ENYO(エンヨ)

ENYO(エンヨ)

パブリッシャー Arnold Rauers

ジャンル アクションパズル

価格 基本プレイ無料

4つのアクションを駆使して敵をギミックへ誘い込め!位置取りをめぐる深い戦略性が魅力のローグライク

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4つのアクションを使って間接的に敵を倒そう。トドメは溶岩などのギミックで!

4つのアクションを駆使して間接的に敵と戦うパズル性の高いローグライクゲーム

「ENYO(エンヨ)」は、4つのアクションを駆使して間接的に敵と戦うローグライクゲーム。

タイトルのエンヨとは、ギリシャ神話における女神であり、本作の主人公。プレイヤーは伝説のアーティファクトを手に入れるため、エンヨを操作して敵と戦いつつ迷宮を探索することとなる。

特徴的なのが、敵を直接攻撃できないという点。シールドを構えつつ走る「シールドダッシュ」シールドを投げつける「スロー」で敵をノックバックさせたり、「フック」で敵を引き寄せたりしてフィールドギミックに巻き込む…という間接的な方法が主な攻撃手段。

さらに、着地点の敵をスタンさせられるジャンプ攻撃「スタンリープ」が加わることで、パズル的な奥深い戦術性が生まれている。

なお、フィールドギミックはエンヨにも作動するため、行動をミスれば当然、自分が死ぬ全部読み切ったつもりだったのに、凡ミスで自分が死んじゃった…という「バカバカ、俺のバカ」感は、ローグライクゲームならでは。

奥深い戦術性と、ローグライク的なプレイ感の融合が、本作ならではの魅力といえるだろう。

敵味方交互に動くターン制!アクションを選択して実行

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シールドダッシュは、坑道選択後、移動先のマスまでフリックすることで実行できる。

ゲーム内でプレイヤーがやるべきことは、すべての敵を倒すこと。敵を倒すとクリアとなり、次のステージへと進めるぞ。

ステージ内はターン制となっている。プレイヤーが1回行動すると、敵も1回ずつ行動する…という形式。

自分のターンがきたら、「シールドダッシュ」「フック」「スロー」「スタンリープ(ジャンプ)」という4つのアクションから1つを選んで実行しよう。アクションをタッチで選んだ後、スワイプやタッチで移動先を選べば実行されるぞ。

ノーマルは無料!修羅の道を進むなら課金が必要

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ノーマルモードは無料。他モードのプレイには課金が発生。

本作はノーマルモードであれば無料でプレイできる

ただし、エキスパートなど、ノーマルモード以外のモードをプレイするには課金が必要。なので、まずはノーマルモードクリアを目指し、クリアできてから課金を検討すればOK。

とはいえ価格は300円ほどなので、それほど悩むことはないかもしれない。もっと遊びたいと思ったら気軽にポチってしまおう。

「ENYO」の魅力は奥深い戦術性と、ローグライク的なプレイ感の融合

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パッと見カジュアルにも思えるが、非常に奥深く、思考を要求される。

本作の奥深い戦術性を成り立たせているのは、まぎれもなく4つのアクションだろう。絶妙なバランスで構成されている。異様なほど完成度が高い。

アクションのバランスが絶妙だからこそ、ミスした時に「自分の考慮不足」と納得できる。とはいえ、頭で納得できても感情的には「くやじぃぃぃ~!」となってしまう。

だからこそ、おもしろい!ミスすれば死ぬほど悔しいということは当然、分の戦術が上手く行ったときには塔気持ちイイからだ。特に、複数の敵を一気に倒せた時の気持ちよさは格別だぞ。

本質は敵味方の位置変更!4つのアクション

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敵の背後に溶岩!この位置取りは、シールドダッシュを決めるチャンス。

本作のゲーム性の中心にあるのが、位置取りの変更

本作の4つのアクションは、それぞれ使用後に敵と味方の位置を変えるものになっている。

まずシールドダッシュは、自分が特定方向へ一直線に進み、途中にいる敵を押し出すというアクション。次にフックは、敵を自分の位置の1つ後ろのマスまで引き寄せる一方、自分は1マスだけ前に進むというアクションになっている。

シールドを投げるスローは、自分と敵の位置の変化はないが、スタンすることで敵の動きが1ターン停止。さらに投げたシールドをフックで回収するためには、プレイヤー側も1ターン消費するというアクション。

最後にスタンリープはジャンプ可能なマスにワープ移動しつつ、着地点の敵をスタンさせ1ターン停止させる

これらのアクションに加えて、敵のアクションによって1ターン毎にフィールドの状況は変化していく。だからこそ、油断すると次ターンで敵が真横にいて、ダメージを受けてしまった…なんてことになってしまう。

このためプレイヤーは次ターンの配置を読まなければならない。敵がどう動くか?自分がどう動くか?そして自分のアクションが敵の配置にどう影響を与えるか?

