ワンダーランドドリームズの配信まで、ついに秒読み段階となりました。
公式のポータルでデッキ作成のほうはお済みでしょうか。
各人気プレイヤー、各強豪プレイヤーも、こぞって新カードを使ったデッキを考案しているようです。
全く新しい、新機軸のデッキを考える人もいれば、昔からのデッキを考案する人、色々な人がいます。
そんなデッキの中でも、個人的に注目したいのが「鏡の世界」を採用したコンボエルフ。
コンボエルフ自体、「バハムート降臨」ではそれなりの位置にいたのですが、「神々の騒乱」では強力なカードがいまいちもらえず、多少パーツを入れ替える程度に留まっていました。
しかしながら、エルフの新カード「ビューティ&ビースト」が追加、これを新しい継戦フォロワーとして使うことで、かなりの性能を発揮するのでは、と予想されているようです。
そこでここでは、「オタク」氏が考案した鏡の世界採用のコンボエルフを紹介していきたいと思います。
参考デッキレシピと紹介動画
以下は「ハバレイヒロッキー」氏によるデッキ紹介動画です。
なお、内容は「神々の騒乱」環境のものになっているので注意してください。
また、参考デッキレシピはあくまでも「雛形」である点にも留意してください。
https://www.youtube.com/watch?v=eix7VPo4bF8
新弾エルフ雛形
OTKエルフの形を崩さずに新弾エルフのパワーカード双撃、ビーストのバリューをギリギリまで上げる形
鏡は翅1ドローで打つ感覚で pic.twitter.com/S3lUpLhqHD— オタク (@otaku_sv) June 26, 2017
デッキ概要
「リノセウス」を1ターンに何度も疾走させることで1ターンで相手を倒すことを目的とします。
そのため、自身のフォロワーを手札に戻すカードやコストを0にすることができるフォロワーが大量に投入されています。
加えて、「リノセウス」をサーチできるようにする「ミニゴブリンメイジ」の採用も印象的です。
このカードで複数枚の「リノセウス」を手札に溜めこみ、よりワンターンキルの成功率をあげています。
ただし、コンボに特化したデッキ構成ゆえに中盤の盤面を支配するのが非常に難しく、PPも終盤まで残っていないことが多いことから、盤面をどう支配するのかというのが一番の課題でした。
そこで登場したのが「ビューティ&ビースト」。
手札にニュートラルが3枚以上、かつ手札が5枚以上であれば、なんと「6コスト7/8 戦闘以外では破壊されない」という性能のフォロワーが生まれます。
進化してしまえば9/10のフォロワーを戦闘で破壊せざるをえず、強制的にフォロワーを消費させられてしまうのです。
手札を溜め込みやすいという性質と、中盤に弱いという弱点を抱えたコンボエルフにとって、まさに救世主ともいえる性能でしょう。
しかしながら、問題なのがニュートラルの枚数。
「ミニゴブリンメイジ」等を採用しているとはいえ、手札にニュートラルが3枚以上あるのはなかなかない状況です。
そこで活躍するのが「鏡の世界」。
これによって、手札を全てニュートラルにしてしまい、強制的に「ビューティ&ビースト」の能力を全て活用してしまおうというのがこのデッキの肝になります。
マリガンとプレイング
コンボエルフの基本的なマリガンとプレイングを紹介していきます。
あくまで基本的なことなので、採用するカードおよび環境によっては大きく変わってくることに留意してください。
マリガン
「リノセウス」はこのデッキの多くを占める重要なフォロワーですが、序盤からキープしてしまうとその前に殴り倒される危険性が高くなってしまいます。
よって、「フェアリーサークル」や「ベビーエルフ・メイ」といった序盤を凌げるフォロワーやスペルを手札に持っておきましょう。
「エルフプリンセスメイジ」「歴戦の傭兵・フィーナ」といったフォロワーを進化させることができれば大幅に勝利へ近づくことが可能です。
もしほかの手札がよいのであれば、極力これらのフォロワーもキープしておきましょう。
もちろん、1コスト、2コストのカードがないのにこれらのフォロワーをキープするのはあまりおすすめできません。
プレイング
序盤はとにかく凌ぎましょう。
手札の「フェアリー」等はコンボのために極力残しておくことも大切です。
というのも、せっかく凌ぎきっても、手札がなければコンボをすることが出来ず、敗北してしまうこともままあるからです。
よって、出来るだけ手札を消費せずに盤面を処理する方法を考えましょう。
ある程度手札にコンボパーツさえたまっていればある程度相手の場にフォロワーが残っていてもワンターンキルをすることが出来るので、危険性のないフォロワーであれば残していても構いません。
ただし、バフが豊富にあるリーダーを相手にしている場合や、次のターンに敗北の危険性がある場合はしっかりと除去しておきたいところです。
「エルフプリンセスメイジ」等でコストが0になったフォロワーや、自身のフォロワーを手札に戻すカードが大量に手札に溜まり、PPも十分に溜まったのであれば、あとはリノセウスを何度も使いまわし、ワンターンキルをしかけます。
常にリーサルを見逃さないよう、「今の手札は何点のダメージを与えることができるのか」ということを確認しながら戦いましょう。
デッキ改造案
環境によってデッキは大きく変わってくるかと思います。
「鏡の世界」を唱える暇がないほどはやい環境であれば、このカードを抜いてニュートラルフォロワーを大量に増やす必要があるでしょうし、逆に遅い環境になるのであればより素早くコンボを成立させる形が流行るでしょう。
「ビューティ&ビースト」「エルフの双撃」といったカードは強力なものの、ニュートラルの数を参照するため、いかなるニュートラルフォロワーを選択していくのか、というのが非常に重要な要素となってきそうです。
いずれにしろ、デッキにはまだまだ改造の余地がありそうですし、これからの変化にも期待したいところですね。
まとめと感想 コンボエルフは環境を取れるのか?
よくも悪くも、環境次第といったところでしょうか。
元々盤面をとるのは苦手なデッキですし、横に並べられすぎるのも苦手なデッキです。
しかし、「エルフの双撃」が投入されたことである程度それらのデッキへの耐性はつきますし、状況によっては高いバリューを誇るカードとなるでしょう。
しかし、ワンターンキルに特化したこの形が生き残れるかは、疾走フォロワーが環境にどれだけ増えるかにかかっていると思います。
守護フォロワーは「エンシェントエルフ」に一任されているので、エンシェントエルフを容易く超えるような数の疾走フォロワーが環境にのさばるとするのなら、あまり有効なデッキではなくなるかもしれません。
もちろんその場合は守護フォロワーを採用するなどの対策が考えられますが、どうなるのかはいまだ不明。
明日からの遷移を見守っていきたいところですね。