エルフは周りのデッキ大きく移り変わりした為、Tier1から落ちてしまいました。
けれども、使いこんできた人は非常に多いので、比較的強いクラスといえるでしょう。
そこで、今回はOTKエルフについて解説します。
「リノセウス」で致命的な一撃を決めよう
スタンダード環境の頃から、「リノセウス」はいつも強力なカードとして存在していました。
その決定力は現環境でも通用します。
ToGのカードはOTKエルフに合ったカードが多く、全体的に強化されました。
使用率は以前の環境ほどではないのですが、練度の高いエルフ使いによって、高い勝率を出しています。
後半戦の火力が増加
非常に強いエンハンス効果があるカードが多いの、一見デッキが軽そうに見えても終盤戦でも全く問題ありません。
「クリスタリア・リリィ」はスタッツの高いフォロワーを疑似除去することができます。
「自然の導き」で再利用できることも考えながら使いましょう。
「クリスタリア・エリン」はアグロデッキと対戦する際には必須カードです。
8コストあれば進化することも出来るので、使い道が非常に広いです。
「ジャングルの守護者」はエンハンスを発動させると8点分の火力になります。
対戦相手の残りライフが12になれば、間違いなく「リノセウス」射程圏内に入っているでしょう。
進化権は慎重に使おう
「エルフプリンセスメイジ」と「歴戦の傭兵・フィーナ」は進化時に0コストのフォロワーを生み出すので、「リノセウス」の攻撃力アップにつながります。
それ故、雑にフォロワーを進化させると、総合的な火力が少なくなってしまいます。
温存し過ぎても「リノセウス」に使えば攻撃力が2上がることになるので、慎重気味な方が良いでしょう。
ただし、ヘクターネクロのような攻撃的なデッキが多い現環境では、積極的に進化させないと負けてしまうこともあります。
プレイングの質が重要
OTKエルフのカードは全体的に強いカードが多いですが、ピーキーな性能に偏っています。
「森の意思」のようなランダムダメージが特徴で、プレイングを間違えるとカードの質を大きく下げてしまいます。
相手の動きに対する対応能力は低めなので、1つのミスが勝敗を決めることがあります。
コントロールデッキに有利
このデッキは手札から圧倒的なダメージを生み出すデッキなので、除去カードが多いコントロールデッキを手玉に取ることができます。
序盤から攻め込まれる心配もないので、安心してコンボパーツを集めることができます。
例え相手の盤面にフォロワーがいなくても、「エルフプリンセスメイジ」と「歴戦の傭兵・フィーナ」を進化させて0コストフォロワーを作りだしても良いです。
一見もったいないように見えますが、基本的にリノセウスコンボ以外では大したダメージが入らないので、コンボの火力を挙げることに注力した方が良いです。
最悪の場合、火力が足りなくなって有利マッチを落とすことになってしまいます。
また、コントロールデッキの多くは守護フォロワーを採用しているので、フォロワーを除去する手段を確保しておくことが大切です。
「クリスタリア・エリン」はエンハンスで進化権を回復できるので、除去カードとして使用することも出来ることに留意しましょう。
採用されている守護フォロワーは相手のデッキを見れば予想可能なので、最低限の備えで十分です。
また、純コントロールではない超越ウィッチやセラフビショップにも比較的有利ですが、のんびりしているとキルターンまで耐えられて、差し切られてしまいます。
手早く最大限ダメージを生み出せるように、プレイングを磨きましょう
攻撃的なデッキに不利
序盤から中盤にかけてコンボパーツを探さなければならないので、その分テンポロスが発生します。
「ミニゴブリンメイジ」によるサーチが「翅の輝き」によるドローは必須なのですが、ばんめんを強くすることはできません。
そのため、1ターン目からフォロワーを置いてガンガン攻めるデッキは苦手としています。
復讐ヴァンパイアといった盤面の強さと瞬間火力を両立したデッキは、事故を起こしてくれない限り厳しいです。
もちろんことらもある程度対策を立てることができます。
「クリスタリア・エリン」はアグロデッキに対して非常に強力なカードで、このカードは1枚でも多く使いたいです。
「森の意思」も手札次第では効率的の除去が可能で、「シャドウリーパー」といった潜伏フォロワーも処理が可能です。
とはいえ、回復や除去は本職ではないので、限界はあります。
アグロデッキが理想的に動いてきたら、素直に諦めましょう。
使いこなせれば強力なデッキ
OTKエルフは割と敷居が高く、あまりビギナーが簡単に扱えるデッキではありません。
けれども、上級者が使えばその理不尽な攻撃力を活かして、非常に恐ろしいデッキに変わります。