盤面の配置状況を読んでいく…という点では、将棋や囲碁に近いといえるだろう。そりゃあ奥深いわけだ…!

気持ちイイ!ぐやじい!感情が刺激される楽しさ

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黄色い三角=回転床によって移動先が変更され、溶岩に落ちてしまった!ぐやじい…。

正直なところ、次のターンの配置を完全に読むのは難しい。だからこそ奥深いわけだし、だからこそ読み切れた時には強い達成感を味わうことができる。

とくに、ステージギミックを使いこなせるようになると、奥深さもおもしろさもアップ。たとえば、敵が出す爆弾は、衝撃を加えることで爆発し、周囲の敵にダメージを与えることが可能。これと、着地点周辺に衝撃が発生するスタンリープを組み合わせれば、複数の敵を一気に倒すことができる。決まると、めちゃくちゃ気持ちイイ

その一方、次のターンの配置を完全に読むのが難しいからこそ、ちょいちょい失敗してしまう。「見落とした~!」「その敵そう動くか~!」といった具合。こうなると、めちゃくちゃくやしい

本作は達成感と悔しさのバランスも絶妙で、だからこそおもしろいのだと思う。

ゲームの流れ

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タイトル画面では、横にノーマル、エキスパート、デイリー、オデッセイというかたちでメニューが並んでいる。

無課金状態だとノーマルしかプレイできないので、一番左のノーマルを選ぼう。

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最初にプレイする際はチュートリアルが発生する。本作は日本語対応していないものの、ストーリー性ゼロなのでプレイに支障はない。

ただ、英語が苦手だとチュートリアルはちょっとわかりにくいかも…。

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チュートリアルでは基本的に、矢印やアイコンなどで指定された操作を行えばOK。

画面下に新たなアクションが登場したらタップ、その後でマップをフリックしたり、アイコンの表示されたところをタッチしたり…と試行錯誤すれば、操作方法を把握できるハズ。

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いよいよ本格的にゲームスタート。敵の全滅を目指そう。敵にトドメを刺すためには、赤い溶岩マスや、壁から生えているトゲといったギミックに敵を接触させること。シールドダッシュやフックをヒットさせて敵をギミックへと誘導しよう。

また、敵の攻撃とは関係なく、主人公・エンヨを純粋に移動させたい場合はシールドダッシュを使って移動しよう。

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敵からのダメージが蓄積して、残念ながらゲームオーバーになってしまった…。

リトライボタンを押せば即再トライできるぞ。

「ENYO」の攻略のコツは溶岩の利用と敵パターンの把握にあり

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さあ、どう立ち回るか?まずは溶岩の位置を基準に考えるのがオススメ。

本作がガチで奥深く、いきなりプレイしてノーマルモードクリア!…といった類のゲームではない何度もプレイして立ち回りを理解していくタイプのゲームといえる。

このため、まずは初歩的なテクニックを押さえたい。

そのポイントは、溶岩の利用。溶岩を利用した立ち回りを押さえつつ、敵の動作パターンを徐々に把握していこう。

敵の後ろか敵との中間!溶岩をめぐる位置取り

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敵の背後に溶岩…という位置取りに成功!あとはシールドダッシュを決めるだけ。

溶岩を使った基本的な立ち回りは、シールドダッシュを使って敵を落とすか、フックを使って敵を引き寄せて落とすか。

シールドダッシュを使って敵を落とす場合、敵の背後に溶岩が必要。一方、フックを使う場合は主人公と敵を結ぶラインの中間に溶岩が必要となる。

ステージがはじまったら敵と溶岩の位置を確認し、どうすれば敵との中間や敵の背後に溶岩があるような位置取りになるかを、まずは考えてみよう。

敵パターンを把握!特にタイミングに注意

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遠距離攻撃の敵と同じライン上に並んでしまった…。敵パターンの把握は超重要。

溶岩を使って敵を倒す一方で、敵のターンになったら敵の挙動を必ず確認するようにしよう。

最低限押さえておきたいポイントは3つ。ひとつめは、どのタイミングで動くのか?ふたつめは、プレイヤーと同一直線上に並んでいない時何をするのか?みっつめは、プレイヤーと同一直線上に並んだ時に何をするのか

これらを押さえておけば、うっかり敵の攻撃タイミングで攻撃範囲に入ってしまい、思わぬダメージを受けてしまう…という凡ミスを避けることができ、攻略が安定するぞ。