『ルーンの貫き』のナーフが先日発表されたが、ネットでは「あまり意味がない」「結局ドロシーは減らない」などの意見が多く、ナーフ後の環境でもドロシーウィッチが流行り続ける可能性は十分にありえる。
そこで今回は流行りと共に自分もドロシーを使いたい、使っているけど上手く扱えない、という方向けにテンポウィッチ(ドロシーウィッチ)の使い方をご説明しよう!
デッキ構築の仕方
デッキを扱うためには己のデッキを知ることが大切になってくる。今回はデッキの構築の仕方からテンポウィッチをみていこう。
コンセプトを決めよう
デッキを構築するにあたり、まずどんなデッキでも考えるのは主に「どのカードを軸とし、なにを目的に勝利するデッキなのか」である。(デッキのコンセプト)
今回のテンポウィッチの場合は
「次元の魔女・ドロシーを軸とし、盤面制圧をしながら相手の体力を削りきることを目的にするデッキ」となる。
デッキの軸をみてみよう
テンポウィッチでは『次元の魔女・ドロシー』が軸となる。
軸が決まったらそのカードの効果を確認しよう。
ファンファーレ 手札をすべて消滅させ、カードを五枚引く。5回スペルブーストする。
スペルブースト コスト-1
このカードはファンファーレで今ある手札をすべて消滅させ、五枚引く。その後引いてきたカードを5回スペルブーストする。
つまりこのカードを出した後の引いてくる手札がスペルブーストを生かせるカードであればあるほど、強力なアドバンテージをとることができるのだ。
またこのカードはスペルブーストでコストが-1される。ドロシーを早くスペルブーストできるカードもデッキに入れていきたい。
ドロシーを生かせるカードを入れよう
ドロシーの効果で引いてきたときに、スペルブーストを生かせるカードとして『ゲイザー』や『刃の魔術師』、『ベビーウィッチ・エミル』を入れていこう。『ウインドブラスト』や『運命の導き』が入る型もあるぞ。
ドロシーを出しやすくするためにスペルブーストを加速させるカードもいれていきたい。そこで『マナリアウィザード・クレイグ』や『神秘の探求者・クラーク』を入れていこう。
他にも、『知恵の光』や『ゴーレムの練成』、『マジックミサイル』、『虹の輝き』などは序盤の安定化を図りながらスペルブーストをすすめることができる優秀なカードだ。是非とも採用していきたい。
こうして、「序盤の動き」から「ドロシーまでのスペルブースト」、そして「ドロシーからのブーストを生かせるカード」、といった流れが見えてきた。
火力を上げよう
テンポウィッチのデッキコンセプトは相手の体力を削りきることにあるので、デッキの火力をあげていこう。
相手のリーダーに直接ダメージを与えるカードとして、『デモンストライク』『ルーンの貫き』『死の舞踏』、進化時に『紅蓮の魔術』を手札に加える『古き魔術師・レヴィ』などが有効だ。
枚数調整をして完成
以上であげてきたカードを採用し、いよいよデッキ完成。
カードの個別の枚数調整についてだがこの構築では、基本全種類3枚積み。デモンストライクと死の舞踏のみ2枚積みとした。
2種類のみ2枚積みの枚数バランスはいつも安定した動きをしたいデッキ向けの調整で、ほぼ毎試合同じようなカードを引けるのが長所になる。
他には13種類3枚積みで一種のみピン刺しといった構成や数種類ピン差しをいれて応用力を上げる構成。極端な例ではハイランダー(同名カードを1枚づつしか入れない)な構成もある。
こういった構成は様ざまな戦法を扱えるのが強みだが、いつも欲しいカードが弾けるとは限らないところが短所になる。
入れ替え候補
氷像の召喚:展開した盤面を一掃されにくくなる。相手の動きを止めたい時などに有効だ。
ウインドブラスト:次元の魔女・ドロシーから引いてくる場合、2コスト5ダメージの除去スペルとして使えるので非常に強力。
運命の導き:デッキ圧縮、安定化を図れる。
エンジェルスナイプ:1コストのスペルブーストはテンポをとる上で重要。ここぞというところでの1ダメージは大きい。
ディザスターウィッチ:現環境ではあまり採用されていないが、進化をしなくても『紅蓮の魔術』を手札に加えることができる。攻撃的なスタッツと共に相手に圧力をかけられる一枚だ。
デッキ構築から試合運びが見えてくる
今回はデッキ構築に絞ってテンポウィッチをみてきた。デッキ構築を一からすることで、それぞれのカードが何のためにあるかが明らかになり、戦い方も見えてくる。
次回は今回構築したデッキを使っての戦い方をご説明していくので乞うご期待!
次回はコチラ:【シャドウバース】ドロシーどうやって使うの?Part2:テンポウィッチの戦い方