「風読みの少年・ゼル」「ライトニングブラスト」「骨の貴公子」がナーフ!この弱体化は現環境に大きく影響を及ぼすでしょう。
これらについて、あぽろ氏が解説されています。
公開:2017年5月21日 「風読みの少年・ゼル」「ライトニングブラスト」「骨の貴公子」ナーフ解説
youtuber・あぽろ氏によるナーフ解説です!
*本記事使用画像は紹介動画、ライターのSSから記載
ナーフ対象と解説
『シャドウバース』公式サイトにて、5月23日のメンテナンスで、カードの能力変更が行われるという旨の発表がありました。
公式から発表されたナーフ内容は以下の通り。投稿者・あぽろ氏の解説を中心に記述をさせていただきます。
ライトニングブラスト
【ライトニングブラスト】
コスト:6
クラス:ドラゴン
効果:相手のフォロワー1体か相手のアミュレット1つを消滅させる。エンハンス10;相手のフォロワーすべてとアミュレット全てを消滅させる。
エンハンス能力が削除されます。
公式の解説にも記述がありましたが、このカードは各リーダー、デッキの幅を狭めてしまっていたカードになります。「バハムート」も似たような能力はありますが、ドラゴンリーダーの特性としてPPブーストがあるので、いち早く10コスト「バハムート」を出すことが可能なわけです。
それに加え、「ライトニングブラスト」も積めるとなると、フォロワーを展開する、アミュレットに依存して戦うタイプのデッキの使用率、構築率が下がることは確かです。
とはいえドラゴンが弱体化するかというと、前環境ほどの扱いにはならないと思われます。「水竜神の巫女」や強力なニュートラルがありますしね。
これからはまた「オーディン」が使われるようになるのではないかと。
「ライトニングブラスト」の全体消滅がなくなることで、
「デュエリスト・モルディカイ」や
ヴァンパイアカードの「メイルストロームサーペント」を使った、カードパワーはあるものの、消滅に弱い、全体確定除去に弱いカードを使ったデッキが息を吹き返すのではないでしょうか?
風読みの少年・ゼル
【風読みの少年・ゼル】
コスト:2→4
スタッツ:2/2→3/4
クラス:ドラゴン
効果:進化後
進化時覚醒状態なら、自分の他のフォロワー1体は疾走を持つ。
コストが増え、それに伴いスタッツが引き上げられます。
とにかく、「バハムート」「ウロボロス」などに対して疾走能力を付与することが難しくなります。展開の速さを考えると、「竜騎兵」でコストを下げていくムーブを挟むことが必要になってきますが、今までのように気軽にバーストダメージを狙えなくなります。
テンポが悪くなるので、素直に疾走を持ったフォロワーが使われることが多くなるのではないでしょうか。
骨の貴公子
【骨の貴公子】
コスト:3→4
スタッツ:1/1
クラス:ネクロマンサー
効果:ファンファーレ 自分のフォロワーすべては、「ラストワード スケルトン1体を出す。」を持つ。
コストが3→4へ増えます。
3ターン目に「骨の貴公子」を出されて泣かされたプレイヤーも多いのではないでしょうか?正直なところ、それが4ターンになったところで弱くなるかといえば、大幅な弱体とはいえないと思います。
しかし、確実にテンポロスになるので何かしらの結果が表面化してくるでしょう。コスト1上昇の影響は即日現れるものでもなく、少し間を置いて議論されることでしょう。
ナーフされることによる環境への影響
とにかく、コントロールが増えます。一番わかりやすい変化だと思います。やはり「ライトニングブラスト」のトラウマが払拭されることによる影響は、コントロールなどの長距離ランナーデッキに顕著でしょう。
ビショップのセラフデッキや、ウィッチのの超越デッキも息を吹き返すはずです。
あぽろ氏は、ネクロマンサーについては、「死神の手帳」「ネフティス」が増えると予想しています。確かに今の環境でも十分な強さを持ったタイプのデッキではありますが。
「ライトニングブラスト」の全体確定消滅がなくなることで、ネクロマンサーにとってはラストワードを活かせる機会が増えるということでもあります。つまりネクロマンサーは相対的に、立ち位置は変わらないかもしれませんね。
ロイヤルは、「レオニダス」や「不滅の英雄・ローラン」、「王家の御旗」なども使いやすくなるのではないでしょうか。超越ウィッチが増えることが予想されるので、メタ的にアグロロイヤルも勝てるようになるかもしれませんね。
とにかく、アミュレットなどが盤面に居座ることで能力を発揮するタイプのデッキ、コントロールなどの長期戦デッキが台頭してくるでしょう。
それに伴いアグロも。
結局のところ、ネクロマンサーの強さは変わらないかと。様々なデッキタイプの可能性が考えられるのはいいことです。
統計的に考えようとするならば、ナーフ後しばらくは安定しない環境にはなりますが、新しいタイプのデッキを作る楽しみが増える変更になると思います。