Kitty Death Room(キティ・デスルーム)
Raiyumi
アクションパズル
基本プレイ無料
召喚した猫を犠牲にしてぬくもりを目指す!キュートな絵柄とダークな世界観が魅力のパズルアクションダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
キュートなピクセルアートとダークな世界観を併せ持つ横スクロールパズルアクション
「Kitty Death Room(キティ・デスルーム)」は、猫をキュートに描いたピクセルアートとダークな世界観とを併せ持った横スクロールパズルアクション。
ゲームの目的はキュートなドット絵猫ちゃんを操作して、ハートの置かれたゴール地点へ導くこと。
一見とってもハートフル!しかし導入にはトゲトゲや穴、回転ノコギリといった即死トラップがいっぱい。これらのトラップを乗り越えるには別の猫を召喚し、時として犠牲にしなければならない。
犠牲の果てにゴールへとついても、そこに待つのがハートとは限らない。暗く冷たく孤独な、虚無の空間(Void)が待っていることも…。
キュートなのにめっちゃダーク…本作の世界観が見せる奥深さがたまらない!
緑のアイテムを取得!猫を召喚しよう
基本的な操作は、左右の移動とジャンプ。それぞれボタンタップで行えるぞ。
ジャンプは1段階のみ。より高い場所へジャンプしたいのであれば、別の猫を召喚し、足場にしなければならない。
別の猫を召喚するには、緑色のアイテムが必要。マップで取得した分だけ、召喚が行えるぞ。
ダークなのは世界観だけじゃない?難易度も高い!
キュートな見た目に反しているのは、本作の世界観だけではない。見た目以上に本作、難易度が高い!
死にゲーほどではないが、同じステージを繰り返しプレイすることになるのは間違いないだろう。
なお本作は、次のステージへの移行や繰り返しプレイの際に動画広告が挿入される。ただ、もし繰り返しプレイの際に挿入されてうっとおしく感じるようであれば、課金によって動画広告オフにすることもできるぞ。
「Kitty Death Room(キティ・デスルーム)」の魅力はキュートさとダークさが同居する奥深い世界観
筆者はホラーが大好きだ!
ただ、たとえば「デッドバイデイライト・モバイル(Dead by daylight)」のように恐怖がストレートに表現されたものより、一見キュートなんだけどダーク…といったものの方に恐怖を感じる。
具体的に例を挙げると、マンガの「ちいかわ」や、ゲームでいえば「Mother」シリーズや「スプラトゥーン」「Cult of the Lamb」など。こうした作品は一見キュートでポップなんだけど、一部のシーンに恐怖が込められている。
本作も同様でビジュアルはキュートなんだけど、その実ダークで怖いという点にたまらない魅力を感じる!
猫たちの死体を乗り越えゴールへ!ダークなアクション
まず一番にダークさを感じたのが、別の猫を召喚して犠牲にするというアクション
単純にスイッチを踏んでいてもらう係になってもらうこともあるけど、トゲや溶岩に落として死体を足場にしなければならない…なんてこともある。
これ、ゲームとはいえ動物好きだと嫌悪感を抱く人も少なくないんじゃないだろうか。
たとえばホラー映画などでは、人が殺される前に犬や猫(たまに牛)などといった動物が惨殺されることがある。要するに恐怖の兆しを表現しているわけだが、意外にも人が殺されるシーンより動物が殺されるシーンの方が精神的にキツいという人は多い。…実は筆者もそんな一人。
なのでプレイ直後は、本作の猫を犠牲にするアクションをエグいと感じた。正直、ディフォルメの効いたドット絵表現じゃなかったらプレイできなかったかもしれない。
ただ、本作のこのアクションは悪趣味な表現をいたずらに行ったわけじゃない。それをわからせてくれるのが、虚無の空間…Voidだ。
虚無の中に温かさがある?Voidの表現
序盤ステージでゴール地点に置かれているのは、ハート。しかしゲームが進むと、ハートの代わりに次元の裂け目のようなものが発生しているステージも登場する。
