ネクロ・ドラゴンと続き環境のNo.3となっているエルフ。この記事ではそのエルフデッキの種類からOTKエルフを紹介していきます。前環境と比べ耐え忍んでからの一転攻勢が狙いやすくなり、さらに万能なリーダーとなりました。
デッキレシピ紹介
ここではこのデッキのレシピを紹介していきます。エルフは仮想的に合わせて入れたいカードが変わっていくので、調整のしがいがありますね。
1コスト 9枚
ベビーエルフ・メイ…3
自然の導き…3
フェアリーサークル…3
2コスト 10枚
リノセウス…3
クリスタリア・リリィ…3
森荒らしへの報い…3
翅の輝き…1
3コスト 9枚
ミニゴブリンメイジ…3
風の軍神・グリームニル…3
エンシェントエルフ…3
4コスト 3枚
エルフプリンセス…3
5コスト 5枚
歴戦の傭兵・フィーナ…3
ジャングルの守護者…1
森の意志…1
6コスト 3枚
クリスタリア・エリン…3
7コスト 1枚
エルフクイーン…1
このデッキの立ち回りと勝ち筋
このデッキの主な立ち回りと勝ち筋を紹介していきます。
エルフはかなりアドリブをする機会が多いとは言え、明確な勝ち筋を意識すると残すべきカードや使用するべきカードが見えてきます。
なので、どのようなプレイをして勝利するかについて考えるためにも是非抑えていきましょう。
このデッキの主な勝ち筋としては、まずリノセウスのコンボ火力を与えて一気にダメージを与えることが挙げられます。
エルフは場にフォロワーを展開することは得意ですが、場に残すことは苦手なので如何にしてこのコンボ火力で打点を与えることができるか、またこのコンボのために手札を揃えることができるかと言う事が、このデッキを扱うに辺り重要です。
また、PPや盤面に空きがあれば逐一相手のリーダーにダメージを与えてリノセウスのコンボの圏内に入れていきたい所ですね。
現環境のエルフはクリスタリア・エリンの登場により以前より相手の攻撃を耐えることが可能となったため、リノセウスのコンボの為の手札を揃えるまでに耐えきるプランが安定しやすくなりました。
もう一つ立ち回りについて意識したい所は、除去についてどの位リソースの消費を抑えられるかという事です。
エルフは除去方法が豊富な分、進化権の使い方やフェアリーの消費などの管理がシビアです。
だから、どのように除去を行い、効果の再利用の見極めや消費リソースの緩和を意識していきたいですね。
カードの役割
それでは、このデッキに採用されたカードの持つ役割を紹介してきます。
エルフはなんでもできる分膨大なアドバンテージを派手に獲得する事は苦手なので、カードの役割に沿って的確に効果を発動していきたいですね。
ベビーエルフ・メイ……エルフの最序盤のエースの1枚です。特に対ネクロにおいては彼女をマリガンで回収することから始まる程です。また、ミラーでも重要な役割を占めており、ミラーにおいては彼女を有効に使用できた数の差が勝敗に直結すると言っても過言ではありません。対ドラゴンと対ビショップ以外には積極的に効果を発動させてアドバンテージを稼いでいきましょう。
自然の導き……リノセウスのために1~2枚は手札に確保しておきたいカードですが、場合によってはファンファーレ効果の再利用や手札交換のために使ってリソースを確保するために使いましょう。1コスのカードながら早めに発動しづらいところだけは欠点ですが、それを補って余りあるアドリブ性能の高さを誇ります。
フェアリーサークル……最序盤ではとりあえずフェアリーを置くことができるため積極的に発動しましょう。先攻でフェアリーサークル→フェアリー・フェアリー→エンシェントエルフと繋ぐ事ができれば勝利にぐっと近づくと言えます。中盤以降はリノセウスのブースターとして使用するか、フェアリーを置くために使用するかの見極めを意識していきましょう。
リノセウス……名実ともにエルフのフィニッシャーとなるカードです。彼をどのように使用するかが勝負の明暗を分けます。導きやエンシェントエルフの効果を活かして相手を削ることもあり、バーンカードや除去カードとして使用されることもしばしば。除去カードとして使用せざるを得なくなった場合は残りのリノセウスの枚数に気を付けていきましょう。
