ミニゴブリンメイジのナーフによりそれまで猛威を振るっていたOTKエルフは弱体化され、最近ではあまり姿を見なくなっていますが、「古き森の白狼」と「白銀の矢」を採用したOTKエルフをご紹介させていただこうと思います
このデッキを使用して、先日行われた「GameBand杯」にて予選を全勝で突破し、また他のデッキも使ってはいますが現在(3/14)マスターポイントランキングの70位にランクインしています
デッキレシピ
画像で見切れているのは白銀の矢二枚です
・ベビーエルフ・メイ×3
・フェアリーサークル×3
・自然の導き×3
・フェアリーウィスパラー×2
・リノセウス×3
・森荒らしへの報い×3
・翅の輝き×2
・ミニゴブリンメイジ×2
・御言葉の天使×2
・エンシェントエルフ×3
・エルフプリンセスメイジ×2
・歴戦の傭兵・フィーナ×3
・死の舞踏×3
・クリスタリアプリンセス・ティア×1
・森の意志×2
・古き森の白狼×1
・白銀の矢×2
(GameBand杯で使用したものから二枚だけ変更しています)
「白狼白銀入りOTK」とはどういうことか
あくまでOTKエルフをベースとしており、ナーフ後増加し評価もされ始めた「白狼エルフ」とは少し異なるものとなっています
デッキコンセプト
「白狼エルフ」では8Tに「古き森の白狼」をプレイしてラストワードを発動させることで9Tに0cの「白銀の矢」を手札に加え、もう一枚の「白銀の矢」や「リノセウス」とのコンボによりフィニッシュすることを主眼に据えたデッキです
それに対してこのデッキはOTKエルフにサブプランとして白狼白銀ギミックを取り入れた形です
採用カードに現れるデッキの性格
「白狼エルフ」では8Tまでゲームを引き延ばすためによく採用される「フェアリービースト」ですが、このデッキでは採用していません
そして、守護の突破とバーンダメージにより積極的にリーサルを狙いに行けるためにOTKエルフでよく採用される「死の舞踏」三枚採用しています
このようにリノセウスコンボによる勝利を第一の勝利プランとしたアグレッシブなデッキであるということです
通常の「OTKエルフ」及び「白狼エルフ」との違い
OTKエルフに白狼白銀を入れることで弱点を補強することができます
「OTKエルフ」が苦手な守護を無視!
ロイヤルの「フロントガードジェネラル」、ネクロマンサーの「死の祝福」、ビショップの「守護の陽光」などにより守護を付与されたフォロワーなどを立て続けにプレイされるとリノセウスが走れずに詰んでしまいます
しかし、破格の直接ダメージを叩き出せる「白銀の矢」を使えば守護を無視してリーサルをとることができます
これらのデッキとのゲームでは、1Tだけ守護の途切れた隙ができたもののリノセウスコンボの打点が僅かにリーサルに届かない、という展開がしばしばあります
この様な時に与えられるだけのダメージを与えておき、次のターンに再びたてられた守護を無視して白銀フィニッシュをとることができます
また、このプランは守護の多いデッキに限らず有効です
白狼頼りにならない!
「白狼エルフ」ではキルターンが9T以降になりがちなため、7~9Tに勝負が決まってしまう「超越ウィッチ」や「セラフビショップ」などのデッキに不利をとってしまいます
ですが、このデッキでは白狼を使わずにリノセウスコンボでの勝利を狙いやすいため、特殊勝利系のデッキに対しても強く出られます
加えて「古き森の白狼」が自爆出来ずに白銀コンボを決められない、という負け方も少なくなります
ゲームプランの選択
苦手な相手にも明確な勝ち筋ができる反面、勝つためのプラン選択が重要になって来ます
リノセウスコンボ
純正の「OTKエルフ」と同じように、「エルフプリンセスメイジ」、「歴戦の傭兵・フィーナ」などでコンボパーツを集めてリノセウスでのバーストダメージにより勝利するプランです
基本的にはどのデッキに対してもこのプランを狙っていきます
特に「超越ウィッチ」「セラフビショップ」などの特殊勝利系のデッキや、「ドロシーウィッチ」「アグロヴァンパイア」「アグロネクロ」「疾走ビショップ」などのアグロ系のデッキに対してはゲームを長引かせたら勝てないため、このプランを積極的に狙っていきます
白狼からの白銀
「古き森の白狼」でサーチした0cの「白銀の矢」と、もう一枚の「白銀の矢」や「リノセウス」とあわせて一気にリーサルをとるプランです
どのデッキ相手でも最初からこのプランを狙うことはありません
守護の多いデッキとのマッチで、リーサルプランを絞っていく中盤までに白狼をひいていれば狙っていくといったところです
最後の一押しを白銀で
7~8Tにリノセウスを投げて残りの数点を「白銀の矢」で削るプランです
特大のデモンストライクの様な白銀の使い方ですね
「ネフティスネクロ」「コントロールロイヤル」「陽光ビショップ」などの守護の多いデッキ相手では早い段階からこのプランを視野に入れて動いていきます
OTKは終わってない!
いかがでしたでしょうか?
ナーフ後影を潜めているOTKエルフですが、それまであまり日の目を見なかったROBのレジェンカードの力を借りることで、まだまだ戦えますので是非皆さんも使ってみてください!