この次元の裂け目のようなものに入ると、Voidと呼ばれる空間へ移動。Voidは真っ暗な中、「Error」などといった不穏な言葉が浮かぶダークな世界。
Void…日本語で虚無という言葉の通り、この空間には何もない…ように見えて、十字架のようなものがいくつか登場する。言葉で説明されるわけではないが、筆者はこの十字架はこれまで犠牲にした猫を示しているように感じた。
またVoidには以外にも、人間が存在する。人間といっても、白い影のような…思念体のような存在。彼らと会話することができ、こんなことを語ってくれる。
曰く、「この世界(void)は、静かで孤独」だと。しかし、「ハートはぬくもりを与えてくれる」とも。
つまり、本作にとってハートは単にゴール地点を示すアイコンではない。主人公の猫へのぬくもり。心そのものといってもいいだろう。
では、猫たちを犠牲にしながら暖かな心をひたすら目指す主人公とは、どんな存在なのか?…この奥深さが、アクションやパズル性以上におもしろい。
ゲームの流れ
真っ暗なUnknownステージからスタート。ここはどこなのか、さっぱりわからない。
とりあえず画面に表示された指示に従って、猫を操作しよう。ちなみに本作は日本語非対応。ただ基本的な動作は画像で教えてくれるので、プレイに問題はないはず。
先に進んでいくと、ギョロ目の白い猫が。
見つめ合う2匹…と思いきや、突如足場が崩れてしまい、主人公猫は落下してしまう…。
いよいよ本格的にステージスタート。とはいえ序盤ステージはほとんどチュートリアルといっていい内容。
ここでは猫の召喚方法を画像で教えてくれるぞ。まず緑色のアイテムを取得すると、召喚猫がストックされる。ストックされたら画面右の召喚ボタンをタップ。召喚すると操作が召喚猫の方へ移り、もう一回ボタンを押すと主人公へ戻るぞ。
操作を駆使してギミックを乗り越えよう。ストックがある限り、召喚ボタンタップで新たな猫を召喚できるぞ。
召喚後に主人公に操作を戻してしまうと、新たな召喚を行ってしまう。なので、操作を戻す際はその召喚猫が行うべき行動をすべて取ったか確認しよう。
ゴール地点にあった次元の裂け目のような場所からVoidへ!
Voidはストーリーだけが展開されるものかと思いきや、アクション要素も備えている。しかも、ギリギリのジャンプが要求されるぞ。ちなみに、画面下から襲い掛かってきているのは巨大な魚の骨。ぶつかるとミスになるので注意!
「Kitty Death Room(キティ・デスルーム)」の攻略のコツは試行錯誤の繰り返し
本作は足場から足場へ飛び移る典型的なジャンプアクションだが、アクションの何度はそれほど高くない。むしろハードルとして立ちはだかるのは、パズル性だろう。
本作のパズル性は非常に作りこまれていて、難易度が高い。
このため、一回でクリアしようと思うのではなく試行錯誤によって正解を探すという前提でプレイしよう。
召喚した猫をどう使うか?行き詰ったらやりなおそう
攻略上のポイントになるのが、召喚した猫をどう使うのか?…という点。
たとえばスイッチを踏むという動作を考えた時に、「主人公の猫が踏む」、「召喚した猫が踏む」、「ブロックなどのギミックを置く」というパターンが存在。ステージ内に複数のスイッチがある場合、スイッチの数だけこのパターンを考えなければならない。
クリアを目指す上ではやみくもにプレイするのではなくて、上記パターンの組み合わせをひとつずつ試していくというのがポイント。その際は、画面右上にあるやり直しボタンを活用しよう。
誰が移動するべきか?逆転の発想を試そう
試せることは全部試した、けどクリアできない…。そんな状況になったら、発想を逆転してみよう。
たとえば、スイッチを踏むというアクションだけでなく移動についても主人公ではなく召喚した猫の方にやらせてみる…だとか。
移動について主人公が行う場合、最終的にゴール地点を目指さなければならないというルール上、かならず移動先から戻ってこなければならない。
しかし召喚した猫が移動する場合、行った先から戻ってこなくてもOK。
あらゆるアクションや要素に対して発想の逆転を試すことで、きっと道筋が見えてくるだろう。