レゴ・大乱闘

レゴ・大乱闘

パブリッシャー LEGO

ジャンル 対戦プレイゲーム

価格 AppleArcade (月額900円 初月無料)

レゴの人形を自分好みにカスタマイズしチーム対戦!ワチャワチャ感が楽しいマルチプレイ乱闘アクション

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レゴ・大乱闘のレビュー画像

ニンジャゴーやジュラシックワールドなど、テーマを超えてミニフィグたちがバトル!

レゴのキャラクターをカスタマイズしチームで戦うマルチプレイ大乱闘アクション

「レゴ・大乱闘」はカスタマイズしたレゴのキャラクターを操作し、チームで戦うマルチプレイ大乱闘アクションゲーム。

レゴのキャラクターというのは、つまりあの人形のこと。正式には「ミニフィグ」という。

ミニフィグの顔や装備を自由にカスタマイズして乱闘に参戦。チームメンバーと協力して勝利条件達成を目指そう。

さまざまな格好のミニフィグたちがワチャワチャ動くにぎやかさが楽しいぞ!

ルールは勝負ごとに投票で確定!操作の基本は移動と攻撃

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これがビルドブロック。攻撃で破壊することでパワーアップ可能。

何をすれば勝ちなのか?は、勝負ごとに投票で決定する。「一定時間コントロールポイントを占領する」だとか「敵チームより早く自チームの塔を完成させる」など、ルール毎に勝利条件は大きく異なるぞ。

ただ、どんなルールでも操作は共通。基本的な操作は移動攻撃。仮想パッドで移動し、攻撃ボタンタップで攻撃を行える。攻撃ボタンのある画面右側を上へフリックすることでジャンプもできるぞ。

また、ステージ内のビルドブロックを破壊することでレベルアップし、攻撃が強化されていく。このほか、武器を取得したり乗り物に乗ったりすることで攻撃が変化。ただ基本的にできることは移動、攻撃、ジャンプなので操作に迷うことはないだろう。

パーツをアンロック!自分好みにカスタマイズ

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カスタマイズの自由度はめちゃくちゃ高い!さすが、レゴ。

バトルを繰り返すことで新たなパーツをアンロックすることが可能。カスタマイズの幅が広がっていくぞ。

なお、パーツによって攻撃手段やパラメータが変化することはない。なので、「強さを考えるとこのパーツがいいけど、外見的には好みじゃない…」などと悩むことなく、純粋に自分好みのミニフィグを追求できる。

なお本作は月額制のAppelArcade作品なので、課金要素はない。このため、課金でパーツを獲得することもできないぞ。パーツを手に入れるためにはバトルを繰り返そう。

「レゴ・大乱闘」の魅力は気軽に楽しめるワチャワチャアクション

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サイドビューの見た目はスマブラっぽいが…ゲーム的な魅力は別のところにある!

サイドビューでキャラクターを操る多人数参加型の対戦型乱闘アクション…というと、どうしても「スマブラ」をイメージせずにはいられない。

ただ本作は「スマブラ」とは完全に方向性が異なっている。このため、一発の爽快感復帰を巡る駆け引きといった「スマブラ的楽しさ」を求めると、期待外れに終わってしまうだろう。

本作の醍醐味は個性的なミニフィグたちが大量に様々なアクションを繰り広げるワチャワチャ感。これはそもそも、レゴブロックの醍醐味でもある

初心者OK!誰でも活躍できるワチャワチャ感

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近接攻撃がメイン。多人数が集中して殴り合うワチャワチャ感が楽しい。

「スマブラ」はもともと、対戦格闘ゲームへのアンチテーゼとしての側面を持っていた。対戦格闘ゲームは対戦型ゲームの中でもプレイヤースキルの比重が高いため、実力に差があるとまともな勝負にはならない。つまり、経験者も初心者も一緒に楽しむ…というのが難しい。

