るカードがいくつかあるからです。

エルフのクラスカードでありながらニュートラルシナジーを参照する「エルフの双撃」もその1つ。

このカードは最高2コストで1対2交換をすることが可能な、バリューという面で見れば最高レベルのカードです。

ここでは、そんな「エルフの双撃」を最大限に生かした「ニュートラルエルフ」を紹介していきたいと思います。

デッキ紹介動画と参考デッキレシピ

以下は「ちゃんおじい」氏によるデッキ紹介動画です。

「昏き底より出でる者」への対策を見据えたデッキ構築が印象的ですね。

参考デッキレシピはあくまでサンプルなので、動画のものとは異なる点に留意してください。

フォロワー

ゴブリン プライズ 3枚
ユニコーンの踊り手・ユニコ2枚
天弓の天使・リリエル2枚
歌劇姫・フェリア3枚
覇食帝・カイザ3枚
風の軍神・グリームニル2枚
ゴブリンリーダー3枚
大魔法の妖精・リラ2枚
ゴブリンブレイカー・ティナ2枚
不思議の探求者・アリス3枚
フラワープリンセス3枚
ヘクトル2枚
屈強な山岳隊長 2枚
ビューティ&ビースト 3枚

スペル

エルフの双撃 3枚
妖精のいたずら 2枚

デッキ概要

エルフの二大ニュートラルシナジーカードである「ビューティ&ビースト」および「エルフの双撃」を最大限生かすためのデッキです。

https://shadowverse-portal.com/card/105141010

6ターン目に手札が5枚以上あることは少ないかもしれませんが、後半の効果である「手札にニュートラルカードが3枚」という条件は、このデッキにとってそれほどきつい条件ではありません。

バフがなくとも、進化させることで能力での破壊・ダメージを受け付けない強耐性フォロワーが誕生します。

惜しむらくは、最短で「昏き底より出でる者」が出てしまっていると、能力をどちらも発動したところでなんの意味もない点。

テンポを取るためには手札を切らなければならず、しかし手札を切りすぎてしまうと手札のカードが減ってしまうというジレンマを抱えています。

https://shadowverse-portal.com/card/103021040

そこで活躍するのが、「覇食帝・カイザ」の能力で手札に加わる「アルティメットキャロット」。

これを用いることで「ビューティ&ビースト」や「エルフの双撃」の条件を大きく緩和することが出来ます。

本人は3/2/2と標準からすれば低めのスタッツになっていますが、「エルフの双撃」を使えば多少のテンポロスは取り返すことができるため、問題になりません。

総じて、コンボデッキ要素がありながらも盤面を重要視するミッドレンジデッキだといえるでしょう。

マリガンとプレイング

ニュートラルエルフのマリガンとプレイングを紹介します。

なお、これはあくまで基本的なことなので、環境や相手リーダーによっては大きく変わってくることに留意してください。

マリガン

基本的にはセオリー通り、低コストカードをキープします。

「エルフの双撃」も問題なくキープしてもいいでしょう。

ただ、「エルフの双撃」をはじめ、エルフのクラスカードはそれ自体デッキのシナジーに関与しないので、キープする枚数には注意です。

「エルフの双撃」は非常に強力なカードですが、最悪の場合、コストの低いエンジェルバレッジになりかねません。

よって、エルフのクラスカードをキープするときは手札のうち1枚でいいでしょう。

なお、「ビューティ&ビースト」はこのデッキの核となるカードですが、基本的には戻しましょう。

ただ、相手が非常に低速なデッキである場合、かつほかの2枚が序盤をうまく支えられるカードである場合のみキープしても問題ありません。

プレイング

基本的には盤面の処理を優先します。

6ターン目までに盤面を抑えてさえいれば、あとは「ビューティ&ビースト」が制圧してくれることでしょう。

このデッキの目標は「盤面を制圧した状態でビューティー&ビーストの効果を2つとも発動させること」なので、そのあたりを意識するとうまく盤面を作れると思います。

よって、盤面を取るときは基本的にエルフのクラスカード、もしくは「アルティメットキャロット」を用いましょう。

ただし、「ビューティ&ビースト」のために手札のカードを切らないのは良い手段とはいえません。

相手がスペルや能力による破壊を信条とするコントロールデッキである場合はそういったプレイングも考えられますが、基本的にはビューティー&ビーストが弱体化して出さざるをえないことが目に見えていても、盤面を取るようにしましょう。

デッキ改造案

エルフのクラスカードの分量・ニュートラルカードの分量を考える必要があります。

エルフのクラスカードには、強力な能力を持つ「フラワープリンセス」、「昏き底より出でる者」の数少ない返し札の1つである「妖精の悪戯」、言わずもがなのフィニッシャー「リノセウス」、アドバンテージを失わない「森荒らしへの報い」など、強力な能力を持つものがたくさん存在しています。

しかし、クラスカードを採用しすぎると今度は「ビューティ&ビースト」「エルフの双撃」の能力を最大限に生かすことができなくなってしまうのです。

もしニュートラルの枚数を大きく減らすのなら、「鏡の世界」が活躍することでしょう。

普通に使うとただの2コストキャントリップでしかないのですが、ニュートラルの枚数を参照するこのデッキならば話は別。

うまくかみ合えば、非常に強いシナジーカードになってくれます。

もちろん、ニュートラルの枚数を限界まで増やすのも1つの手です。

その場合は、「ビューティ&ビースト」の枚数を多少調整し、アグロよりにしたほうが戦いやすいかもしれません。

感想とまとめ ニュートラルエルフはヴァンパイアと闘えるのか?

「妖精のいたずら」を投入すれば、確かに「昏き底より出でる者」に対しては高い耐性がつきます。

たったの2コストであの脅威を排除できるのですから、一見有利に見えるでしょう。

しかしながら、結局のところヴァンパイアの「トーヴ」の制圧力が非常に高く、序盤押し負けてしまっているので、「昏き底より出でる者」が登場する前に負けてしまうこともしばしば。

特に「ゴブリンリーダー」の処理には苦心することも多かったように思います。

良くも悪くも、「エルフの双撃」がうまく機能するか否かにかかっているような気がしました。

序盤さえ凌いでしまえば、「昏き底より出でる者」には耐性があるのでなんとかなるのですが、序盤、特に相手が先行であるときを凌ぐのがとても難しかったように思います。

これからナーフ等で環境が変化することもあるでしょうが、今後ニュートラルエルフがどうなるのかも注目したいところですね。

執筆者: 編集部