5月23日のアップデートでドラゴンは甚大な被害を受けました。
最強デッキ候補からは落ちましたが、それでも上位デッキに位置する程の強さを持っています。
そこで、今回はナーフに合わせて修正したランプドラゴンを解説します。
対ヘクターネクロの性能が大幅にダウン
「風読みの少年・ゼル」と「ライトニングブラスト」の効果を考えると、コントロールデッキに対して弱くなったと思うでしょう。
しかし、使ってみるとヘクターネクロのようなアグロ気味のデッキにも弱くなっています。
主要カードの変化はデッキ全体に影響を与えるので、まずは細かく考察してみましょう。
「風読みの少年・ゼル」のナーフ
「風読みの少年・ゼル」はランプドラゴンにとって、貴重な軽量カードです。
ヘクターネクロ戦では只の2/2のバニラカードですが、序盤のダメージを減らすという重要な役割を担うことができます。
敵の2コストフォロワーとトレードしても良いですし、「ゾンビパーティ」を打たれたとしても、フォロワーの展開を阻止することに繋がっています。
2ターン目にパスをするか、ゼルを出すかで被ダメージは大きく変わるので、割りと勝敗に直結します。
ナーフによって4コストになったことでこの役割が消え、間違いなく序盤の動きが厳しくなりました。
「ライトニングブラスト」のナーフ
ランプドラゴンは、AoEが豊富なので10PPあれば大抵なんとかなります。
しかし、唯一例外があり、それは「死の祝福」と「骨の貴公子」のコンボです。
「バハムート」を使っても4体の「スケルトン」が残ってしまい、返しに「魔将軍・ヘクター」を使われたら、フェイスに12点も飛んできます、ライフに余裕がある状況は少ないので、大抵これだけで負けてしまいます。
かつてはこの状況を切り返す為に「ライトニングブラスト」が使われていましたが、今となってはこのコンボを完全に防ぐ手段は失われました。
代替カードは疾走フォロワー
「風読みの少年・ゼル」を失った分の火力を補わなければならないので、瞬間火力が高いカードを代わりに採用します。
様々な案がありますが基本的には「ジェネシスドラゴン」「ゼウス」「ダークドラグーン・フォルテ」あたりを6~9枚採用しましょう。
これまでライフ20を2ターンで詰めることが出来ましたが、今回の採用カードではどうしても3ターンはかかります。
同じ様な戦い方はできても、明らかに遅くなってしまうことは受け入れましょう。
中盤やAoEの強さは健在
ドラゴンで最もカードパワーが高いとされる「水竜神の巫女」は健在なのでゲームの展開が大きく変わるわけではありません。
決定力が落ちてキルターンが伸びてしまっただけなので、対戦相手を封殺するような戦いなら以前と同じような強さを持っています。
また、「ライトニングブラスト」を失っても、他にもたくさんのAoEが残っています。
一部の状況だけが厳しくなっただけなので、大部分の相手は殲滅することができます。
イージスビショップには一転して不利
ナーフ以前はイージスビショップに対しては微有利といったところでした。
「ヘヴンリーイージス」に攻撃される前に「風読みの少年・ゼル」の進化効果を使えればほぼ勝てます。
その為、よほど手札のめぐり合わせが悪くなければ全く脅威ではありませんでした。
しかし、ランプドラゴンの瞬間火力が大幅に落ちたことで、状況は一転します。
勝ち筋を「風読みの少年・ゼル」に頼っていたこともあり、以前よりライフことに時間がかかりるようになりました。こうなるとイージスが動けるようになり、勝率はイージスビショップが上回ってしまいました。
リーサルまでの道のりを考えよう
ナーフ以前のランプドラゴンは基本「風読みの少年・ゼル」の進化効果を発動できれば11点か13点のダメージを生み出すことができるので、あまり考えなくても20点に届きました。
しかも、「風読みの少年・ゼル」自体が進化しているお陰で小さい守護フォロワーなら突破できたので、ダメージ計算はとてもシンプルでした。
しかしナーフ後は細かく打点を稼がなければならないので、対戦相手の回復や守護フォロワーも意識する必要があります。
ライフが20残っていたら、最低相手に2回ターンを渡すことになるので、返しの動きをより深く読む必要があります。
大ダメージを与えられるというプレッシャーを与えられなくなってしまったため、これまでとは違った動きをされるということにも留意しましょう。
特にドラゴンミラーとなると対戦相手の動きも依然と大きく違うので、新しい攻略方法が必要となるでしょう。
再度研究が必要
現在のランプドラゴンはデッキパワー自体まだまだ一戦級ですが、他の上位デッキと相性が悪くなってしまいました。
もしもランプドラゴンを大会で使うなら、今まで使ってきた戦術を捨て、新しい戦い方を模索する必要があります。