前回のpartでデッキ構築からテンポウィッチをみてきた(前回はコチラ)。
今回はテンポウィッチを使った戦い方を説明していくぞ。
マリガンの仕方
デッキが完成したらいよいよバトルだ。マリガン方法からみていこう。
『次元の魔女・ドロシー』を引く
ドロシーを必ず引いていきたい。ドロシーを序盤からスペルブーストすることがテンポ取りにおいて重要になってくる。ドロシーがなければ基本は三枚戻しで構わない。
ドロシーにはクレイグ・クラークを添えて
次元の魔女・ドロシーが手元にある場合、一緒にキープしたいカードは『知恵の光』や『マナリアウィザード・クレイグ』、『神秘の探求者・クラーク』だ。
他の2コストスペルでもいいが、これらはドロシーを急速にスペルブーストできるのが強み。
またクレイグやクラークはドロシーから引いてきても腐りやすいので、序盤でひけることが望ましい。
試合の流れ・戦い方
序盤は『次元の魔女・ドロシー』をスペルブーストしつつ、フォロワーを展開していく動きになる。
このデッキはアグロよりのデッキなので、ダメージスペル(マジックミサイルなど)は基本相手のフェイスに打って構わない。
しかし、ミラーリングマッチ(対テンポウィッチ)や展開力がある相手(ロイヤル、アグロヴァンプ)の時には焦らず盤面強化を優先しよう。
ゲイザーが強い
ゲイザーはドロシーからひくと0コスト3・4スタッツのフォロワーとして展開でき非常に強力。しかし、序盤に展開できるゲイザーこそ強力なのだ。
ゲイザーの3・4スタッツは4コストフォロワーの基本スタッツである為、3ターン目でプレイ、あるいは4、5ターン目で複数体展開する動きが非常に強い。
それらを動きを実現していくためには、2つのプランがある。
プラン1:『次元の魔女・ドロシー』全力でスペルブーストする
マリガンがうまく決まり、ドロシーとクレイグ、知恵の光などが集まれば、こちらのプランでいきたい。
- 1ターン目:『知恵の光』をプレイ。
- 2ターン目:『マナリアウィザード・クレイグ』をプレイ(ブースト先は『次元の魔女・ドロシー』)。
- 3ターン目:『神秘の探求者・クラーク』をプレイ。
- 4ターン目:『次元の魔女・ドロシー』をプレイ。
勿論、4ターン目はドロシーから『ゲイザー』や『ベビーウィッチ・エミル』を引いてくるとそれらも同時に展開できる。
かなり理想的なムーブにはなるが、これに近い動きをしていくことで、相手に相当な圧力をかけていけるぞ。
プラン2:ゲイザーをスペルブーストさせる
マリガンで上手くドロシーを引けるとは限らない。ドロシーが引けなかった場合はコチラのプランでいこう。
- 1ターン目:『知恵の光』をプレイ。
- 2ターン目:『マナリアウィザード・クレイグ』をプレイ(ブースト先は『ゲイザー』)。
- 3ターン目:『神秘の探求者・クラーク』をプレイ。
このムーブが決まれば3ターン目にクラークとゲイザーの2体を展開でき非常に強力。先攻なら尚更強力で、序盤に盤面からの大量ダメージを狙える。
このようにドロシーに頼らず、序盤から展開する動きも強力で、ドロシーを出さなくても押し切れる場合も多い。
2つのプランの違いはまさに、『マナリアウィザード・クレイグ』のブースト先である。自分の手札と相手リーダーを頭に入れてゲイザーとドロシー、どちらをブーストするべきなのかを考えてプレイしていこう。
ドロシーから何が弾けるかを考える
デッキ構築の時点で「どのカードが何枚入っているか」をきちんと確認しよう。どんなデッキを扱う上でも重要だがテンポウィッチでは特に手札が入れ替わり、デッキが回るため意識しておきたい。
中盤以降、『次元の魔女・ドロシー』をプレイする場面が増えるが、プレイ時には是非以下の2点に気を付けたい。
- PPはいくつ余るのか
- 進化はドロシーをプレイした後
基本ドロシープレイ後に2~3のPPが余っているのが理想。刃の魔術師はドロシーから引くと1コストなのでPPが余っていればゲイザーなどと共に展開が可能。
またリーサルを狙っていく場合など「引いてきたデモンストライクを打ちたい」といった場面であれば4PPは必ず残す必要がある。
進化はドロシーをプレイしてから行おう。先ドローが重要なのと同じ原理で、引いてきたカードの中に『古き魔術師・レヴィ』などの進化させたら強いフォロワー、あるいは『ルーンの貫き』のように進化時効果を持ったカードがある場合もあるからだ。
対コントロールデッキ攻略
テンポ、アグロ寄りのデッキは通常コントロールデッキに不利だが、テンポウィッチは押し切れることが多い。
アグロデッキには本より展開力の差で有利なので、ここでは対コントロール戦について解説していく。
対コントロールロイヤル
- 序盤からガンガン展開
コントロールロイヤルといえども結局はロイヤル。スペルではなく盤面のフォロワーで戦っていくリーダーなので盤面を先に抑えれば一気に有利が取れる。
- 旋風刃には気を付けて!
5ターン目以降、相手の盤面に残ったフォロワーの進化からの『旋風刃』が非常に強力。こちらの展開したフォロワーが水の泡にならぬよう、相手が旋風刃を使いずらい盤面を意識しよう。
対超越ウィッチ
- フォロワーは一気に並べよう!
超越ウィッチは除去スペルが優秀だが、序盤はPPが少ないうえスペルブーストもできていないので、除去能力が弱い。
0コストのゲイザーやエミルをいつ出すか迷ったら、より複数体を同時に展開できる時にしよう。一気にフォロワーを並べれば相手は除去が間に合わず、こちらは盤面から大ダメージを叩きだすことが可能だ。
出すタイミングをためすぎると、相手のスペルブーストがたまっていることもあるので、多少は焦りも必要だ。
対陽光ビショップ
- 5ターン目までが勝負!
対ビショップ戦で意識しなければいけないカードはやはり『テミスの審判』。
なので4ターン目までにフォロワーをどんどん展開して相手の体力を削っておきたい。4ターン目あるいは先攻5ターン目で大量展開できれば、返しのターンでテミスが打たれる心配はなく押し切れることが多いぞ。
残った体力は死の舞踏や紅蓮の魔術、デモンストライクで一気に削り取ろう。
まとめ:デッキに好かれよう
全2partに渡って解説したテンポウィッチの使い方、いかがだっただろうか。
デッキの使い方、コツはあるものの、やはりテンポウィッチは「ドロシーがひけるか」といったところが勝敗の分かれ目になることが多い。
こればかりは筆者も解説のしようがなく、デッキに好かれ、己のドローにすべてを賭ける他ないだろう。
前回はコチラ:【シャドウバース】ドロシーどうやって使うの?Part1:テンポウィッチの作り方