実装前にまとめた『オズの大魔女』の更新版です。
テンポウィッチなどのデッキで試した結果に基づいて、新しく『オズの大魔女』についてまとめ直しました。
『オズの大魔女』に興味のある方はぜひ参考にしてください。
『オズの大魔女』とは?
『ワンダーランド・ドリームズ』実装前にかなり掘り下げたのですが、『オズの大魔女』はコスト5、攻撃力4・体力5のウィッチフォロワーです。
その能力は、「手札を5枚にし、手札にあるスぺブ(スペルブースト)を持たないスペルのコストを1にする」というものです。
以前のウィッチではスぺブに関する能力が多かったのですが、今回は逆にスぺブを持たないスペルのための能力が出た印象があります。
主に使える組み合わせでは、『ガーディアンゴーレム』の召喚やスぺブを持たない高コストスペルの使用です。
消滅には強い?破壊には弱い!
『オズの大魔女』はスぺブを持たないスペルのコストを1にしますが、その代わり破壊されるとラストワードで、次の自分のターンにスペルを全て捨ててしまいます。
そのためめっぽう破壊に弱いフォロワーです。
ラストワードなので消滅された場合、手札のスペルはそのまま残るのですが、相手にとってはウィッチのスペルが無くなるというのは好機でしかないので、消滅されることはほぼありません。
対策としては、『オズの大魔女』を使う場合、なるべく手札にあるスペルを使いきることがおすすめです。
そうすることで、『オズの大魔女』が破壊されてもスペルを無駄に捨てることはありません。
『次元の魔女・ドロシー』とはやっぱり合わない?
以前まとめた中では、『オズの大魔女』でスペルを使い切り、スぺブフォロワーを使いきり、さらに無くなった手札を『次元の魔女・ドロシー』で補填し、スぺブを5回する立ち回りについて考察しました。
実装後実際に『次元の魔女・ドロシー』を使うテンポウィッチデッキに加えて使うと、フォロワーの方が多く、結局『オズの大魔女』を使う機会があまりありませんでした。
『次元の魔女・ドロシー』自体との相性が悪いわけではなく、『次元の魔女・ドロシー』を使っているデッキとの相性が悪いという感じです。
テンポウィッチデッキであまり使う機会がなかった理由としては、スペルブーストをフォロワーに対して行うフォロワー『マナリアウィザード・クレイグ』などの存在です。
スペルではなくフォロワー主体であるために『オズの大魔女』を最大限生かしきることはできませんでした。
なので、『次元の魔女・ドロシー』と『オズの大魔女』を一緒に使いたい場合は、テンポウィッチとは別の新しいデッキを作る必要があります。
『オズの大魔女』に合うデッキの構成は?
『オズの大魔女』はスぺブを持たないスペルのコストを1にする能力が重要視されます。
スぺブを持っていないスペルといえば、ニュートラルのスペルや土の秘術を使うスペルが代表的です。
なので、『オズの大魔女』との相性がいいデッキの構成は秘術デッキです。
特に、秘術デッキではスぺブウィッチではあまり使わない高コストのスぺブを持たないスペルも使うため、『オズの大魔女』の能力は後半戦で重宝します。
『ガーディアンの錬成』も『ゴーレムアサルト』を使わずにコスト1にできるので、1ターン中に最大5枚以上スペルを使うことが可能です。
一気に場を固めるのには最適!!
『オズの大魔女』を土の秘術デッキで使うことで、後半戦の10ターン目に場を一気に『ガーディアンゴーレム』で埋めることができます。
さらに土の秘術が使えれば、コスト1の状態で『破砕の禁呪』を使って体力5以下の相手フォロワーを全て消滅できます。
土の秘術を使わずに相手フォロワーを除去するのであれば、相手フォロワー全てに3のダメージを与えるスペル『アルケミックロア』もおすすめです。
場に『土の印』がある状態で『オズの大魔女』があれば、『ガーディアンゴーレム』を『ゴーレムプロテクション』や『双璧の召喚』で強化することも可能です。
ただし、全体破壊ができる相手には弱いので、ビショップやヴァンパイアを相手にするときは、全体破壊スペルの使用回数に注意しましょう。
スぺブデッキに入れるともっさりする
スペルのコストを軽減するには適任の『オズの大魔女』ですが、スぺブを重視しているデッキに入れるともっさりして、デッキバランスを崩してしまいます。
スぺブを持たないスペルを5枚以上コスト1の状態で使えるとはいえ、『オズの大魔女』が最大限活用できるくらいスぺブを持たないスペルが手札に揃うというのも珍しいことです。
そのため手札が5枚以下だった場合に5枚にする効果で手札補填はできても、コストを軽減する能力は必ず必要!というほどでもありません。
逆に手札や立ち回りがうまく回らない原因になってしまいます。
特に超越ウィッチではスペル『次元の超越』が重要となるので、『オズの大魔女』のラストワードで消えては元も子もなくなります。
スぺブデッキで使うにはかなりの調整や工夫が必要なので、今のところは入れない方をおすすめします。
2pickでは立ち位置が微妙
通常のデッキであれば秘術デッキで使うところなのですが、2pickの場合は何がどう選べるのかわかりません。
そのため秘術デッキが組めそう、高いコストのスぺブを持たないスペルを使う、という場合にはおすすめしますが、スぺブフォロワーを使ったデッキになる場合はおすすめしません。
特に先ほど『次元の魔女・ドロシー』との相性で紹介した、『マナリアウィザード・クレイグ』や『神秘の探求者・クラーク』などでフォロワーのスぺブを行っていくと、スペル自体あまり使われることがありません。
なので『オズの大魔女』は、2pickであまり使うことがないカードです。