ライフが低めに設定されているシャドウバースは、OTKデッキを作りやすいゲームです。
そのため、ガチデッキからネタデッキまで、様々な種類のコンボデッキが生まれてきました。
そこで、今回は比較的強いコンボデッキであるOTKドラゴンを紹介します。
「荒牙の竜少女」を軸とした特殊なデッキ
このデッキは手札を捨てた際の「荒牙の竜少女」による効果で大ダメージを狙うデッキです。
【荒牙の竜少女】
コスト:2
クラス:ドラゴン
効果:自分が手札を捨てるたび、捨てたカード1枚につき、相手のリーダーに1ダメージ。基本的2~3枚の「荒牙の竜少女」を出してから「新たなる運命」を使うことで、自分の手札を大量に捨てます。
【新たなる運命】
コスト:2
クラス:ニュートラル
効果:手札をすべて捨て、捨てたカード1枚につきカードを1枚引く。
「荒牙の竜少女」は真っ先に破壊されてしまうので、ターンを跨がないでコンボを成立させる必要があります。
「新たなる運命」から引いた2枚目「新たなる運命」があれば、20点以上のダメージを与えることも可能です。
デッキ例
フォロワー
- 荒牙の竜少女 3枚
- ミニゴブリンメイジ 3枚
- 風の軍神・グリームニル 3枚
- ワイバーンライダー・エイファ 1枚
- ドラゴンウォーリアー 3枚
- 大鎌の竜騎 3枚
スペル
- ブレイジングブレス 3枚
- 光の道筋 3枚
- 新たなる運命 3枚
- 竜の託宣 3枚
- 竜の伝令 3枚
- サラマンダーブレス 3枚
- 竜の闘気 3枚
アミュレット
- ドラゴンの卵 3枚
とにかくデッキを消費しよう
OTKドラゴンは基本的に「荒牙の竜少女」によるコンボしか勝ち筋がありません。
デッキ構成もより早く、より安定してコンボを発動できるようにかなり特化した構成になっています。
非常にドローカードが多く、「光の道筋」や「竜の闘気」などは3積みです。
【光の道筋】
コスト:2
クラス:ニュートラル
効果:カードを1枚引く。
他のカードの効果で、このカードが手札から捨てられたなら、カードを1枚引く。
【竜の闘気】
コスト:5
クラス:ドラゴン
効果:自分のPP最大値を+1する。
カードを2枚引く。
自分のリーダーを3回復。
ドローカードは例えコンボパーツが引けなくても、デッキ圧縮をすることで、次に引く確率を挙げてくれます。
また、2コストフォロワーは「荒牙の竜少女」しかないので、「ミニゴブリンメイジ」で確定サーチをすることができます。
【ミニゴブリンメイジ】
コスト:3
クラス:ニュートラル
効果:ファンファーレ コスト2以下のフォロワーをランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える。
新カードで安定感が上昇
OTKドラゴンはキルターンが不安定なことが弱点ですが、新カードの「ドラゴンの卵」追加によって序盤の安定した動きが可能となりました。
【ドラゴンの卵】
コスト:1
クラス:ドラゴン
効果:覚醒 状態なら、自分のターン開始時、自分のリーダーを2回復して、カードを1枚引き、このアミュレットを破壊する。
効果自体はそれほど強くないですが、デッキコンセプトにマッチしており、1ターン目に使えると後々役に立ちます。
1コストなので中盤の空いたPPで使えるということもあり、どんなタイミングでも腐ることはありません。
回復効果もあるので遅延に繋がることも大きいです。
削りの手段も確保しよう
OTKドラゴンのコンボだけで20点を削りきるには「新たなる運命」のめぐりあわせが上手くいかなければならないので、かなり難しいです。
そのため、勝率を上げるには、他にある程度ライフを減らす手段を用意します。
前環境では「ワイバーンライダー·エイファ」くらいしか疾走フォロワーがありませんでしたが、新カードには瞬間火力に優れたカードが多く、選択肢が増えました。
【ワイバーンライダー·エイファ】
コスト:3
クラス:ドラゴン
効果:このフォロワーは攻撃されない。
ファンファーレ エンハンス 7; +2/+2して、疾走 を持つ。
「大鎌の竜騎」は覚醒状態で疾走が付与されるので、削りの役割に最適です。
【大鎌の竜騎】
コスト:3
クラス:ドラゴン
効果:必殺
ファンファーレ 覚醒 状態なら疾走 を持つ。
「風の軍神・グリームニル」はエンハンス効果で4点ダメージを与えるほか、序盤の守りの要になります。
【風の軍神・グリームニル】
コスト:3
クラス:ニュートラル
効果:守護
ファンファーレ エンハンス 10; 相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに1ダメージ。これを4回行う。
大型大会でも好成績
これまでOTKドラゴンはTier2~3位の強さとされていましたが、最近JCGでOTKドラゴンを使って優勝したプレイヤーが現れたことで、注目されるようになりました。
デッキ公開制のJCGで不意打ち型のデッキであるOTKドラゴンが優勝したことは快挙と言えるでしょう。非常に良い実績を残したので、RAGE GRAND FINALSで使われるかもしれません。