クリスタリア・リリィ……エンハンス6で相手のフォロワーを1体スノーマンに変える2/2/2フォロワーです。ドラゴンが台頭している上にラストワード効果も跋扈している現環境において必須級のフォロワーです。
森荒らしへの報い……メイと並んでエルフを代表する除去カードの1枚です。対ネクロにおいては、メイと並んでマリガンでは最優先で確保して行きます。また、フェアリーを生成してくれるので2点除去の使い方だけではなくリノセウスの為のプレイ回数の確保をしてくれることも偶にあります。
翅の輝き……エルフのドローソースです。コンボのためのパーツを揃える為にもPPと盤面の余裕作って積極的に発動させたいです。優勢時よりのカードかつ、2枚以上手札に揃ってしまうとかなり動きが苦しくなってしまいがちだったので1枚の採用となりました。
ミニゴブリンメイジ……リノセウスとメイとリリィのどれかを登場時に回収してくれるフォロワーです。手札リソースの確保に最低限以上の役割を果たしてくれるので基本的には先行して場に出していきましょう。
風の軍神・グリームニル……3/2/3守護というスタッツでアグロの猛攻をしのいでくれるフォロワーです。以前はエンシェントエルフに負担が集中していましたが彼の登場により、序盤では疑似エンシェントエルフとして機能するので負担を緩和してくれました。また、エンハンス10効果の4点バーンはリノセウスでギリギリ足りなかったダメージを補ってくれるので序盤と最終盤の切り札の1枚として活躍してくれます。
エンシェントエルフ……非常に高い汎用性を誇るフォロワーです。とにかく自身のスタッツとエルフのカードの効果の使い回し効果がともに強力なのでどのタイミングで出しても腐りにくいフォロワーです。
エルフプリンセス……0コスフェアリーを2枚進化時に生成してくれるフォロワーです。0コスフェアリーは優勢の場合やフェアリーの合計2点+@で相手の進化フォロワーを打ち取れそうな場合なら場に出して行きますが、基本的にはリノセウスの火力ブースターとして活躍してもらいます。
歴戦の傭兵・フィーナ……終身名誉エルフフォロワーと言っても過言ではない位エルフと好相性を誇るニュートラルフォロワーです。この0コスミニゴブリンメイジは基本的には場に出していきますが、6T目にミニゴブリンメイジ→エンシェントエルフ→ミニゴブリンメイジと言う動きができそうな場合や、リノセウスで確実に引導火力を渡せそうな場合には温存します。
ジャングルの守護者……このデッキでは守護効果よりもエンハンス10の疾走効果に重きをおいています。リノセウスの後の詰めとして高い保険性能を持っているため頼りになります。しかし、5コスフォロワーとしては現環境においてドラゴンやネクロのフォロワーの猛攻が厳しいため1枚の採用となりました。
森の意志……手札依存のため常に安定はしていませんが高い除去性能を持つカードです。相手に展開をされてしまった場合の保険として機能してくれます。とはいえ、2枚以上手札に揃ってしまうと事故の要因となってしまうので今回は保険の1枚として採用しました。
クリスタリア・エリン……とにかく高い汎用性を誇るエルフの大型フォロワーを代表するカードです。回復効果によってリノセウスのためのコンボ集めやエンハンス8のEP回復効果により相手のフォロワーの処理と獅子奮迅の活躍をしてくれます。彼女の存在により耐える動きが安定したのがとても有り難いところです。
エルフクイーン……登場時に墓地の数だけこちらの体力を回復するフォロワーです。スタッツが高い点とアグロに対しての保険として活躍してくれると言う点により1枚採用となりました。アグロへの引導として明確な性能を持っています。
まとめ
ここまでOTKエルフのレシピを紹介しましたが、エルフは環境に合わせて基本骨子のカードを除きかなり姿を変えるデッキです。
今回のレシピでも採用枚数が1枚のカードは状況に合わせて活躍するタイプのカードなので、噛み合っていないと皆さまが感じた場合は枚数を調整して頂くとより手に馴染むデッキとなり得ると感じます。
エルフは慣れるまでは少々大変ですが、一気にダメージを与えられた時の快感は与えるまでの雌伏の時と合わせて凄烈な物となります。このデッキと記事を通し、皆様がエルフに少しでも興味を持って頂ければ幸いです。ご一読ありがとうございました。