ビショップデッキと『バハムート』について考察しています。
ビショップにとって重要なカウントダウンを持ったアミュレットに関係しており、よく使われる『狂信の偶像』と『バハムート』の相性、差、利便性の違いにも注目しています。
どう組み合わせるべきか迷っている方は参考にしてください。
ビショップデッキの概要
ビショップデッキは他のクラスと比べると大器晩成型のクラスになります。
要するにバトル後半で強くなるタイプの構成が多く、序盤は守りの態勢ということです。
序盤でも速攻で動くことも可能ですが、どちらかといえば大器晩成に変わりありません。
ビショップデッキの大きな特徴は『カウントダウン』を持つアミュレットと回復効果を持つカードです。
他のクラスでもカウントダウン持ちアミュレットや回復カードはありますが、ビショップデッキほどカウントダウンアミュレットやリーダーを回復できるカードはありません。
セラフビショップ
セラフビショップデッキはコスト8アミュレットの『封じられし熾天使』をメインとした完全大器晩成デッキです。
クラス・ドラゴンのようにPPを増やすことができないのでどうしてもPP8(8ターン目)まで耐える必要があります。
セラフビショップデッキの「セラフ」とは『封じられし熾天使』の最終カード『栄光のセラフ・ラピス』から来ています。
『封じられし熾天使』があれば後はほぼ自由のため、セラフビショップデッキではなく『エイラの祈祷』を入れた「祈祷セラフビショップ」というデッキもあります。
内容と戦い方はセラフビショップとはあまり変わりありません。
カウントダウンアミュレットを入れすぎると序盤が詰まってしまい、『封じられし熾天使』を出す前に手詰まりで負けやすくなります。
一気に『栄光のセラフ・ラピス』でフィニッシュする際はカウントダウンを進めるスペルも必要になります。
偶像ビショップ
コスト5フォロワー『狂信の偶像』を使ったカウントダウンアミュレット即破壊デッキです。
カウントダウンアミュレットを即破壊でき、コスト5で場に出せるため中盤から勢いが付きます。
攻撃できず攻撃できないフォロワーのためスペルなどでの破壊・消滅に弱いです。
ただし、毎ターン終了時にアミュレットを破壊するので、狂信の偶像さえ出して守り切ればカウントダウンアミュレットによる召喚でフォロワーを補充可能になります。
ビショップフォロワー・狂信の偶像
偶像ビショップで使われる『狂信の偶像』はコスト5で召喚できるレジェンドフォロワーです。
攻撃力0・体力5で「攻撃できず、攻撃されない」を持つため操作はできません。
ですが、自分のターン開始時に進化し、ターン終了時にアミュレットを全て破壊します。
カウントダウンアミュレットをメインで使うビショップにとっては効果を即時発動可能なためとても便利です。
ですが、ビショップの使うアミュレットにも相性の悪いアミュレットがあります。
それがラストワードを持たない永続のアミュレットです。
特に『エイラの祈祷』や『守護の陽光』といったアミュレットは破壊されても何の意味も持ちません。
そのため永続系アミュレットを偶像ビショップには組みにくいということがあります。
破壊されるまでは効果があるので、使うことに完全に意味がないというわけではありませんが、使うタイミングに注意が必要です。
ビショップデッキとバハムート
先ほど紹介した偶像ビショップで使われる『狂信の偶像』はさておきまして、場にあるすべてのカードを破壊するニュートラルフォロワー『バハムート』について考察していきます。
ビショップはカウントダウンアミュレットを使った大器晩成デッキを使います。
大器晩成になる理由として第一にカウントダウンを待たなければならないということが挙げられます。
カウントダウン中に効果を出すアミュレットももちろんありますが、カウントダウン0で破壊しないと効果が発揮されないアミュレットがほとんどです。
そこで、バハムート降臨パックから出た『狂信の偶像』が挙げられます。
もう一つ、一気にカウントダウンアミュレットを破壊できるフォロワーとして『バハムート』も存在します。
『バハムート』はコスト10で召喚のため10ターン目まで待たねばなりません。
元々ビショップは8ターン目までかかることはよくあるのでそこまで厳しい壁ではありません。
使い方としては9ターン目に1枠開ける状態でアミュレットをセットし、次のターンにバハムートを召喚がベストといえます。
ニュートラルフォロワー・バハムート
コスト10、攻撃力・体力13、召喚時すべてのフォロワーとアミュレットを破壊するフォロワーです。
能力など問答無用で破壊するため一気に場をリセットし、高火力フォロワー1体を残す状態にします。
今回書いているようにビショップで使った場合、カウントダウンアミュレットを破壊で効果が発揮されます。
そうすると結果的にすべて破壊するだけでなく、自分の場はかなり優勢にできるという使い方も存在します。
狂信の偶像とバハムートの差と使い方
『狂信の偶像』と『バハムート』の差としては、コストとカウントダウンアミュレットの破壊上限が挙げられます。
コストは2倍の差があるため、使い勝手が大きく変わります。
今回バハムートを使うことに関して重要なのはカウントダウンアミュレットの破壊です。
その破壊回数も『バハムート』は一回なのに対し、『狂信の偶像』の方が段違いに多くなります。
どちらも便利なのでデッキで一緒に使いたいところですが、『狂信の偶像』と『バハムート』は相性が悪いとも言えます。
『狂信の偶像』はターン終了時に自分の場のアミュレットを全て破壊します。
なので、『狂信の偶像』がある状態でアミュレットをセットし、次のターンでバハムートを出そうとするとすべて破壊してしまい無駄になってしまいます。
そういう意味で一緒に使うと相性が最悪になってしまいます。
バハムートをずっと手札に置いておくというのも厳しいので『狂信の偶像』を使うか、『バハムート』を使うか絞りましょう。
つまり、カウントダウンアミュレットを5ターン目から破壊して勢いをつけたい場合は『狂信の偶像』、最後に一気に破壊してフィニッシュを決めたい場合は『バハムート』になります。
どちらの方が便利?
今回はビショップデッキでの『バハムート』の相性について考察しました。
『バハムート』の使い道はカウントダウンアミュレットの破壊、場を優位にするということなのですが、アミュレットの破壊で言えば『狂信の偶像』が存在します。
結果的に利便性で言えば『狂信の偶像』の方が上です。
『狂信の偶像』さえあればカウントダウンアミュレットはすぐに効果を発揮するため早ければ6ターン目から猛攻に移れます。
ただし、アミュレットを破壊して場を補填する形になっていくので、デッキに含めるカウントダウンアミュレットの必要数も通常より増えやすいです。
『バハムート』の場合は10ターン目に一気に場を整えるため、偶像デッキほど多くのカウントダウンアミュレットを必要としません。
ですが、注目すべきはその破壊効果の範囲です。
『狂信の偶像』はアミュレットすべてですが、『バハムート』はカードすべてになるため『エイラの祈祷』などで強化したフォロワーも消してしまいます。
そう考えるとやはり『狂信の偶像』の方が便利といえます。