Roterra 4 - Magical Revolution(ロテラ4 マジカルレボリューション)
Dig-It Games
迷路ゲーム
iOS:800円
正解時のアハ体験が爽快!キューブ状のマップを回転させてゴールへの道を作り出すパズルアドベンチャーダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
キューブ状の地形を回転させてゴール地点を目指すパズルアドベンチャー
「Roterra 4 – Magical Revolution(ロテラ4 マジカルレボリューション)」は、キューブ状の地形を回転させてて道をつなぎゴールを目指すパズルアドベンチャーゲーム。
道を繋いだらタップで主人公をゴール地点へ。ゴールに入ると次のステージへと進行。もちろん、先のステージに行けば新たなギミックが解放され、より歯ごたえが増していくぞ。
ただキューブを回すだけという単純ルールなのに、いざプレイすると意外と難しく、悩んでしまう…。それだけに、正解をひらめいた時のアハ体験が気持ちイイゲームだぞ。
長押しとフリックで回転!回転の軸をマスターしよう
キューブは長押しで縦軸を中心とした回転、フリックで横軸を中心とした回転ができるぞ。
縦軸とは重力方向…つまり、キューブの上から下へ通る軸のこと。この軸を中心の回転は、上方向の面が固定となる。なので、道の形状はそのままに前後左右どの方向へ道を繋げるか変更したい時に向く。
一方、横軸とは奥行き方向や左右方向に通る軸のこと。この軸を中心に回転させると、現在上方向の面が手前や奥、横へと移動し新たな面が上方向に出現する。面毎に異なる地形が描かれているため、地形そのものを変更することが可能。たとえば、道ではなく階段が欲しい…といった場合、この回転が向いている。
なお、ブロックによって回転可能な軸は異なるぞ。最初のステージでは、回転不能なブロック、縦軸中心の回転のみ可能なブロック、縦軸中心と横軸中心のどちらの回転も可能なブロックという3種類が登場する。
パズル充実!納得の満足感
本作は買い切り型のアプリとして配信されている。価格は2023年4月3日現在で800円。脱出ゲームなどの謎解き系ゲームの中ではややお高めかもしれない。
ただ筆者は、本作のおとぎ話的世界観や、充実のパズル要素を考えると十分納得のいく価格だと感じた。
パズル好きなら後悔しないコストパフォーマンスではないだろうか。
「Roterra 4 – Magical Revolution」の魅力は正解ルートが見えた時のアハ体験
キューブを回して道をつなげるだけ。一見、子どもでも簡単にできそうなのに、本作は大人でも悩むほどの歯ごたえを持っている。
だがこの歯ごたえは、決して意地悪な謎や理不尽な仕掛けからきているわけではない。多くの場合、プレイヤー自身が段取りに気づいていないことから引き起こされている。
原因はプレイヤー自身!…だからこそ自分自身のひらめきによって正解に至ることができ、正解した時、より賢いの自分になったような気分に浸れる。このアハ体験が最ッ高に気持ちイイ!