そこで「スマブラ」は、ダメージが蓄積されるだけでは敗北にならない、対戦相手の数を増やす、アイテムのランダム投入…といった要素によってプレイヤースキルの比重を減らした。これによって、基本的には経験者の方が強いが、経験者であっても状況次第では負けることがある。

本作はこうした「スマブラ」の方向性をさらに一歩、推し進めているように思う。

ミニフィグの攻撃は基本的に同レベルであれば同性能。しかも近距離攻撃なので、どんなにプレイヤースキルがあっても「ノーダメージで一方的に攻撃する」ということが行いにくい

この結果、初心者が経験者を倒すという状況がより生まれやすくなっており、誰でも勝敗を楽しむことが可能。と同時に、ビジュアル的には互いに通常攻撃を連打するワチャワチャした楽しさが味わえるというつくりになっている。

攻撃か強化か?それともルール関与か

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敵を倒すことが直接的勝利につながるわけじゃない。勝つためには別の行動が必要。

では本作には駆け引き要素がないのかというと、ある。そしてこの駆け引き要素が、「スマブラ」の駆け引き要素とは決定的に違う。

「スマブラ」の駆け引きは復帰の攻防にせよ、アイテムやスマッシュボールの取得争いにせよ、本質的にはダメージを競うものだった。しかし本作の駆け引きは、敵のキルか、パワーアップか、オブジェクト関与か…という構成になっている。

本作の勝利条件はルールによって異なるが、基本的に敵ミニフィグを倒す(=キル)ことではない。たとえば「敵チームより早く自チームの塔を完成させる」といった具合。

このため、敵を倒しても直接的には勝つことができない。「敵チームより早く自チームの塔を完成させる」ことが目的なら、マップを移動して素材ブロックを集めて塔へ持っていく…というのが直接的に勝利へ繋がる。勝つためには、キルではなくルールに関与しなければならないわけだ。

ただ敵を倒せばその分敵のルール関与が遅れるので、間接的には勝ちやすくなる。そして、ルール関与をしている敵はその分無防備なので倒しやすい

さらに第三の選択肢としてパワーアップが存在。ビルドブロックによってパワーアップすればその分敵を倒しやすく、敵から倒されにくくなる。ただビルドブロックを獲得する場合、ルール関与からも敵を倒すことからも遠ざかってしまう。

つまり、「1)ルール関与すると勝利に近づく反面敵から倒されるというリスクが増える」「2)敵敵を倒すことを重視すると間接的に勝利には近づくものの、自分チームのルール関与が遅れる」「3)パワーアップを目指すと敵を倒しやすくなる半面、ルール関与から完全に離れる」…という3つの立ち回りの中からどれをチョイスするか…というのが本作の立ち回り。

こうした本作の立ち回りは、複雑な操作を高速入力しなければならないといったものではない。なので本作をカジュアルに楽しむのではなく、ガッツリ駆け引きを楽しむのだとしても、その間口は広く、誰にでも楽しみやすいものになっているといえる。

ゲームの流れ

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初回プレイ時は、キャラクター選択が発生する。英雄的な騎士、銀河を旅する女の子、スーパーレスラーの中から一体を選ぼう。

ちなみにこの中のどれを選んだとしても、ゲーム開始時点で他のミニフィグのパーツも保有した状態となっている。なので悩む必要はない。今の気分で選んでOK。ゲームが進めばどんどんカスタマイズしていくしね。

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続いてはチュートリアル。移動や攻撃、ジャンプといった操作方法を学べるぞ。

その後、コントロールポイントを争うというルールで1回対戦が行える。

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2回目以降のプレイでは、ホーム画面で「ブロウル」を選ぶことで対戦が行えるぞ。

「パーティー」は、オンラインゲームにおける「ルーム」機能のようなもの。オンラインで作られたパーティーへの参加が可能。「ブラウラー」はミニフィグのカスタマイズが、コレクションはこれまで獲得したものの確認が行えるぞ。

