シャドウバースの中でエルフのカードは、連続して使うことで強くなるカードが多数あります。その効果を最大限に生かしたデッキが「OTKエルフ」です。
「バハムート降臨」以降に流行り始めたデッキで、現環境での大会などでも活躍中の大変強力なデッキ!
今回は、そのデッキについての概要や立ち回り方などを考察していきたいと思います。
「OTKエルフ」とは?
デッキ名の「OTK」とは、「ワンターンキル」のことを指しています。1ターンで20以上のダメージをたたき出せることからこのような名前で呼ばれています。
シャドウバースのシステム上厳密にはワンターンキルは不可能なため本来の使い方と意味は異なり、1ターンで20ダメージ以上をたたき出すことができるという意味合いからこの名前で呼ばれています。
「バハムート降臨」で登場した歴戦の傭兵・フィーナを始めとするカードをノーコストにする効果を持ったフォロワーとリノセウスをなど使ったカードの数だけ能力が強くなる効果を持ったエルフ特有のカードによって構成されていることが特徴的です。
弱点とする対応のデッキが少なく、幅広いデッキタイプに対応できるので、大会などで使われる頻度も高いです。現環境(2017年1月)ではトップクラスの強さを持っていることは間違いありません。
「OTKエルフ」の基本的な動き・立ち回り
ワンターンキルを狙うことが大前提です。コンボを決めるための準備を整えながら、リノセウスで一気に勝利まで持っていくように動くというのが基本的な動きです。
準備の段階で重要な動きは2つあります。
- ミニゴブリンメイジでリノセウスを複数枚手札にサーチ。
- 歴戦の傭兵・フィーナなどでノーコストのカードを手札に補充する。
高火力のリノセウスでとどめを刺すことが、デッキのコンセプトになっているのでリノセウスを引くことが絶対求められます。ミニゴブリンメイジで確実に手札にサーチしましょう。リノセウスが複数枚あった方が勝率は上がります。
コンボをつなぐことも重要です。高火力のリノセウスを作りだすためにも、歴戦の傭兵・フィーナやエルフプリンセスメイジでノーコストのカードを手札に補充しましょう。
基本的なデッキレシピ
今回はJCGの優勝者である「シャイニングドローバース」選手の「OTKエルフ」をご紹介します!
レッドエーテルで生成すると15300個!
- ゴブリン×3
- ウォーターフェアリー×3
- ベビーエルフ・メイ×3
- 自然の導き×3
- フェアリーサークル×3
- リノセウス×3
- 墓荒らしの報い×3
- ミニゴブリンメイジ×3
- エンシェントエルフ×3
- エルフプリンセスメイジ×3
- 風神×3
- 歴戦の傭兵・フィーナ×3
- 死の舞踏×2
- エルフナイト・シンシア×2
基本的なデッキ構成に加えて、風神やエルフナイト・シンシアで火力をプラスしています。
より攻撃的になっているため、リノセウスのコンボが上手く決まらない場合でも単純な火力でとどめに持っていくことが可能となっています。
注目カード
リノセウス
このカードがないと始まらないレベルで重要なカード!低コストやノーコストのカードで、どんどん火力を高めていきましょう。手札に複数持っていることをオススメします。PPがたまった状態で、コンボと合わせて連続で使うことで勝率を上げることができます。
ミニゴブリンメイジ
もし、リノセウスが手札に来ない時はミニゴブリンメイジでサーチしましょう。この時にリノセウスを確実にサーチできるように、デッキの構成は気を付けてください。
エルフプリンセスメイジ&歴戦の傭兵・フィーナ
コンボを稼ぐために、ノーコストで召喚できるカードを手札に入れておくことも非常に重要です。進化権はできるだけこの2枚に使用してください。歴戦の傭兵・フィーナはミニゴブリンメイジにつなげることもできるので、このデッキでは非常に重要です。
デッキ別の立ち回り
基本的どんなデッキにも対応することができます。しかし、相手の守護フォロワーの数で相性が決まってします場合が多いです。
VSコントロールネクロ&コントロールロイヤル
死の祝福やホワイトパラディンなどの守護持ちを召喚するカードに要注意!使われてしまうとリノセウスが通らないので、出てくる前にとどめを刺すことが理想です。
VSアグロウィッチ
相性的には五分五分です。基本的に除去よりも相手へのダメージを積極的に狙っていきましょう!
VSアグロヴァンパイア
ユリウスに要注意!自分のフォロワー展開の邪魔をされてしまいます。真っ先に除去しましょう。
まとめ
「OTKエルフ」は非常い強力なデッキで、幅広い相手にも対応することができます。しかし、相性が相手の守護持ちの数で決まってします場合が多いです。リノセウスの高ダメージを確実に通せるように、守護への対策は必須といえるでしょう。
また、ギリギリまで我慢しなければならない場面が多いため、非常に忍耐力を求められるデッキであるといえます。耐えきった分、うまく逆転を決めることのできた時は非常に爽快です。