今回はスペルブーストを軸としたウィッチのデッキのスペル『変成の魔術』について考察しました。
アミュレットの消滅が可能なウィッチカードは『変成の魔術』のみなので、どのクラスでも使える消滅カード『オーディン』の必要性についても書いていきます。
スペルブーストデッキ構成の参考にしてください。
スペルブーストデッキとは
ウィッチではスペルを使うことでスペルブースト(略称:スぺブ)を持ったカードにカウントが乗せられていきます。
1枚につき手札にあるスペルブーストカードすべてにカウントが1つ付きます。
他にもスペルの効果によってさらに上乗せされることもあります。
スペルブーストを軸としたデッキをスペルブーストデッキと呼びます。
※少し前はスペルウィッチ(超越ウィッチ)だったのですが、バハムート降臨パックが出てからは『テンポウィッチ』が流行したので簡単にスペルブーストデッキと指しています。
スペルブーストデッキの種類
スペルブーストを使ったデッキの中でもわかりやすいデッキを挙げると、『超越ウィッチ』と『テンポウィッチ』になります。
シャドウバース始まって以来最強ランキングに残り続ける『超越ウィッチ』はスペルを使ったデッキの代表格になります。
後半戦に入るまでは防戦一方の姿勢でスペルブーストを積み上げていきます。
そして10ターン目に、『次元の超越』とスペルブーストでコスト0となったフォロワー『フレイムデストロイヤー』や『ゲイザー』で相手を倒します。
デッキの割合としてはスペルの方が多い構成になります。
次に『テンポウィッチ』は、フォロワーからフォロワーへスペルブーストを可能とする、『マナリアウィザード・クレイグ』と『神秘の探求者・クラーク』のフォロワースペルブーストデッキです。
スペルではなく、スペルブーストを持つフォロワーを軸としているので、『超越ウィッチ』よりもフォロワー数が多くなります。
コスト0でフォロワーを使用できるようになるため優秀なデッキですが、『ドロシー』によるデッキ事故率が『超越ウィッチ』よりも高いのが難点です。
変成の魔術とは
ウィッチの消滅を持つスペルといえば『変成の魔術』になります。
フォロワーのみであれば他にも消滅を使えるカードがありますが、アミュレットに対しても消滅が行えるのは『変成の魔術』のみです。
『変成の魔術』は通常使用で対象のカードを『クレイゴーレム』に変身させます。
ですが、『土の秘術』で消滅に変更できます。
『変成の魔術』を使う目的としては、ラストワードの発動を回避することです。
『クレイゴーレム』に変身でも対象カードによって十分な効力を発揮できます。
ですが、使えるのであればなるべく消滅で使いたいカードです。
変成の魔術を消滅として使うには?
『秘術デッキ』であれば『土の欠片』が自由に使えるので問題なく消滅カードとして使えます。
ただし、スペルブーストデッキだと『土の欠片』を出すことがほぼありません。
どうしても消滅で使いたい時は『実験開始』をデッキに加えるのがおすすめです。
『実験開始』はコスト1のスペルで、使用時に場に『土の欠片』を1つ出してくれます。
低コストで『土の秘術』による消滅も可能にするほか、必要なスペルブーストも行えます。
『土の欠片』を『変成の魔術』だけに使うのであれば、『土の欠片』を出すスペル『実験開始』を消滅で使う枚数に合わせれば十分消滅として機能します。
ただし、『変成の魔術』3枚すべてを消滅として使う場合、『実験開始』を3枚入れるので必要なカードを一部削る必要が出ます。
消滅として使う場合、デッキから外すカードは慎重に選びましょう。
消滅しない時の回し方
消滅しない時の回し方はとても簡単です。
『変成の魔術』を使用後、『クレイゴーレム』を『虹の輝き』で手札に戻しましょう。
『クレイゴーレム』はコスト2なので『虹の輝き』の効果範囲内になります。
他にも強力なフォロワーやアミュレットを『クレイゴーレム』にし、フォロワーで破壊するという手もあります。
消滅持ちフォロワー『オーディン』、ウィッチでの使い道
『オーディン』はコスト8と高コストのフォロワーなのですが、ニュートラルのため各クラスで使える消滅持ちフォロワーです。
消滅を使うのに特に条件はなく、ファンファーレで消滅を行います。
特にラストワード対策として利用することが多く、ビショップの『封じられし熾天使』、ロイヤルの『レオニダス』対策に使われます。
どちらも『オーディン』のように高コストのためとても使い勝手がよく、そのまま場にフォロワーを残すこともできます。
ウィッチでは総合してみるとフォロワー・アミュレット双方に対して消滅を使えるカードは『変成の魔術』のみです。
ですが、『変成の魔術』の消滅は『土の秘術』によるものなので確実に使えるわけではありません。
なので、アミュレットを確実に消滅したい場合は『オーディン』が必要になります。
スペルブーストデッキで消滅を使うなら?
アミュレットを消滅できるカードが少ない分、ウィッチとしてはどちらも使えるカードです。
ただ、消滅を『オーディン』1枚で行えるのはとても便利ですが、スペルブーストを考えると『変成の魔術』の方が優秀です。
『土の秘術』が使えなければ消滅ができないというだけで、通常使用でもアミュレットに対して効果があります。
さらに先ほどの消滅しない時の回し方でも書いた通り、『クレイゴーレム』になるとコスト2で『虹の輝き』で手札に戻すことも可能です。
攻撃力・体力共に2なのでフォロワーでの破壊も簡単になります。
コストからみても『変成の魔術』はコスト3、『オーディン』はコスト8です。
『オーディン』は高コストカードの対策に使えますが、PP7以下の時は使い物になりません。
なので、低コストだったりスペルブーストできたりする分、『クレイゴーレム』に変身の状態でも『変成の魔術』がスペルブーストデッキにとっては便利です。
『変成の魔術』だけでは足りないからと『オーディン』を無理に入れてしまうと、デッキとしてバランスが崩れやすくなります。
なので、スペルブーストデッキではアミュレット消滅カードとして『変成の魔術』だけを使いましょう。