環境トップクラスの実力を誇る超越ウィッチ。
カードパワーは高いのですが、構築や立ち回りなど難しい点が多いデッキでもあります。
今回はそんな超越ウィッチに関して徹底的に解説したいと思います。
超越デッキの立ち回りについて
基本的には超越+フィニッシャー置きでの勝ち筋を狙います。アグロ相手の場合は雑にフィニッシャーを投げつけることにより、テンポ軸の勝ち筋も考えながら立ち回ります。
相手の次の行動を読むことが何よりも重要で、相手の次の最善手を予測し、次のターンでも処理できるように除去スペルを切っていきます。
盤面を除去スペルでコントロールして顔面を守りながら超越のチャンスをゆっくり待ちましょう。
超越をまわす際に気を付けるべき点
超越デッキを使う際に必ず気を付けておきたいポイントを教えます!
ハンド数は常に最大になるようにプレイしよう
これはスペルブーストのカードを最大限に生かすためで、ハンドが増えれば増えるほど相手に対応できる手段が増え、超越にもブーストがかかりやすいためです。
序盤はマジミサ、輝きなどハンドを増やすカードを優先的に使うといいでしょう。スナイプも雑に最初のほうに切るよりは、キープしておいてハンド数が増えた状態でつかった方が効果的です。
ドローカードを絶対に燃やすな!
これは超越というリーサルに絶対に必要なカードをなくしてしまうことを防止するためです。常にハンド数8枚でエンドすることを頭に入れておきましょう。
6tぐらいから常にリーサルを意識しよう
超越によるリーサルを最速で行えればそれだけ相手の疾走やバーンによるリーサルの脅威を回避できます。常に超越のコストには気を配りましょう。
超越に必ず採用しなければいけないカード
超越には必ず採用しておきたいカードがあります。採用比率は人それぞれとはいえ、どのカードも超越デッキの基礎となるものです。
ここではそんな『必須カード』にフォーカスして解説していきます。
エンジェルスナイプ
2~3積み。
除去スペルの打点調整、超越のコスト調整、ハンドの総数の調整に優秀。できれば3積みしたいカード。
知恵の光
3積み確定。
スペルブーストをかけたいカードがある場合は積極的に使っておこう。
レヴィ
1~3積み。
超越にはマーリンというカードがあり、進化権の取り合いになる。後攻4tのレヴィ+ルーンの返しはとても強力。進化込で超越と合わせることで1枚で7点出ることも頭に入れておこう。
ゴーレムの錬成
2~3積み。
できれば3積みがよい。2-2-2でスペルブーストができるフォロワーというのがとても優秀で、ppを選ばずいつ出しても強い。ウィッチミラーの際は相手の使う虹の輝きには注意したい。
虹の輝き
1~3積み。
2コストの返しとしてはものすごく優秀なのだが、クレイグやブラッドウルフなど、返しにくい相手もいるのも事実。また、ランプドラゴン相手にはとことん腐る可能性がある。環境を考慮しながら採用数を変えよう。
マジックミサイル
3積み確定。
ドロソ+打点と文句なしの性能。トップでスナイプを引く可能性も考慮しながら相手のフォロワーにうつか、フェイスダメージに使うかは判断していこう。
魔力の蓄積
3積み確定。
基本的に腐るカードで、使える場面があるなら優先的に使いたい。最後の超越リーサルのコスト調整の際にかなり役に立つ。除去スペルに蓄積をかけることで次の除去に備えたり、運命にかけてスペブを加速させる動きも重要である。
マーリン
2~3積み。
超越デッキの心臓ともいえるカード。スペルブーストカードをデッキから持ってくるのがすごく重要で、コントロール相手に明確な勝ち筋を作ることができる。
スタッツは低いが、相手に処理を強要できるため相手のテンポロスも誘える。個人的には3積みをおすすめしたい。
運命の導き
3積み必須。
最終的には0コストになり、ブーストでもドロソでも使えるという超越の潤滑油のような存在である。
次元の超越
3積み必須。
重いカードであるが、確定の勝ち筋をハンドから出せるのがすごく優秀。打点が足りない場合でも見切り発車で超越を使いドローによってバーンの打点を持ってく動きや、盤面がどうしてもきつい場合は妥協超越で超越を1枚切ってしまい有利な盤面を作るのも必要なテクニック。
フィニッシャー(FD、刃、ゲイザー、ドロシー等)
次元の超越だけでは勝てないので、リーサルをどのフォロワーで持っていくのかも構築の上では重要になる。
フレイムデストロイヤー
昔ながらの超越の相方。今は舞踏により雑に切ってリーサルを取りに行くことが難しくなったため、なるべくハンドにキープしながら立ち回ろう。
刃の魔術師
1-2というスタッつに対して上からたたける除去として優秀。超越リーサルでは進化込で8点出るため使い勝手が良い。
ドロシー
超越を流してしまうというデメリットはあるものの、超越使った後にドロシーを出せばドロー先から打点を探しに行くことができ、1超越での火力ではデストロイヤーより火力が出ることも多い。1~2枚入れてみるのもいいだろう。
ゲイザー
火力は低いもの、スタッつが3-4と優秀であり、雑に投げることで盤面を取りに行くことができる。相手に処理のために進化権を吐かせればそれだけリーサルの脅威が減る。
除去スペル(ウィンドブラスト、ルーンの貫き、あくげき、チェイン 等)
除去スペル全般に言えることだが、現在の環境がアグロ&バーンや疾走なので処理を丁寧に行ってもリーサルをとられる場合が多い。守護とルーンの貫きの採用数と相談しながら除去スペルの採用数を決めるといいだろう。
デッキの構築に関して
現在勝てる超越の構築は2種類だと考えています。
1 テンポ軸でフォロワーで盤面とりながら早いタイミングでの超越によるリーサルを目指す(テンポ超越)
2 守護を置きながら盤面を盤石にした状態で超越を狙う(守護超越)
今の環境だとアグロが多いので、アグロに対してある程度対策をしないと戦うことができません。なのでコンセプトはこの二つのうちどちらかを絞って作るといいと思います。
このデッキはあくまでもサンプルです。超越に関しては一枚の採用カードが変わるとデッキのバランスもかなり変わるので、自分に合った構築を見つけるといいでしょう。
バハムート環境で超越で高い勝率を誇るためのテクニック
超越デッキが勝ちにくい相手としては「otkエルフ」「アグロドロシー」「アグロヴァンプ」があげられます。それぞれに対しての対策を上げたいと思います。
「otkエルフの対策」
リノセウスで何打点出るかを常に把握する。リノセウスリーサルの際に守護があるなら投げる。盤面を相手に握られないようにする。(リノセウス+導きにより打点を詰められないようにする)
超越のリーサルは最低でも8tには狙うようにし、デストロイヤーを雑に投げつけることも視野に入れる。
「アグロドロシーの対策」
5t以降にフォロワーが一気に並ぶ可能性があるのでなるべく除去スペルは大切に使う。レヴィ+ルーンで盤面を返すことを意識する。盤面が取れてない場合は下手に並べるとルーンの貫きの的にされてしまうことも意識しておく。
「アグロヴァンプの対策」
なるべくフォロワーを並べるようにする。一点でも食らわないように除去スペルはガンガン切る。超越での勝ち筋はあまり狙わず、ルーンの除去からフィニッシャーを投げてこちらからリーサルとりに行く動きをした方が勝てる場合が多い。