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「ブロウル」を選ぶとマッチングスタート。画面中央に並んでいるのがゲームルール。参加プレイヤーの中で投票数の多かったルールが採用されるぞ。

また、画面下に並んだミニフィグをタップすることで操作するミニフィグの切り替えが行える。マッチング時間は30秒ほど。オフラインでもプレイできるところを見ると、マッチングにはボットも含まれているようだ。

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対戦スタート!これは自チームの城を先に完成させた方が勝利というルール。木や岩といったオブジェクトを攻撃すると城を作るための素材ブロックが出現。素材を持って城の前に一定時間留まると、存在の分だけ城の開発が進むぞ。

ちなみに敵の城を攻撃することで破壊することもできる。ただ、基本的には自チームの城を作ることが目的なので、敵城の攻撃ばかりしていてもなかなか決着はつかないぞ。

「レゴ・大乱闘」の攻略のコツは状況把握と判断にあり

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勝つためにはやみくもに行動するだけではNG。状況把握と判断が重要。

本作のように、勝利条件が相手を倒すことではないゲームでは、敵への攻撃よりどれだけルールに関与するかの方が重要。敵を倒したところで勝ちポイントが貯まるわけではないことを考えれば、これは当然といえる。

では敵への攻撃が重要ではないのかというと、そうではない。敵を倒せば敵チームを勝利から遠のかせることができるので、間接的に勝利に貢献できる。そういう意味ではもちろん、重要。

「あれも重要、これも重要」じゃあ今どうすればいいんだよ!…と思ってしまうが、これはつまり、状況把握と判断が求められるということを意味している。

焦ってはNG!意識して状況を把握しよう

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勝つためにまず、じっくりと状況を把握しよう。その意識を持つことが大切。

ターン制のゲームだと自然と、どんな行動をするのかじっくり考えるものだけど、本作のようにリアルタイムアクションだと、スピーディーに行動するため考える時間がおろそかになってしまうもの。

これはほぼ無意識。ゲーム内の時間の流れの速さによって、自分でも気づかない内に判断を急かされている。だからこそ、まずはじっくり状況を把握しようと意識しなければならない

といっても、ゲームが始まると「あれしなきゃ」「これしなきゃ」と頭がいっぱいになってしまうことだろう。でも、ゲーム内には区切りとなるタイミングもある。

たとえばビルドブロックを壊した時であったり、敵を倒した時であったり…と、なんらかの1アクションが終わった時、「さあ次は何をしよう」と思うタイミングがあるハズ。

この時が状況把握のタイミング。自チームと相手チームのどちらが勝っているか?相手チームのプレイヤーが自チームの奥まで進撃していないか?…まずはこの2点でイイから確認しよう。

状況を判断したら行動!重要なのはルール関与

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敵が自陣奥まで攻めてきたら要注意。しっかりと迎え撃とう。

もし、自チームが相手チームに対して勝っているなら、やるべきことは差を縮めさせないこと。

では差を縮めさせないためにはどうすればいいかというと、ひとつは敵に倒されないこと。もうひとつはルール関与を継続すること。

なので、勝っているなら敵に倒されないためにビルドブロック獲得を目指すか、差を縮めさせないようルール関与し続けるかの2択となる。逆に、積極的に敵を倒すことはあまり意味がない。敵を倒せば差は広がるものの、倒しに行くことで逆に倒されるというリスクまで抱え込んじゃうからね。

逆に負けている場合は積極的に差を縮めなければならないため、リスクをとってでも敵を倒すことに意味が出てくるぞ。

また、敵が自軍奥まで攻め込んでいる場合も、防衛のために敵と戦う必要がある

こうした状況を把握したらこうした判断を行い、判断をしたら行動開始。そして行動に一区切りがついたらまた状況把握…というのがプレイのコツ。

的確な状況把握と適切な判断、それに基づいた迅速な行動があれば敗北の可能性が低下するため、安定して勝つことができるだろう。