今回はウィッチの新カードを考察していきます。
派手な効果を持ったカードが多く見られますね。
評価Sの新カード
環境の中心になりそうなカード。
魔導の巨兵
相手の能力で選択できない。
【ファンファーレ】自分の手札の土の印・アミュレットをすべて捨て、
捨てた土の印・アミュレット1枚につき+2/+2する。
1枚捨てるだけでも8/8と非常に高いスタッツに除去耐性を持っていて、デッキによっては厄介極まりないカード。
ロイヤルでは「ツバキ」も「死の舞踏」も受け付けないので処理するには盤面のフォロワーで総攻撃するか守護でごまかすくらいしか方法がなく、天敵となり得るでしょう。
ただでさえ巨大なスタッツのフォロワーを苦手とするエルフにではほとんど対処がなく出された時点でゲームが決まりかねません。
超越キラーになるであろうことは想像に難くなく、ドロシーでも上から取れないのでドロシーウィッチでも手を焼きそうです。
ランダム破壊である「よろめく不死者」「ネクロアサシン」を持つネクロマンサーや「テミスの審判」「神魔裁判所」を持つビショップを持つビショップには「秘術ウィッチ」自体が元々有利であるため、新環境では「秘術ウィッチ」が一気に環境に躍り出ることもあるかもしれません。
新たに生まれることになりそうな攻撃的な秘術ウィッチとの相性ももちろん良いですが、従来通りの防御的な秘術ウィッチでも十分な強さを発揮するでしょう。
評価Aの新カード
学院の新入生・ルゥ
ファンファーレ スペルブーストを持つカードをランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える。
「次元の魔女・ドロシー」をサーチすることも可能なウィッチ版「メイドリーダー」。
スタッツは低いもののサーチしたフォロワーを展開すればテンポロスは取り返せるので、ドロシーウィッチの安定感が上がりそうです。
マーリンと違いフォロワーも対象なので「フレイムデストロイヤー」のサーチ手段として「超越ウィッチ」への投入も考えられます。
マジカルガール・メルヴィ
【ファンファーレ】自分と相手はカードを手札が7枚になるまで引く。
十分なスタッツに、最大でお互いに7枚ドローとインパクトの強い効果を持っています。
以前からリソースが不足しがちであり、魔導の巨兵の登場でさらに手札消費が激しくなりそうな秘術ウィッチでのキーカードとなりそうです。
相手もドローするデメリットはありますが、手札消費の速いデッキなら相手よりも多くドローできるのでアドバンテージでは優位に立てます。
天輪のゴーレム
【ファンファーレ】【土の秘術】相手のリーダーか相手のフォロワー1体に3ダメージ
「デモンストライク」を内蔵したようなフォロワー。
土の印を消費するものの、進化権なしで盤面に干渉することも顔を詰めることも可能で攻めにも守りにも使いやすい能力。
4コストフォロワーの標準スタッツを持っているのも評価できます。
評価B
キマイラ
【ファンファーレ】 相手のフォロワー1体に4ダメージ。スペルブースト コスト-1
新たなスペルブーストフォロワーで、ドロシーウィッチの採用候補となりそうなカード。
元のコストが重いのが使いづらいところ。
ロイヤルなどに対して盤面をとりやすくなるので、環境との兼ね合いでフレイムデストロイヤーかこのカードを選択して1~2枚採用されることになるでしょうか。
夜の魔術師
【ファンファーレ】
土の秘術
+1/+1して、潜伏を持つ。
潜伏を持つので、アグロロイヤルの「スウィフトペネトレーター」のように次のターンのダメージを確約する使い方で輝きそうなカード。
秘術ウィッチに攻撃的なカードが増えるので、「アグロ秘術ウィッチ」のようなデッキが作られれば活躍しそうです。
評価C以下
言霊使い・ジンジャー
【ファンファーレ】ターン終了まで、自分の手札のフォロワーすべてのコストを0にする。ターン終了まで、自分のリーダーは「ファンファーレ能力を働かせることができない」を持つ。ターン終了まで、自分のフォロワーすべてと新たに場に出たフォロワーすべては、相手リーダーを攻撃不能。
魔導の巨兵に並ぶもう一枚のレジェンドカードですが、現状ほとんど使い道のないカード。
今のところウィッチに相性の良いカードもなく、9ターン目以降になってフォロワーを並べるだけではあまり意味がない場合がほとんどです。
新しく登場するニュートラルのアミュレット「力比べ」と併用してバハムートを初めとした大型フォロワーを並べるコンボなどが考えられているようですが実用的ではありません。
ジンジャーのために高コストフォロワーをたくさん採用すれば必然的に事故率も上がってしまいます。
次のパック以降の追加カードに期待したいところです。
ウィッチ編は以上です。
この他にはよく使われることになるカードはないでしょう。
今まではあまり活躍できていなかった秘術ウィッチの台頭が見られるかもしれませんね。