【シノアリス】同じ童話をモチーフにした「グリムノーツ」とストーリーをざっくり比較!

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執筆者:編集部

「シノアリス」と「グリムノーツ」、どちらも童話がモチーフになっている作品です。

同じ“童話”を元にしているタイトルということで、配信前から双方の比較が多く見受けられます。

そこで恐らく一番の違いになるであろう、ストーリーや世界観を比べてみました。

どちらも重要なワードに【作者】や【ストーリーテラー】といった物語を紡いだ存在がいることに要注目です。 

「グリムノーツ」の物語

「グリムノーツ」は、2016年1月21日に配信され、今なお人気の高いアクションRPGです。

誰もが知る童話を舞台にした世界で、爽快なアクション戦闘が楽しめる作品となっています。

「グリムノーツ」の世界は、ストーリーテラーと呼ばれる世界の創造主に作られた「想区」で、物語が紡がれます。

登場するキャラクター達は、自分が生まれ持った「運命の書」にストーリーテラーが描いた人生を歩まなければなりません。

暴走したストーリーテラーであるカオステラーが描いた狂った世界を元のあるべき姿に戻すのが主人公と仲間達です。

主人公(プレイヤー)とその仲間は「運命の書」が空白のため決まった役割を持ちません。

そのためカオステラーを探し、世界を元に戻しながら自分の運命を探すというのが、「グリムノーツ」のあらすじです。

ストーリーテラーが作った世界を旅するというファンタジーが魅力の作品です。

「グリムノーツ」導入ストーリー

「童話の世界」で空っぽの脚本を持って生まれた主人公たち—

記述したその『運命の書』に従い、
僕たちは生まれてから死ぬまで、
『運命の書』に記された役を演じ続ける。
それがこの世界のひとびとの生き方。

だからさ、教えて欲しいんだ。

空白の頁しかない『運命の書』を
与えられた人間は、

いったいどんな運命を演じて
生きていけばいいのだろう?

引用:「グリムノーツ」公式サイトより

「シノアリス」の物語

世界累計出荷・ダウンロード販売本数が100万本を突破した人気タイトル「ニーア オートマタ」の脚本・ヨコオタロウ氏と作曲者岡部啓一氏・MONACAを起用した新作スマホゲームです。

ヨコオタロウ氏と聞いてピンと着た方は、おわかりの通り今回も相当なダークファンタジーです。

「シノアリス」は、無数の物語が並ぶ世界「ライブラリ」で綴られます。

世界に存在する物語と登場人物、全てが集まるという不思議な世界でストーリーが開始されるようです。

登場するキャラクター達は、物語の【作者】を復活させるため、全てのイノチを集めることを目的にしています。

そのため他のキャラクターと協力しつつ戦っても、最後には殺し合うという運命を持っています。

作者への想いは各々に違い、復活を望み最後まで戦い、どのような結末を迎えるのか? 非常に気になりますね。

ストーリーを少し見ただけでも、残酷な物語が待っているのがわかります。

本作品自ら、「最悪の物語」と打ち出しているので、不穏な空気しかありません…。

「シノアリス」導入ストーリー

作者によって救済されし、
少女達が紡ぎ出すは「最悪の物語」

上も、下も、右も、左も、ない。
あらゆる場所は本で埋め尽くされている。
この世界の名は「ライブラリ」
物語と言葉が支配する空間。

悲鳴が聞こえる。
嗚咽が聞こえる。
嘲笑が聞こえる。
咆哮が聞こえる。

全ては物語に登場した
キャラクターの声
人ならざるモノ達の呪いの言葉。

彼等の願いはただ一つ。
「作者を復活させる」
その為には、他のキャラクター達を
全て滅ぼさなくてはならない。

たとえ、どんな結末を迎えようとも……

引用:「シノアリス」公式サイトより

同じ童話をモチーフにした作品でもこれだけ違う

「グリムノーツ」は、狂った世界を正して、自分の運命を探す、スクエニらしい王道ファンタジーです。

「シノアリス」は、登場人物を全て消し去り、作者を復活させるというダークファンタジー。

童話をモチーフにしながらストーリーは、対局に位置するゲームですね。

各々の作品の魅力

「シノアリス」は、「ドラッグ・オン・ドラグーン」や「ニーア」シリーズの脚本を手がける、ヨコオタロウ氏が原作を務めています。

ヨコオタロウ氏の作品は、基本的に狂気に満ちた世界観が広がっているので、始めて氏の作品をプレイする方は驚かれるかもしれません。

登場人物が最後に殺し合わなければいけないという、驚きのストーリーですが最後にどうなってしまうのか非常に気になります。

内容からもう血みどろの戦いが待っているのが、目に見えているのでプレイするのに勇気がいる作品かもしれません…。

「グリムノーツ」は、シンデレラや赤ずきん、アラジンなど、有名な童話の世界を巡り、狂ってしまった物語を元に戻すという王道ファンタジーです。

ほとんどの人が知っている童話の世界を旅するので、有名なキャラクターが多く登場し、物語を彩ります。

可愛い等身のキャラクターで、心温まるストーリーは遊んでいて安心感を覚えます。

スクウェア・エニックスらしい王道ファンタジーRPGをプレイしたい方は、こちらで間違いありません。

配信後に比べてプレイすると面白いかも?

両方とも童話をモチーフにした作品ということでざっくり比べてみましたが、いかがだったでしょうか?

「グリムノーツ」は良い意味で王道ファンタジー、配信前の「シノアリス」は、ヨコオタロウ氏らしいダークな世界が広がっていそうです。

どちらも世界設定や物語が魅力的な作品なので、両方プレイし比べてみると良いかもしれません。

執筆者: 編集部