ミッドレンジロイヤルはスタンダード環境から現在まで存在する安定したデッキです。
徐々にデッキレシピを変えながらも、フォロワーの強さを活かしたスタイルは変わっていません。
現環境では他のデッキが台頭してやや影が薄くなりましたが、その強さは健在です。今回は、ミッドレンジロイヤルの性質や、他の有力デッキとの相性について解説します。
目次
「円卓の騎士・ガウェイン」は不採用
このデッキは指揮官フォロワーをあまり採用しないのでシナジーがない「円卓の騎士・ ガウェイン」は使いません。
「レヴィオンセイバー・アルベール」は基本エンハンス効果を発動させ ることが前提なので、コストダウンのが活きません。
「ルミナスメイジ」も1コスト下げたところで出せるターンは変わりません。
「メイドリーダー」のサーチ先を強力な2種類に絞るために、他の指揮官フォロワーを採用することはおすすめしません。
これらの理由により、ガウェインの枠には盤面を取れる動きが出来る「フローラルフェンサー」の方がデッキに合っています。
非常に厄介なルミナスメイジ
新カードの「ルミナスメイジ」の効果はこのデッキの軸となる程強力です。
進化権は出来るだけアルベールに使いたいので、進化権を消費しない効果は想像以上の働きをします。
スタッツの5コスト相当なので、これといった弱点もありません。「ルミナスナイト」を進化させれば打点増加にもなります。
ロイヤル自体がそこまで流行っていないのでこれまで特に注目されていませんでしたが、カードパワーだけ考えれば「骨の貴公子」並みといっても良いでしょう。
「ファングスレイヤー」「レヴィオンセイバー・アルベール」で止めを刺そう
ロイヤルは強いフォロワーが豊富なので、そう簡単に盤面を取られることはありません。
終盤まで主導権を握りながら、確実にダメージを与えられる「ファングスレイヤー」や最大10点バーストを狙える「レヴィオンセイバー・アルベール」で決着させましょう。
「レヴィオンセイバー・アルベール」は「メイドリーダー」からさーちできるので、終盤には高確率で手札に入っているでしょう。
5ターン目には使えますが、エンハンスが非常に強力なので被っていない限りキープしておくことがセオリーです。これらのカードで仕留められなくても他にも疾走フォロワーがいくつかあります。
しかし、長引けば不利になる可能性があるので、あらかじめダメージを与えてから「レヴィオンセイバー・アルベール」でフィニッシュすることが理想です。
ドラゴンに有利
序盤から盤面と取りながら9ターン目をキルターンとするこのデッキは、現在使用率が高いランプドラゴンと相性が良いです。
ランプドラゴンの序盤の盤面が悪く、守りも余り堅くないので、ミッドレンジロイヤルの強い動きをそのまま叩きこむことができます。
序盤から盤面を取りつつ、9ターン目にエンハンス発動を進化したによる「レヴィオンセイバー・アルベール」10点バーストを決めれば理想的です。
しかし、タイミングは結構シビアなので、序盤に盤面を取れなかったり、アルベールを確保できていないと、相手に主導権を渡してしまいます。
そうなると、カードパワーの差で逆転は難しいです。
ランプドラゴン自体は強いデッキなので、無駄なく詰めることを意識しましょう。
ネクロマンサーには不利
盤面の強さに定評のあるミッドレンジロイヤルですが、その盤面の強さで現在最も使われているヘクターネクロに劣っています。
単純に力不足が原因で負けてしまっているので、中々厳しい状況です。特に最近は後ろを強くしている型が多いので、盤面の取り合いはかなり不利です。
決定力という点でも「魔将軍・ヘクター」や「ケルベロス」がネクロマンサーにはあるので、そこまで有利に働きません。
同系統のデッキが最強クラスということもあり、現在ミッドレンジロイヤルの使用率はあまり高くありません。
エルフは守護フォロワーの数次第
現在のエルフは白狼白銀型とOTK型の2種類が基本です。
白狼白銀は9ターン目に盤面を無視して倒す手段を持っているので、不利になります。
しかしOTK型はフォロワーの攻撃で一気に詰めてくるタイプのデッキなので、守護フォロワーが多いミッドレンジロイヤルなら有利を取れます。
とはいえ、こちらもフォロワーの攻撃で勝負を決めるデッキなので、守護フォロワーを立て続けに並べられると厳しくなります。
また、エルフは妨害能力が高めなので、相手の除去を振り切って有利にゲームを運ばないと、中々仕留められません。
粘られると「ジャングルの守護者」のようなサイズの大きいフォロワーが来るので、できるだけ早めに決着をつけましょう。
最適解が難しいデッキ
盤面を取る為のトレードについては、上級者でも常に頭を悩ませんます。
そのため、一見プレイングがシンプルに見えるミッドレンジロイヤルですが、最適解を見つけることはそう簡単ではありません。
少しでも勝率を上げようとすると、かなり深く考える必要があります。