2月27日のアップデートで更新された新しいメインストーリーはプレイしただろうか。
アップデート前ではどのリーダーも8章までで、その中でもアリサの8章に出てくる「ネクサス」がなかなか強いと話題になった。
今回のアップデートによりアリサ、エリカ、そしてルナの9~11章が追加されたがその中でもアリサの11章に出てくる「魔狼」が強いとまたしても話題となっている。
魔狼が使うデッキはヴァンパイア
アリサの11章に出てくる「魔狼」。使ってくるデッキはヴァンパイアだ。
しかし8章のネクサスと同様、他のリーダーのカードを使うルール違反もしてくる。
序盤は小粒のフォロワーを並べながら、後半は徐々に高コストフォロワーを展開してくるミッドレンジ系のデッキ構成になっている。
セージコマンダーを使ってくる
魔狼が使ってくるヴァンパイア以外のカードは主に2枚で、そのうちの一つがセージコマンダー。6ターン目『クイーンヴァンパイア』からの7ターン目『セージコマンダー』という動きが非常に極悪。
フォレストバットに守護がついている為、バフされたクイーンヴァンパイアやセージコマンダーを処理しずらく、非常に優秀なコンボだ。
竜爪の首飾りからの血餓の女帝がチート
魔狼が使ってくる他リーダーのカード2枚目は『竜爪の首飾り』だ。
フォロワー、スペル、アミュレットが与えるダメージがすべて+1されるため、置かれた後は油断が出来ない。
中でも竜爪の首飾りが置かれた状態での『血餓の女帝』が非常に強力。
血餓の女帝の効果が、「ファンファーレで相手のフォロワーすべてに3ダメージ。相手のフォロワーが破壊されるたびに相手のリーダーに2ダメージ。」に変化することで、フェアリーを並べるエルフはあっという間に体力を削り取られてしまう。
魔狼デッキを使ってみよう!
ネクサスのデッキは様々なリーダーのカードを多く含んだものだったため、再現は困難であったが、今回の魔狼ヴァンパイアはデッキの8割方が通常のヴァンパイアカードで構成されているので、微量の調整で再現が可能だ。
魔狼は某実況者の生配信でも4連勝という成績を叩きだしており、実用性も十分だ。
今回は実際に構築が可能な「魔狼デッキ」を再現したので、是非使ってみてほしい!
MASTER帯でも勝てるデッキなので、今後の環境に食い込む可能性もありそうだ。
デッキレシピ
- 吸血姫・ヴァンピィ 3
- レヴィオンデューク・ユリウス 3
- 鋭利な一裂き 2
- 眷属の召喚 3
- 群れなす飢餓 2
- ミッドナイトヴァンパイア 2
- 吸血貴・ヴァイト 3
- サディスティックナイト 2
- 漆黒の契約 3
- ワードローブレイダー 3
- ブラッディ・メアリー 2
- 千雨の槍使い 3
- クイーンヴァンパイア 3
- キャタラクトビースト 2
- 血餓の女帝 2
- セクシーヴァンパイア 2
再現しきれなかったカード枠には『漆黒の契約』と『ワードローブレイダー』を採用した。前半から後半まで粘り強く戦えるミッドレンジ構成となっている。
主な戦い方
序盤から低コストフォロワーを展開して、盤面をとっていこう。低コストフォロワーやスペル連打での手札切れがやや不安ではあるので、『漆黒の契約』も積極的に出していこう。
進化可能ターンからは『ワードローブレイダー』や『千雨の槍使い』などで有利トレードを行いつつ、さらに盤面をとっていきたい。
フォレストバットを生かせ
『吸血姫・ヴァンピィ』や『眷属の召喚』、『吸血貴・ヴァイト』や『クイーンヴァンパイア』などフォレストバットが場に展開しやすい構成になっているので、それらも上手く使っていきたい。
ミッドナイトヴァンパイアでバフをかけてプレッシャーをかけたり、クイーンヴァンパイアで横に守護を広げて、相手の猛攻を封じよう。
注目のカード
今回のデッキ構築により、アグロでもコントロールでもない、ミッドレンジヴァンパイアという新しいデッキ形態が生まれた。
そんなミッドレンジ系のデッキで重役を担う中型フォロワー。普段あまり見かけない2枚のカードに注目していこう。
千雨の槍使い
5コスト4・5スタッツのフォロワーで「ファンファーレ 復讐 状態なら、相手のフォロワー1体に2ダメージ。進化時 相手のフォロワー一体に2ダメージ。」を持つ。
ファンファーレ能力が復讐効果なのがやや難点ではあるが、進化時の2ダメージと合わせて使うことが出来れば1ターンに最大3体のフォロワーを除去することができる。
アグロの猛攻を抑える時などに活躍しそうだ。
キャタラクトビースト
6コスト4・6スタッツのフォロワーで「交戦時 相手のフォロワーすべてに1ダメージ。」を持つ。
1ダメージという点に物足りなさを感じるかもしれない。
しかし、フォロワーを進化させて、相手のフォロワーと交戦すれば、スペルや能力での除去がない限り交戦時の効果は基本2回発動する。
OTKエルフやテンポウィッチがナーフされた環境で、冥府エルフやミッドレンジロイヤルなどのデッキ復権が想定されている。
そうしたデッキの『クリスタリアプリンセス・ティア』や『海底都市王・乙姫』にこの交戦時効果は非常に強くでることができ、今後の活躍に注目だ。
まとめ:ミッドレンジヴァンパイアの到来
今回構築したミッドレンジヴァンパイア、魔狼ヴァンパイアにはROBで追加されたカードが数多く含まれており、これは運営からのメッセージなのかもしれない。
アグロヴァンプよりも粘り強く、コントロールヴァンプよりも攻撃的な新しいヴァンパイア時代の訪れなのではないだろうか。