Roto Force(ロトフォース)
PID Games
シューティングゲーム
基本プレイ無料
画面回転で移動しつつ敵を倒せ!斬新・爽快な操作システムと高い完成度を併せ持つ良作シューティングダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
画面を回転させて戦うドット絵ツインスティックシューター
【画像挿入】
「Roto Force(ロトフォース)」は画面を回転させて戦う、ドット絵ツインスティックシューター。
主人公の位置は基本的に画面下で固定されており、画面回転によって地形を動かすことで移動する。このほかに無敵のダッシュ移動を使って敵の攻撃を回避しつつ、ショットで敵を倒していく。
画面回転というオリジナリティの高い要素を採用しつつ、ゲーム全体の完成度も非常に高い!良作ツインスティックシューターなのだ。
左右スワイプで回転!上へのフリックでダッシュ
操作はスマートフォン横持ちで行う。画面左側を左右にスワイプすることで画面が回転し、移動が可能。下から上へフリックすることでダッシュ移動ができるぞ。
なお、ダッシュ移動は敵の弾に対して無敵だが、キラキラ光る敵弾に接触するとダメージを受けてしまう。回避する際は、敵弾をじっくり見極めよう。
ショット攻撃は画面右側タップ。放たれるショットは現在装備中のもので、装備はチェックポイント到達時に切り替えることができる。
全編プレイは有料!まずはステージ1を体験してみよう
本作は無料アプリとして提供されているが、無料でプレイできるのはステージ1のみ。全編プレイするためには課金が必要だぞ。
ステージ1だけというとちょっとしょっぱい印象だが、1ステージ内が11のパートに分かれているため、ゲームの魅力を理解するには十分なボリューム。なので、まずはステージ1だけでも体験してみよう。
ちなみに全編アンロックに必要な金額はiOSで700円。筆者はもちろん自腹で購入したぜ!
「Roto Force」の魅力は斬新な操作性&完成度の高さ
筆者は青春期をゲームセンターで過ごしたゲーセン脳野郎なので、だいたいゲームの価格を1プレイ50円で考えてしまう。
たとえば全編プレイで700円という本作の場合、700円÷50円=14プレイ…というわけで、14回以上プレイするなら高コスパ、そうでないなら割高という考え方。なので、『ストリートファイター6』のような格ゲーであれば、確実に1000回以上プレイするので超高コスパ、タダ同然の価格…ということになる。
では本作はどうかというと、確実に14プレイ以上は遊ぶ楽しさ!まず操作感が気持ちイイ。と同時に、立ち回りを知れば知るほどプレイが上手くなるという完成度の高さ!フツー、斬新なゲームを作るとその分完成度は低くなるものなのに、こいつはスゴイでしょ。
…おまけに世界観も魅力的なんだなぁ。
まず爽快!そしてゲームを知ると奥深い
本作はPC(Steam)向けにも配信されているマルチプラットフォームタイトルなのだが、スマートフォンでも非常に快適にプレイできる。いや…スマートフォンでも快適というより、最初からスマートフォン向けに企画したんじゃないの?ってくらい爽快!
プレイするとまず、左右スワイプで敵弾を避けつつ、ショットで敵をバリバリ倒すという爽快感に魅力を感じる。
ダッシュによる敵弾回避をマスターすれば、さらに気持ちよさアップ!ダメージを受けることなく、敵を一方的に倒すのがとにかく気持ちイイ。
でもこれで終わりじゃない。ダッシュは敵弾を回避するだけでなく、敵バリアを破壊する機能も持っている。そして、バリア付きの敵にはショットが通じない。
こうした構造によって、左右移動、ショット、ダッシュを適切に使う立ち回りが求められるようになっていく。立ち回りを模索するのはとても奥深く、やりこみ甲斐たっぷり。14プレイ?あっという間にプレイしちゃうでしょ…。
世界観も魅力!インディーゲームらしさたっぷり
最近の世の中では、品行方正であることが強く求められる。いわゆるコンプライアンスというやつですな。
もちろん、現実世界においては品行方正な方がいい。けど、ゲームなどのフィクションにおいては、皮肉やブラックユーモアといった、品行方正のナナメ上を行くような演出も必要だろう。しかしながら、老若男女問わず幅広く訴求しようとする対策ゲームでは、品行方正のナナメ上を行くような演出が難しくなっているのではないだろうか。
これに対しインディーゲームは、一部のニッチなファンへ向けて作られるため、皮肉やブラックユーモアといった演出で作家性を強く押し出すことが多い。「HoLineMiami」に「KatanaZero」、「Lisa」に「カルト・オブ・ザ・ラム」に「Super Meat Boy Forever(スーパーミートボーイ・フォーエバー)」などなど、筆者はそうした作家性の強い作品が大好きだ!
