エルフのレジェンドが遂に発表されました。今回はこちらの新カード。「ビューティー&ビースト」の評価と使い道を考えていきたいと思います。
引用元:https://shadowverse.jp/
ビューティ&ビーストの能力
レアリティ:レジェンド
クラス:エルフ
コスト:6
進化前 攻撃力5 体力6
ファンファーレ:自分の他の手札が5枚以上なら、+2/+2する。
自分の他の手札にニュートラル・カードが3枚以上あるなら「このフォロワーへのフォロワー、スペル、アミュレットの能力によるダメージは0になり、このフォロワーは能力で破壊されない」を持つ。
進化後 攻撃力7 体力8
ビューティー&ビーストの強い点
①:効果の発動しやすいファンファーレ
ビューティー&ビーストには2種類の能力があり、条件を達成すればスタッツが+2/2されます。ニュートラルカードが3枚必要な方の能力は達成に若干不安を覚えますが、手札が5枚以上という条件の方フェアリーを量産しやすいエルフにとって非常に簡単。この能力だけでも攻撃力7 体力8とかなり高いものがあります。
②:ニュートラルカードが3枚以上あるときの追加能力
6/7/8という高い能力に加え、能力によるダメージを0にして、能力による破壊を受付けません。「選択できない」能力と似ている部分はありますが、あちらは対象にされない代わりにランダム破壊効果で除去可能、こちらは対象にされますが対策手段が限られます。
6ターン目に出されると高いステータスに加えて破壊もできないのでかなりの圧力をかけることができます。
ビューティー&ビーストの弱い点
①:盤面処理能力に欠ける
ビューティー&ビーストは相当に強力な能力を持っており、対処手段も限られる為に優勢状態から拮抗状態ならその力を存分に発揮しますが、盤面自体にはあまり影響しないのが少し気になる部分。
②:消滅効果は対象外
「能力による破壊は受付けない」効果である為、消滅はきっちり効果が発動します。具体的な例を挙げると「破邪の光」と「オーディン」、「ライトニングブラスト」、が対象になります。とはいえ、これらのカードはウロボロスが蔓延っている現環境でもそれほど見かけないのであまり気にしなくてもいいかもしれません。
しかし、エルフミラーの場合は「クリスタリア・リリィ」を採用する場合は十分に考えられるのでそちらは注意した方がいいかもしれません。
ビューティー&ビーストの採用デッキ
①:エルフ・ニュートラル混合デッキ
効果を最大限に発動するにはニュートラル中心デッキの方が強力ですが、最低限でも十分に強力です。元々「歴戦の傭兵・フィーナ」や「ミニゴブリンメイジ」といったカードは既にデッキに組み込まれており、「エルフの双撃」といった優秀なカードが追加されたエルフにとってはそれほど無理なくニュートラルをエルフカードが中心のデッキに組み込むことが可能です。
②:テンポエルフ
能力的には盤面を取っている状況に強力で、従来のOTKエルフに採用するというよりはこちらのテンポエルフのようなデッキの方が合うのではないでしょうか。盤面を取れていれば単純に高い能力を持つフォロワーというだけでも十分に効果を発揮することができます。
相性の良いカード
ビューティ&ビーストの使用について、現在までに発表されているカードで相性の良いカードを挙げていこうと思います。
フェアリーウィスパラー
レアリティ:ブロンズ
フェアリー2枚を補充することが可能で、楽に5枚以上達成することができます。更に、以前発表された「鏡の世界」の登場で手札のフェアリーをニュートラル化にすることが可能。「ビューティー&ビースト」だけでなく、「不思議の探求者・アリス」とのシナジーも抜群。
エルフプリンセスメイジ
レアリティ:シルバー
こちらもフェアリーを増やす効果ですが、どのようなデッキタイプでも無理なく入れることができます。特に「クリスタリア・リリィ」を採用する為にフェアリーウィスパラーを採用しないならこちらは必須級。
0コスフェアリーは様々な用途が存在するのでニュートラル化させても手札で腐らないのも優秀。
ビューティー&ビーストの評価とまとめ
評価:S
現状、能力だけを見てもかなり強力です。今回は各クラスにニュートラル強化カードが導入されていますが、「ビューティー&ビースト」は能力の発動も比較的ゆるく、効果が発動すれば相当の力を発揮します。ニュートラル中心のデッキだけでなく、どのようなデッキにも採用される可能性があるのも◎。強力なフォロワーは7PP以降に固まっているので6ターンで出せるのはかなりのアドバンテージでもあります。
「鏡の世界」が発表されたことで、フェアリーを量産しやすいエルフにとっては全てが追い風。現状発表されているカードプールでは、「不思議の探求者・アリス」や「エルフの双撃」といったカードも優秀。更にダメ押しで「ビューティー&ビースト」が発表されたことで環境初期を大いに荒らしそうな予感が感じられます。