TENSEI
NEURON AGE CO.,LTD.
3Dアクションゲーム
iOS:350円
水墨画の美しさに癒される!蝶や鳥や龍に姿を変え上へ上へとひたすらジャンプするカジュアルアクションダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
水墨画的な世界をひたすら登っていくカジュアルアクションゲーム
「TENSEI」は、水墨画的なビジュアルで描かれた世界を、ひたすら上へ上へ登っていくカジュアルアクションゲーム。
ひたすら上を目指すというゲーム性は、PC向けのアクションゲーム「Only Up!」に近い。ただ本作の場合、アクションよりもむしろ、水墨画的に描かれた世界観を味わうことがメイン。
風景を味わう環境ゲームとして成り立つほど、本作のビジュアルは魅力的。本作は、極上の雰囲気ゲーといえる。
ジャンプ・急降下・滞空を駆使!ひたすら上へ
プレイヤーが行えるアクションは、仮想パッドを使った移動のほか、ジャンプ、急降下、滞空の3種類。
3種類のアクションはそれぞれ専用のボタンをタップすることで行う。
ジャンプをすると主人公の姿は蛙や蝶、鳥といった生物に変化。変化した生物によって連続ジャンプの回数や、ジャンプの挙動は変化するぞ。
価格は350円!癒しグッズとしてはコスパよし?
ゲームとして見たとき、本作はそれほど高いゲーム性を持っているわけじゃない。アクションもステージ構成もシンプルに作られているので、何度も何度も躍起になって繰り返しプレイするタイプの作品ではないと感じた。
ただ世界観は極上で、癒し効果は高い。癒しグッズと考えると、350円という本作の価格も、納得がいくのではないだろうか。
「TENSEI」の魅力は水墨画のビジュアルが生む極上の雰囲気
明確に定義されているわけではないだろうが、「雰囲気ゲー」という言葉は、あまりポジティブに使われないことが多いように思う。グラフィックは魅力的なんだけど、ゲーム性はイマイチ…という時、「雰囲気だけはいいゲーム」という意味を込めて使われているのではないだろうか。
本作も、ゲーム性そのものはそこまで魅力を持っているわけじゃない。ただ、これはあえてのことだろう。
最初から雰囲気を楽しむことがメイン。だから、あえてゲーム性をゆるく設計し、雰囲気が楽しめるようにしている。つまり、狙った雰囲気ゲー。
そしてその雰囲気が極上なのだ。
ゆる~いアクション!だから雰囲気が楽しめる
本作のアクションは、かなりゆるめ。足場から足場へのジャンプにシビアなタイミングが要求されることは少ない。
でも、だからこそ周囲のビジュアルを目にする余裕が生まれる。
シビアなアクションゲームをプレイする際、プレイヤーは基本的に主人公や敵の出現箇所、着地点となる足場を注視してしまう。そうじゃないと、攻略できない。
これに対し本作はアクションがゆるめなので、周囲の風景を見ながらでも十分攻略できる。水墨画の風景を楽しみつつ、上を目指すことができるのだ。
癒される!極上の風景
アクションがゆるめなので、周囲の風景も楽しめる。では、その周囲の風景の出来はどうなのか?答えは…極上!
まず、水墨画表現は静止画として成り立つレベルで完成度が高い。これが3Dでグリグリ動くのだから臨場感バツグン。水墨画の中に入り込んだような感覚になる。
また、蝶や蛙や鳥、そして龍といったプレイヤーが変化する生物たちの姿も、水墨画的な世界観とマッチ。筆者は思わず、鳥獣戯画を連想してしまった。
さらに、水墨画的なモノクロの世界観に突如出現する薄桃色の桜が美しいこと!絶景とはこのことだろう。
ゲームの流れ
一枚の水墨画として高い完成度を持ったタイトル画面。ただこれ、3Dで表現されている。すごい。
さあ、「再生」をタップしてゲームをスタートしよう。
とにかく上を目指して足場から足場へジャンプ!
着地したら周囲を見回し、次の足場を探そう。
墨で描かれたリングをくぐると、墨のゲージが上昇していくぞ。
上を目指す際、可能な限りリングをくぐるようにしよう。
墨のゲージがマックスになると、主人公が龍の姿に変身!龍状態になると一定時間内は無限に空中ジャンプが可能。
さらに上昇スピードも上がるので、一気に高みへと到達できる。さらに、溶岩も普通の岩へと変えてしまう。さすが龍…!
かなり高みへと上がり、桜がちらほら見えてきた。とても美しい…!
ゲームオーバーになるまでひたすら上を目指すというゲームなので、溶岩に触れたり一定距離落下したりしない限り、上を目指すことになるぞ。
「TENSEI」の攻略のコツはジャンプの特性を理解すること
アクションがゆるめと書いた通り、本作はそこまで難易度の高いゲームではない。
ただ、他のアクションゲームと同じ感覚でプレイすると難易度が高いように感じられてしまうかもしれない。
そこで、まずはジャンプの特性を理解しよう。
岩の横でもOK!ゆる~い着地点
まず、本作に足場として登場する岩は、頂上の平らな部分に着地しなければならないわけではない。真横でもOK!平らじゃなくてもまったく問題ない。
岩の頂上まで飛ばなくてもOKなら、ジャンプに必要な高さが一気に変わる。岩の下の方にぶつかるつもりで飛べばいいのだから。
上手く着地できない?三角飛びで上を目指そう
岩の真横目指して飛んだ際、着地場所によっては上手く着地できず、跳ね飛ばされるようなかたちになるかもしれない。
そんな時は、二段ジャンプを活用し、三角飛びの要領でもう一度岩の方へ戻ろう。これを繰り返せば少しずつ岩を上り、頂上の平らな場所へたどり着けるぞ。