本質は段取り!謎は自分の中にある
本作は間違いなくキューブを回転させるゲームなのだが、パズルの本質は段取りにある。
ゴールに至るためには、当然ながらゴールへの道をつながなければならない。しかし道の形状はキューブ状の絵柄とその回転方向によって制限されている。
このため、A地点からB地点へ道を繋ぐと、B地点からゴール地点への道が閉ざされるといった直接目的地を目指せないケースも少なくない。
もちろんこの場合なら、一旦B地点に留まり、改めてキューブを回転させればいいだろう。それぐらいカンタンに分かる。でもこれが、より複雑化すると、どんな順番でキューブを動かすべきかという判断が難しくなっていく。
キューブを動かすのはカンタン。でもその適切な順番を考えるのが難しい。順番…すなわち段取りが本質なのだ。
このため解けない場合は、画面の情報が不足している…などゲーム的な事情でなく、プレイヤー自身が順番の組み合わせに気づけていない。自分自身の固定観念が謎を作り出すような構成といえる。
ギミックの法則を読み取ろう!キューブ回転の難易度アップ
本質は段取りにあると書いたけど、ステージが進むとキューブの回転そのもののパズル性もアップしていく。
主人公が城の中に入ると出現すると、スイッチに触れている間だけ、特定のキューブを回転可能にするというギミックが登場する。この内容だけだと、だったらスイッチに触れている間に、キューブを正しい方向へ回転させれば解決じゃないか…と思うことだろう。
しかしこのギミックはこれで終わりじゃない。なんと、スイッチから離れた際、回転可能にしていたキューブを自動的に特定方向へ回転させてしまう!なんというお茶目ギミック。
このため、スイッチから離れた時どちらにどのくらいキューブが回転するか、その法則を踏まえて回転させなければならない。たとえばキューブが縦軸中心に右方向45°回転するなら、あらかじめ左方向45°回転させておけば、スイッチから離れた際キューブを意図した方向へ向けることができる。
この、法則を覚えて回転させるというのは単純なようで難しい。結構頭がこんがらがる。それだけにパズルを解く醍醐味が強く味わえるぞ。
ゲームの流れ
ゲームプレイの模様が動画で流れるタイトル画面。左側の旗がメニューになっているぞ。
初回プレイ時はまず「遊び方」や「設定」を確認しよう。2回目以降のプレイでは「コンティニュー」を選ぶと続きからプレイできる。
本作はバッチリ日本語をフォロー。…といっても、文章が表示されることはさほど多くない。
もし起動した際に日本語以外の文字が表示されるようなら、設定画面でLanguage(言語)の設定に切り替えよう。
タイトル画面のメニューで「遊び方」を選ぶと、動画でゲームのプレイ方法を説明してくれる。ただ残念なことに、言語設定で日本語を選んでも動画の文字は日本語にならない。おそらくプログラム的に文字を出しているのではなく、動画内に文章を描いてしまっているからだろう。
プレイ方法についてはこの記事で書いた通り、長押しタップによる縦軸中心の回転と、フリックによる横軸中心の回転を押さえておけばとりあえずOK。
レベル1は城の外側が舞台。かなり広く、城への道のりは長い。
ただパズルの難易度は控えめ。チュートリアル的なステージといっていいだろう。
まずはキューブを回転し、マップ内にある赤いスイッチを目指そう。スイッチに触れると赤が緑に変わり、マップの特定の部分に変化が起きる。
変化によって新たに回転可能なキューブが生まれたり、これまで道じゃなかったところに道が生まれたりしてさらに先へと進めるようになるぞ。
「Roterra 4 – Magical Revolution」の攻略のコツは思考をステップ化すること
コンビニで買ったチルドのラーメンはレンジで温めればすぐ食べられる。カップヌードルも、お湯を入れて3分待てばOK。
けど、手作りラーメンとなるとこうはいかない。出汁用の素材を切り数時間かけて煮て、麵用の小麦粉にかんすいを入れてこねて…と、膨大な作業工程が必要になる。
人間の作業には作業工程、ステップというものが存在する。…そんなことはたいていの人が理解していることなのだが、「思考」にも同じようにステップが存在することはあまり理解されていない。
「思考」にもコンビニのチルドラーメンやカップヌードルのように即座に答えが出せるものと、手作りラーメンのように膨大なステップが必要になるものがある。
そして本作のような複雑なパズルは、膨大なステップが必要。なので「思考」をステップに分けることが攻略のコツだぞ。
まずは情報収集!キューブの動きやギミックの位置を把握しよう
「思考」をステップ化する時の最初のステップは、情報収集。
まずは、キューブを回転させられる方向や、キューブの各面にどんな地形が描かれているか、ギミックがあるならどんな法則で動くのか…といった点を確認しよう。
主人公は動かさずにまずは確認だけ行い、マップ上にあるもので現在確認可能なものの内容をすべて把握する。把握できたら次のステップへ。
次は順番にフォーカス!思いついたら実行
次のステップは、本作の本質である段取り…すなわち、順番を考えること。
マップ上にあるキューブの絵柄や動き、ギミックの挙動などをが分かっているなら、あとは正しい組み合わせさえ分かればゴールへの道がわかるはず。組み合わせを思いついたら、実際に試してみよう。
間違ってもOK。間違ったらその組み合わせじゃなかったというだけの話。ゲーム的にも特にペナルティはないので、次の順番を考えて試そう。トライ&エラー!