そして本作もまた、皮肉やブラックユーモアを利かせている。なにせ主人公はインターンなのに、いきなりフェニックス殺して羽毛布団作ってくれ…みたいな展開。ブッ飛んでいて素晴らしい!やっぱりインディーゲームはいいぜ…。
ゲームの流れ
まず最初に初期設定画面が開かれる。ただ、言語が日本語に設定されていないかもしれないので、タップして言語設定を切り替えよう。
本作はバッチリ日本語対応している。作家性溢れるユーモアを日本語で堪能できるぞ。
言語設定したらタイトル画面へ!
左側に並んだアイコンの一番上、「プレイ」をタップするとゲームがはじまるぞ。
まずはチュートリアルをプレイ。画面を回転させての移動やダッシュ、ショットの発射などといった基本操作を学ぼう。
ちなみにダッシュは長押し操作によってチャージ版のダッシュへと強化されるぞ。
チュートリアルが終わったらステージセレクトへ。最初のターゲットはフェニックス。
このステージ選択画面が、なんともファミコン風で味わい深い…。
さあ、本格的にゲームがスタートしたぞ。序盤は敵があまり攻撃してこないので、ガンガンショットを撃って敵を倒そう。
ただ、敵の攻撃が緩いうちに移動やダッシュ操作などにも慣れておいた方がいい。
「Roto Force」の攻略のコツは攻撃と回避を意識的に分けること
シューティングゲームといえば、敵弾を避けながらショットを放つ…というのがお決まりのパターン。けど、本作の場合は違う。
攻撃と回避は意識的に分けた方がいい。特にボス戦攻略では、攻略と回避の分離が攻略のカギになるぞ。
攻撃しながらの移動は遅い!適当ダッシュも事故の元
なぜ攻撃と回避を分けた方がいいのか?その理由は主に2つ。
1つめは、ショット中は移動速度が遅くなるため。移動速度が遅いと、純粋に敵の攻撃を回避しにくい。
また、ホーミングショットなどはショットボタンから指を離すことで複数の弾に分裂し、効率的に敵を攻撃できる。このため、結果的に攻撃と回避を分けた方が効率的に戦えるぞ。
2つめは、攻撃と並行してダッシュを行うのが難しいから。ダッシュは上方向にスワイプすることでガイドラインが出現し、指を離すことで実行される。ガイドラインはある程度動かすことができ、動かすことでダッシュの軌道変更が可能。
重要なのはこの、軌道変更。本作のダッシュは、足場から足場へ移動する。そしてこの時、移動先の足場が安全とは限らない。なぜなら、設置型の敵弾がばらまかれているかもしれないから。
なのでダッシュ時には軌道コントロールが必要。けど、攻撃しながらガイドライン操作は結構難しい…。
なので、攻撃と移動を意識的に切り分け、移動する際には移動のことだけ行う…というかたちでプレイしたほうが結果的に上手く立ち回れるのだ。
相手の攻撃の隙を突け!ボス戦攻略のコツ
ボス戦では、攻撃と回避の切り分けが特に重要。
というのも、ボスの攻撃は非常に激しい。左右移動で弾を避けようにも、攻撃しながらでは移動速度が遅くて被弾してしまうし、ダッシュの軌道も精度が求められる。
その一方、ボスの攻撃には明確な隙が設定されており、この隙に攻撃をしかければ安全にダメージを与えることが可能。
なので、まずは回避に徹し、ボスが隙を見せたら攻撃…という立ち回りが有効。シューティングゲームというよりアクションゲームに近い立ち回りを意識するのがオススメだぞ。