前回、ネクロマンサーでのドラゴンとの戦い方を解説させていただきましたが、今回はドラゴンの特定カードへの対策方法をピックアップしていきたいと思います!
対処法別ネクロカード
ドラゴンの注目カードごとに対処用のカードを紹介します。
ラハブ、風の軍神グリームニル
この二枚はネクロマンサーをやっていて頭を悩ませます。序盤にダメージを与えておきたいのに強力な守護が序盤から出てきちゃいますからね。ですが、色々な対処方法が存在します。
まずはこの2枚に対する共通のカードです。
1:ラビットネクロマンサー
現在めっきり採用率が減ってしまいましたが相変わらず強力なカードです。スタンダード期からバハムート降臨まで、アグロネクロには必須級のフォロワーでした。
骨の貴公子の登場により、ボーンキマイラや闇の従者等の盤面を取っていくタイプのフォロワーが重視されるようになりましたが、このラビットネクロマンサーは3/3/2というスタッツが重要なのです!
攻撃3であることでグリームニルと相打ちを取ることが可能、そしてラハブには後攻の場合進化で取ることができます。
体力が2であるため、ブレイジングブレスや2コスフォロワーで取られるのはやはり弱点ですが、それでも採用には一見の価値ありなのではないでしょうか。
2:オルトロス
こちらは先行向けのフォロワーですが、ほぼ採用されているだけのことはあり、汎用性がすごいです。
グリームニルならスケルトンとオルトロスを組み合わせることで除去効果のみで対処できます。
また、ラハブに対しては上記のラビットネクロマンサーを攻撃、その後オルトロスを出すことで残ったフォロワーに強化が入るので5点ダメージを与えることができます。
3:ゾンビパーティ
定番の2コス3ダメージスペルです。今までは消えぬ怨恨がダメージスペルでしたが、微妙に使いづらかった為、ネクロマンスの使用しないゾンビパーティは使い勝手が良いです。
グリームニルを突破でき、更にエンハンスでのゾンビ3体召喚は非常に使い勝手がよいです(ドラゴンよりもロイヤルやビショップにより効果的)
他にもよろめく不死者や死の一閃、冥府神の契約等が考えられますが現在の環境に合わせるとこの3枚でしょうか。
水竜神の巫女
めちゃくちゃなパワーカードです。ドラゴンは全体的に強化されましたが、これが一番強力なのではないでしょうか。PPブースト、平均的なスタッツ、更には覚醒状態で回復等、まったく隙がありません。
1:破魂の少女
ネクロマンスを4つ使いますが、優秀な除去を持つ2コスフォロワーです。骨の貴公子によりネクロマンスが溜まりやすくなったため、特に気にせず効果を発動することができます。
大抵水竜神の巫女を出してきたら進化させるので、そこにこの破魂の少女が刺さります。2コスであるため、骨の貴公子やボーンキマイラ等と合わせることでサラマンダーブレスにも対処が可能です。
2:死の舞踏
定番の確定除去スペル。ダメージ2点がおまけでついてきます。こちらは水竜神の巫女だけでなく、色々なフォロワーの除去に使えますが、中盤から終盤にかけて勝負を決めたいネクロマンサーなので使ってしまっていいでしょう。
また、9PPで除去しつつファントムハウルと合わせることで進化抜きで7点ダメージを叩きだせることもポイント。
3:ラビットネクロマンサー、オルトロス
ラハブやグリームニル対処でも出てきましたが、こちらは2枚合わせて対処可能。後攻4ターン目のラビットネクロマクサー進化でラハブを処理すると、攻撃力が5なので返しのオルトロスで除去できます。ブレイジングブレスを打たれると普通に処理されてしまうのが悩みどころ。
しかし、キーカードを連続して対処できるのがこの2枚の良いところですね。
これら3枚に共通して言えるのは、進化を使わないこと。リーダーに1点でも多くのダメージを与えていきたいアグロ・ミッドレンジではとても大きなアドバンテージになります。
サラマンダーブレス
これが一番大事なのではないでしょうか。PPブーストのしやすくなったドラゴンにとって、6PPまでは進めることはそれほど苦ではありません。しかし、上手く対処することができれば勝利をぐっと近づけることが可能です!
1:骨の貴公子
ネクロマンサーにとって必須であり、最強のカードです。序盤・中盤・終盤どこをとっても隙がなく、アドバンテージの塊のような代物。特に、サラマンダーブレスに盤面をクリアされても中からスケルトンが出てくる為、ヘクターに繋げることが可能です。破魂の少女を使った水竜神の巫女対策後に直接繋がっているのがずるいです。
また、ボーンキマイラと合わせるとそれだけで盤面に4体ものスケルトンが沸いてきます。
2:死の祝福
スタンダードな対抗手段です。ネクロマンス効果により体力が3になるので2体は残り、ヘクターと繋げることで最大10点のダメージを与えることができます。ネクロマンス6が少し厳しいですが、他に対策がなければこちらを使うことなるでしょう。
3:闇の従者
現在大流行の闇の従者ですが、サラマンダーブレス対策が大きいのではないでしょうか。AOEへの対策、オルトロスと組み合わせての無視できない火力、中から出てくるリッチも強力です。相手が6PPになる直前や、早めに置いておくとそれだけで抑止力になるでしょう。
ライトニングブラスト
デュエリスト・モルディカイや冥府の戦士・カムラ、その他ラストワード持ちフォロワーを全て消滅させてしまう悪夢のようなスペル。これをされると相当厳しいものがあります。
1:ファントムハウル・ケルベロス
現実的な対処方法として、一気に削ってしまうのが一番なのではないでしょうか。ライトニングブラストは10PPを使うため、守護を立てることができません。その為、ココミミハウルが確実に決まります。リーサル圏内である11点、もしくは9点にまで減らしておくことで抑止力になるかと思います。
他には怪犬の墓守が消滅対策ですが、なかなか採用するのも厳しく、バハムートを投げられることもあるのであまり対策とは言いづらいでしょう。
以上が、勝利へ向けて脅威となる主なキーカードの対抗策一覧です。
何故カムラが採用されなくなったのか
以前は、ドラゴン狩りの戦士とまで呼ばれたことのあるカムラでしたが、ドラゴンが強力な今の環境で、何故採用されなくなってしまったのか、その理由を少し考えてみましょう。
1:アグロ・ミッドレンジが強化されたから
序盤から中盤にかけて圧力をかけるアグロネクロ・ミッドレンジネクロが強化され、同コスト帯に強力なフィニッシャーであるヘクターが追加されたので、そもそも必要がなくなったからでしょうか。防御に特化しているため、ミッドレンジネクロでもなかなか採用はされにくいですね。
2:ライトニングブラスト・ヘブンリーイージスが刺さっているから
しかし、コントロールタイプのネクロがまったく見なくなったのはやはりこの2つが大きいのではないでしょうか。ネフティスネクロの主軸を担っていたカムラですが、主なコントロールであるドラゴン、ビショップ共に効果が発動しないのは厳しいのではないでしょうか。
特にライトニングブラストが強烈で、以前はオーディンしか対処手段がなく、採用率も高くなかったのでバハムートやジェネシスドラゴンに素出しでもある程度は安定していましたが、現在はライトニングブラストの採用率が高いので非常に危険になりました。
この2点が大きいのではないでしょうか。せめてライトニングブラストさえなければカムラ君も現環境で見ることができたかもしれませんね・・・