Tiki - a story about a dog(ティキ・ア ストーリー アバウト ア ドッグ)
11Sheep
2Dアクションゲーム
基本プレイ無料
一匹の犬・ティキとの出会いが空回りする日々を変える!何気ない日常が心に残る短編アドベンチャーダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
空回り気味の日々を過ごす女性と一匹の犬との物語を描いたアクションアドベンチャーゲーム
「Tiki – a story about a dog(ティキ・ア ストーリー アバウト ア ドッグ)」は、タイトルの通りティキという一匹の犬と、主人公の女性との物語を描いたアクションアドベンチャーゲーム。
ゲームの基本はストーリー描写で、ところどころミニゲーム的なアクションパートが挿入される。
誰にでもある日常の一コマだからこそ、心に響く…。そんな雰囲気、空気感が魅力となっている。
基本はタップ!ストーリーを進めよう
メインのストーリーパートは、基本的に画面タップで進行していく。
ストーリーパートといってもセリフはほとんどない。場面やキャラクターの表情、動きなどからプレイヤーが汲み取るというナラティブな表現になっている。
アクションパートは、場面ごとに必要な操作が変化。ただこちらも画面タップか、アイコンをタップするだけというシンプルなものになっているので、説明なしですぐに理解できるだろう。
ボリュームは少ない…!けど素敵な体験が味わえる
本作はクリアまで30分もあればプレイできる。正直、ボリュームは乏しい。
ただ無料で広告表示やアイテム課金などもない。その上、短時間であっても本作から味わえる体験は心に残る素敵な内容なので、プレイする価値は十分すぎるほどあるぞ。
「Tiki – a story about a dog」の魅力は心に響く日常の物語
筆者は最近、不幸だ。「スプラトゥーン3」で7連敗したし、お気に入りの銀シャリおにぎりを買おうと思ってコンビニへ行ったら売り切れていた。
「え!? そのくらいで不幸? おまえ何言ってんの?」…そう思った人に聞きたい。最近、無理してないですか?
何気ないことでも、それが日常の中で重なると、しんどくなる。不幸に思えてしまう…。けど、他人から見たら大したことないだろうから、他の人には相談できない…。
こうした気持ちって多くの人が抱えているけど、相談できないから表に出てこないのだと思う。まさに本作の主人公の女性が、そんな境遇。
だからこそ本作は、他人から見ると小さな…けれど本人にとっては大きなしんどさを抱えている人の心を打つハズだ。
そういうことってあるよね!でもしんどいよね…
本作の主人公はどうやら失恋したらしい。そして仕事に出ればクレーマーのおじさんに繰り返し怒鳴られる。
おまけに仕事帰りには、傘もないのに雨。しかも車に水までひっかけられる始末。
ひとつひとつは、誰の身にも起こり得る、日常のささいな出来事。でもそれが連続で起き積み重なると、ものすごく憂鬱な気分になっていく…。
セリフなしでこうした感情を表現している点は、本作の見事だと思う。
ひとつの出会いが日常を変える!それがティキ
ささいなことで不幸が訪れるなら、幸せだってささいなことで訪れる。人によっては美味しいものを食べることだったり、「スプラトゥーン3」で連勝を決めることだったりするだろう。
本作の主人公の場合は、一匹の犬…ティキとの出会い。
ティキとの日々もまた、プレイヤーにとっては一般的なゲーム的におけるクライマックスと比べれば大したことのない、ささいなもの。しかし、序盤との対比によって心に深く響く!
この表現は、ボリュームの少ない短編作品ならばこそ。一気にプレイするから対比が活きてくる。心がほんわかあったかくなり、筆者は思わず泣いてしまった。
この作品は、日常の小さな幸せに気づくきっかけになるんじゃないだろうか。
ゲームの流れ
ゲームスタート時はNEW GAMEしか選べない。コントローラーアイコンをタップしてゲームをはじめよう。
登場する言語は英語で、日本語未対応。ただ、そもそも言葉自体が数えるほどしか出てこない。なので、全く問題なくプレイできる。セリフなしだから、ストーリーも完全に把握できるぞ。
ベッドでスマホを見つめる主人公。スマホをタップするとゲームが進んでいくぞ。
どうやら、マッチングアプリを見ている模様。セリフで明確に説明されるわけではないが、失恋したから次のお相手を探しているっぽい。
鏡を見てお腹のお肉を掴む主人公。肥ってしまったことも悩みのタネな模様。こうしたシーンを見ることが本作のメイン。
ちなみに画面右上の2本の骨をタップするとポーズ画面になるぞ。
シャワーのミニゲーム。画面上部に表示された赤いカランと青いカランをタップしてちょうどいい温度に調整しよう。
冷たすぎると主人公は凍え、熱すぎれば燃えてしまうがゲームオーバーになることはない。主人公には悪いが、ゆっくり調整しよう。
こちらは通勤時のミニゲーム。画面下の矢印ボタンをタップするとスピードアップ。
ぶつかりそうなものが出てくると画面に警告が表示されるので、表示されたら指を離そう。
「Tiki – a story about a dog」の攻略のコツはホバリングの習得にあり
ティキとの日常がほっこり心に響く本作の攻略のコツは、いかに空中に留まるかというホバリングにある!
読んでいて「記事を見間違えたんじゃないか」と思わせたかもしれない。筆者も書いていて「原稿を書き間違えているんじゃないか」と思っている。だが何も間違ってはいない。
本作最大の難関は、もっとも最初に登場するランアクション系のミニゲーム。
好みにゲームは、失恋の悪夢の世界で、障害物を避けながらゴールを目指すというもの。ただホバリングの操作性にクセがあり、かなり難易度が高い!このゲームをクリアできるかどうかが攻略を左右するぞ。
テンポゆっくりめにタップ!ホバリングを習得しよう
本作はアクションがメインの作品ではない。このため、ランアクションゲームパートも上下二段に出現する敵を避けるだけというシンプルな内容。
プレイヤーが画面をタップすると主人公が上昇し、タップしなければ重力によって落下…と、操作もシンプル。
ただ、実際にプレイしてみると想像以上に難しいと感じるだろう。
これは、1タップで想像以上に上昇するため。このため、連打スピードが速いと急上昇して障害物に当たってしまう。同じ高度を保てるよう、ゆっくりめの連打を心がけよう。
当たり判定大きめ!ワンテンポ早めに行動しよう
また、主人公/障害物ともに当たり判定が大きいことも難易度を引き上げている。
これぐらいなら障害物にぶつからないだろう…と思っても、ぶつかってしまうことが多い。
このため、障害物を回避する際は想定より1テンポ早めに操作することを意識しよう。