ワンダーランドドリームズが配信されてから1週間が経過しようとしています。
みなさんはどのようなデッキで遊んでいるでしょうか。
7月1日に追加された「グランドマスター」に昇格した人もたくさん出てきているようで、それらのデッキを参考にしてデッキを作成しているという人も多いかと思います。
気になる環境ですが、実装前から騒がれていた「昏き底より出でる者」を切り札としたヴァンパイアのデッキが環境を席巻しつつあるようです。
ヴァンパイアのもつ盤面の制圧力・除去能力に加えて、一撃必殺の16点ダメージを持っているのですから、環境トップに君臨するのは必然だったのかもしれません。
しかしながら、一見無敵の「昏き底より出でる者」ですが、少数ながら対抗する術は存在します。
その高タフネスから、AOEで破壊することは困難を極めるのですが、「対象をとらない破壊」であれば潜伏を無視して破壊することが可能です。
ここでは、そんな「対象をとらない破壊」を有したフォロワーを多数採用した「ラストワードネクロ」を紹介していきたいと思います。
デッキ紹介動画と参考レシピ
以下はROUAGE氏によるデッキ紹介動画です。
なお、デッキレシピはある程度スタンダードなものを紹介しているので、動画のものとは異なる可能性があることに留意してください。
https://www.youtube.com/watch?v=86Gv8q9uOVA
フォロワー
スカルビースト 2枚
よろめく不死者 3枚
破魂の少女3枚
デーモンイーター 3枚
闇の従者3枚
ボーンキマイラ 2枚
ネクロアサシン 3枚
ゴブリンプリンセス2枚
ケルベロス3枚
冥守の戦士・カムラ 2枚
魔将軍・ヘクター3枚スペル
ソウルコンバージョン3枚
消えぬ怨恨 3枚
ゾンビパーティ 3枚
死の祝福 2枚
デッキ概要
死んだときに能力を発動する「ラストワード」フォロワーを中心に据えたデッキです。
「よろめく不死者」の採用が印象的でしょうか。
ラストワードフォロワー単体では自爆特攻でもしかけない限り、ただのマナレシオが低いフォロワーでしかないので、基本的には自身のフォロワーを破壊して能力を発揮するカード組み合わせることになります。
「ネクロアサシン」や「デーモンイーター」との組み合わせは特に強力で、盤面を制圧しつつフォロワーを展開することが可能です。
フィニッシャーにすえるのは、もちろんあらゆるネクロマンサーデッキの頂点に君臨する「魔将軍・ヘクター」。
彼の力にかかれば、普段は頼りない1/1フォロワーであっても容易く相手のライフを削り取ることができるようになります。
彼の圧力があればこそ、相手は厄介なラストワード持ちフォロワーを処理しなければなりません。
流行している「昏き底より出でる者」に対しても、「よろめく不死者」あるいは「ネクロアサシン」の能力を使えば(6点ダメージを受けるものの)破壊できます。
さらに、「冥守の戦士・カムラ」であれば破壊しつつ、相手の6点ダメージさえ完全に無効化することが可能です。
マリガンとプレイング
「ラストワードネクロ」のマリガンとプレイングを紹介していきます。
下記はあくまでも基本的なことなので、相手デッキや環境によっては異なることに留意してください。
マリガン
理想の手札は「3コスト以下のラストワードフォロワー」「フォロワーを破壊することができるフォロワー」「除去呪文かスカルビースト」です。
上記の手札を目指してマリガンをすることになりますが、初期手札が重い場合は「フォロワーを破壊することができるフォロワー」は戻してしまって構いません。
最悪でも、ラストワードフォロワーはキープできるようにしましょう。
シナジーで闘うデッキの宿命として、パーツが片方しか来ていない場合はただの弱いフォロワーでしないので注意。
プレイング
フォロワー同士のシナジーで戦っていきます。
「よろめく不死者」+「ネクロアサシン」の組み合わせは特に強力で、1:2交換をすることが可能です。
ただ、「ネクロアサシン」「よろめく不死者」といったフォロワーの破壊はランダムであるため、できれば破壊する相手が確定しているときに起動したいところですが、場合によっては2分の1にかけなければならないこともあります。
「闇の従者」も強力なフォロワーで、「ドローをしながら4/4召喚」「相手フォロワーを破壊しつつ4/4召喚」など、強力なアドバンテージを得られるのです。
しかしながら、状況によってはあえて「闇の従者」を割らないプレイングをすることも考えられます。
相手の体力が残り3点、こちらは「ゾンビパーティ」によって出したゾンビと、「死の従者」がフィールドに存在し、EPが残っており、手札に「ソウルコンバーション」のみがある状況、次のターンで相手が10PPとなる状況などがその典型です。
普通に考えれば、「闇の従者」を「ソウルコンバーション」で割っておくのが定石ですが、相手が10PPとなれば話は別。
というのも、仮にここでソウルコンバーションを死の従者に唱えてしまうと、返しのターンで「風の軍神・グリームニル」を出されてしまい、盤面が一掃される危険性があるからです。
もちろん、相手リーダーや環境、これまで使ったカードによって正解は変わってくるかもしれませんが、ラストワードフォロワーにはAOE、全体除去といったカードに睨みを利かせられるという側面もあることも理解しておきましょう。
デッキ改造案
ラストワードフォロワーやスペルなど、色々な入れ替え対象が存在しています。
例えば、最強のラストワードフォロワーである「デュエリスト・モルディカイ」などを投入してもいいかもしれません。
横に並べるデッキが多いのなら「腐の嵐」を投入することも考えられると思います。
ラストワードフォロワーを破壊するのではなく、バフをかけることによって「破壊せざるをえない」状況にするのなら、「オルトロス」といったカードの投入も考えられるでしょう。
環境が低速化するようならば「ファントムハウル」といった一撃必殺で大ダメージを叩きだせるカードを投入してもいいかもしれません。
感想とまとめ ラストワードネクロはヴァンパイアの対策になる?
ほかのリーダーを使っているときほど、「昏き底より出でる者」に脅威を感じないことは確かです。
特に「冥守の戦士・カムラ」があるときに安心感は高め。
ただし、事故があることも確かで、常に安定するデッキとは到底いえません。
それを鑑みてもヴァンパイアに対してある程度の優位性を確保していることは確かなので、ヴァンパイアに苛立っているという方は、是非一度手にとってみてはいかがでしょうか。
ほとんどのカードが前環境のカードなので、前環境でネクロを使っていた人であるのなら簡単に作ることができる点も利点だといえそうです。