『神々の騒嵐』から登場した新カード『ブラッドムーン』によっておこるヴァンパイアデッキの変化をまとめていきます。
アグロヴァンパイアやコントロールヴァンパイアはどうなるのでしょうか?!
『ブラッドムーン』のおすすめな使い方も紹介するので、参考にしてください。
脅威のカード『ブラッドムーン』とは!?
『神々の騒嵐』から登場したヴァンパイアの新カードの中でも特殊といえるのがアミュレット『ブラッドムーン』です。
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「赤い月が呼んでるぜ!」
『ブラッドムーン』はカウントダウン4という制限を持っていながら、その能力は無条件での『復讐』発動です。
つまりリーダーの体力を10以下にすることなく『復讐』を使えるようになるカードということになります。
コスト3ということもあって非常に使いやすいカードなので、アグロヴァンパイアやコントロールヴァンパイアなどの従来のデッキにも大きな変化を生んでいます。
ブラッドムーンのメリットは?
『ブラッドムーン』のメリットは特に大きなメリットを上げると最速4ターンで『黙示録』が使え、最速6~8ターンで決着がつくことです。
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「この破滅からは逃れられない」
スペル『黙示録』は通常コスト8ですべてのフォロワーに8のダメージを与えるカードですが、『復讐』状態になるとそのコストは4になります。
そのため3ターン目に『ブラッドムーン』を出せば、次のターンには『黙示録』が使用可能です。
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「増殖する蛇の軍隊」
『復讐』で使えるカードの中で『ブラッドムーン』と最も相性がいいのが新カード『メイルストロームサーペント』です。
『メイルストロームサーペント』の場合は、復讐状態だと場を『メイルストロームサーペント』で埋めるので、相手による全体破壊・消滅がなければ次のターンで決着がつきます。
ただし、最速で使う場合は『神々の騒嵐』で登場した攻撃力5以上のヴァンパイアフォロワーを手札に出すフォロワー『バフォメット』が必要です。
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「目覚メナサイ...!」
エンハンス5で使えば、出したフォロワーのコストを3下げることができます。
他にも『復讐』で効果を持つ強力なカードが使いやすくなるため非常にヴァンパイアが戦いやすい状態を作ってくれます。
ブラッドムーンの注意点
『ブラッドムーン』はコスト3で使えるため非常に優秀なカードですが、場から離れるとその効果は消えてしまいます。
なので、アミュレットに対する破壊や消滅効果で『復讐』を止められる可能性があります。
特に中盤(5ターン目)に差し掛かるとアミュレットを破壊できるカードが増えるので要注意です。
他にも破壊・消滅がされなかったとしても、『ブラッドムーン』にはカウントダウンがあります。
そのため『復讐』による効果を使う前に『ブラッドムーン』が自動的に場から離れることもあります。
ヴァンパイアデッキへの影響とは?
これまでのヴァンパイアカードの復讐に関係するアミュレットといえば漆黒の契約です。
漆黒の契約は自分リーダーの体力を6削ることで『復讐』の発動につなげるため、自身を窮地に追いやることに変わりありません。
バトルを見ても、これまでのヴァンパイア戦では『復讐』を発動させないようにされることがほとんどだったので、『復讐』を基調としたデッキはあまりありませんでした。
自発的に『復讐』を使うのであれば難しい体力管理が必要です。
『ブラッドムーン』で体力関係なく『復讐』できることを考えると非常に革新的で、これからは復讐を基調としたデッキが使いやすくなります。
ブラッドムーンで復讐アグロも!
アグロデッキは元々復讐を必要としない、体力管理をしないということで生まれた速攻デッキです。
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「この爪ですべてを切り裂く」
従来のアグロデッキの場合、復讐を使わないということが基盤となっているので『ブラッドムーン』は使う必要がありません。
ですが、『ブラッドムーン』のおかげで『復讐』を使ったアグロデッキが組めるようになりました。
『復讐』を使ったアグロヴァンパイアは高火力フォロワーで場を埋める事ができます。
一気に場を埋めるのであればバフォメットで手札に出した『メイルストロームサーペント』ですが、それ以外で言えば『復讐』で疾走を持つ『ダークジェネラル』や『復讐』で攻撃力を+2する『ナイトメア』がおすすめです。
高コストカードを使いたい場合は『復讐』は関係ありませんが、効果で出したフォロワーのコストを-3できる『バフォメット』を使うと6ターン目で使用可能になります。
『復讐』を使わないアグロよりも出だしが遅いのが難点ですが、強力なフォロワーを使いやすい分、強いフォロワーを出されても耐久力があります。
名づけるのであれば『復讐アグロ』ですね。
体力が超安定のコントロールヴァンパイアに!!
自分優先に安定させながら場を整えていくコントロールヴァンパイアは、『復讐』を使ったデッキになっていることがほとんどです。
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「お前の血は何色だァ!(カッ」
そのため体力を削りながらもドレインや体力回復が行えるカードで安定させます。
『復讐』を使うのであれば、体力10まで削ったらそこで安定させるという回し方になりますが、相手の攻撃も受けながらとなると非常に難しくなります。
コントロールヴァンパイアで『ブラッドムーン』を使うと、場をコントロールしながらリーダーの体力がほぼ全快の状態で『復讐』が使用できます。
体力を回復するおすすめのカードはドレインを持つ『スウィートヴァンパイア』です。
他にもスペル『鮮血の口付け』や『ディアボリックドレイン』があるため回復には困りません。
『メイルストロームサーペント』、『アビスビースト』や『ビーストドーミネーター』といった強力なフォロワーとスペル『黙示録』が使いやすくなるので、アグロ系のデッキに対して打たれ強く大ダメージを与える立ち回りも可能です。
ブラッドムーンはヴァンパイアデッキに必要?不要?
『ブラッドムーン』について一通りまとめてみました。
結果としてヴァンパイアデッキに必要か不要かで言えば、とても必要になります。
今まで復讐を発動して戦おうとしても相手が10まで削ってくれないということがほとんどで、『復讐』を発動する暇なく終わっていることもありました。
そのため『復讐』での攻撃は捨てたデッキか、難しい体力管理を行うデッキが主流です。
無条件で『復讐』を発動できる『ブラッドムーン』はこれからのヴァンパイアデッキに必要不可欠といえます。
ただ一つ気になるのは優秀すぎるあまり下方修正が入らないかどうかですね。
『復讐』を使ってデッキを組みたい方は必ず入れるようにしましょう。