現環境でよく見かけるデッキの一つが「復讐」状態を活かしたヴァンパイア。そのデッキの登場によって再評価されつつあるカードについて観ていきたいと思います。
復讐ヴァンパイアデッキとは?
一言で言ってしまうと「自傷して復讐するデッキ」です。
ベルフェゴールやソウルディーラーの効果を使うことで自分の体力を強制的に10以下にすることで、早い段階から強力な復讐効果を持つカードで一気に攻め込むタイプのデッキです。
ガレット採用型復讐ヴァンパイア
今回、参考にさせていただいたのは浅羽鰈氏の「ガレット採用型復讐ヴァンパイア」デッキです。
- ブラッドウルフ(ブロンド)×3
- 糸蜘蛛の悪魔(ブロンド)×3
- 愛の悪魔・ガレット(ゴールド)×3
- 鋭利な一裂き(ブロンド)×2
- 群れなす飢餓(シルバー)×2
- 黒死の仮面(シルバー)×2
- サキュバス(ブロンド)×3
- 復讐の悪魔(シルバー)×3
- デモンコマンダー・ラウラ(ゴールド)×3
- ダークジェネラル(シルバー)×3
- ソウルディーラー(レジェンド)×2
- ジュエルデビル・モリアナ(ブロンド)×2
- ベルフェゴール(レジェンド)×3
- カオスシップ(シルバー)×3
- ディアボリックドレイン(ゴールド)×3
このデッキの特徴的な点はラウラやモリアナなどの強力な効果を持ったフォロワーでガンガン攻めるタイプのデッキであることだそうです。ガレットの効果でドラゴンブレスなどを防ぐことが出来ます。また、1コストのフォロワーを入れないことによってカオスシップで確実に2コストフォロワーをサーチできるようになっています。
立ち回り方
マリガン:ベルフェゴールやソウルディーラーを引くことが最優先です。
1ターン~3ターン:4ターン目にベルフェゴールやソウルディーラーで復讐状態に持っていくためにこの3ターンは盤面がとられないように注意しましょう。
4ターン:ベルフェゴールやソウルディーラーで復讐状態になったと後は盤面をとってしまいましょう。この段階で盤面をとられてしまうと自傷を行った時にそのまま削られてしまうので中止です。
5ターン:復讐状態になったらカオスシップを召喚しましょう。守護か疾走もしくは両方が出るので、戦況を大きく変えることができます。これ以降は疾走フォロワーなどで相手の体力を削っていきましょう。
評価が見直されてきているカードたち
この復讐ヴァンパイアデッキの中から評価が見直されつつあるカードについて触れていきたいと思います。
サキュバス(ブロンズ・STD)
スタンダードで登場したフォロワー。稼働したばかりの時はお世話になった人も多かったサキュバスですが、アップデートごとにその能力が使いづらくなってしまったこともあって全く見なくなってしまいました。ですが、やや扱いにくい効果であったもベルフェゴールとソウルディーラーのおかげでかなり能力が発動しやすくなりました。
1体でも十分に強力ですが、2体並べることが出来れば1ターンに4ダメージとかなり強力なダメージを与えることが可能です。現在の復讐ヴァンパイアデッキには必須の一枚になっています。
復讐の悪魔(シルバー・STD)
同じくスタンダードから登場したフォロワー。びっくりするほど高いステータスは魅力的ですが、復讐状態では攻撃できないデメリットがこれまでの環境では重すぎた一枚です。
早い段階から復讐状態にすることが出来るようになった現在の環境では、デメリットを気にすることなくその高いステータスを活かすことができるようになりました。
最近まで、その存在を忘れていたことは口が裂けても言えません。
ソウルディーラー
筆者自身、今になって分解してしまったことを今になって激しく後悔しているレジェンドです。スタンダート稼働当初はそのリスクの大きさから採用率が低かったカードですが、ブラッディ・メアリーとのコンボで注目されました。
現環境では、ベルフェゴールや黒死の仮面のおかげで更に使いやすくなりました。できるだけ早く復讐状態になることが重要なこのデッキにおいてソウルディーラーの存在は欠かせないカードとなっています。
分解して後悔しているプレイヤーはきっと自分だけではないと信じたいですね。
強力な復讐効果を持っているカードは再注目!
今回見直ししたのは、特に注目されている3枚のカードを紹介しました。これらのカード以外にもデモンコマンダー・ラウラをはじめとする復讐状態になるで強くなるカードはすべてもう一度注目されつつあるみたいですね。
まとめ
今回のヴァンパイアは、TOGの実装によってSTDのカードの評価も見直されるという珍しい現象が起きていますね。まさに神調整ですね。気に入っていたのに使われなくなってしまったカードもう一度活躍できる環境が生まれるのは嬉しいですね。
個人的には、今後は分解をもっと慎重に行おうと思いました。今回のヴァンパイアでソウルディーラーが活躍の機会を得たように、今後の調整次第で活躍するレジェンドレアがきっと出てくると思うので分解は計画的に行いましょう。