Living in 2020
Wisageni Studio
アドベンチャーゲーム
基本プレイ無料
2020年。コロナ禍の世界を舞台にしたアドベンチャー。他人事じゃない物語とピアノの調べが胸に刺さる。
パンデミックの中、生きる若者たちの物語
「Living in 2020 : Choose your Story」はコロナ禍で生きる2020年の若者の姿を描いたビジュアルアドベンチャー。
ごく普通の若者。配達ドライバーと病気の母親。そして世界中で蔓延する新型コロナウイルス。そんな彼らの苦悩を描く物語だ。
現実を描いたシリアスなアドベンチャー
タッチ操作でイラストを操作し物語を進めていくアドベンチャー。主人公の行動次第で、物語は5種類のエンディングに分岐していく。
イラストでストーリーが描かれ、説明なく直感的に遊べる内容になっている。なお、iOS/PC版はブラウザゲーだが無料で最後までプレイ可能だ。
「Living in 2020 : Choose your Story」の特徴は普遍的な題材を描いたストーリー
「Florence」「マイチャイルドレーベンスボルン」など、シリアスなアドベンチャーが好きな僕には刺さってしまう。君も…そうじゃないか?
そして、全世界に猛威を振るうCovid19こと新型コロナウイルス。ウーバーイーツっぽい配達を生業とする主人公。病弱の親。
自分にも、いや、誰にでも他人事ではない切実な話として、楽しむ、というより目を背けられない物語だった。
5つのマルチエンディング
日本語には対応していないが、簡単なタッチ操作や選択肢から行動を選ぶだけのゲーム内容は平易で万人が遊べる。中学生英語くらいでも理解可能だ。
だが、ほんの軽はずみな選択がもたらす結果は重い。ぜひこの物語がもたらす5つのマルチエンドを見届けて欲しい。
ゲームの流れ
病弱のカーチャンのために働く若者が主人公。
僕も命日なのに実家に墓参りもいけてないな…。
ガソリンのアイコンをタッチやスライド操作などの簡単操作で物語は進む。
そこまで英語の読解力を必要としないところがよい。
検温。これってたまに34度とかありえない数字になるよね。
緊急事態宣言来週あけるけどどうなることやら。
フードオーダーして家計を支えよう。でも人が多すぎるとこに行くとヤバい。
去年からウーバーの配達員クソ増えたよなあ。
あー…、マスクはずすから…。この後の展開わかってても辛い。
飛沫を赤く描くこのゲーム的演出。巧みだ。
「Living in 2020 : Choose your Story」の序盤攻略のコツ
操作方法で迷うことはないだろう。基本的に主人公やドアノブ、各種アイコンなどをタッチしていけば物語は進んでいく。
選択肢についても、我々が常日頃、現実世界で守っていることを守っていけばいい。人がいるところにいかない、マスク、手洗いの遵守。距離を保つ。そんな感じよ。
5つのエンディングを見届けよう
ブラウザ版(iOS、PC)ではセーブには対応していなかった。ある程度時間をみつけてクリアしてしまったほうがいいだろう。
クリアまでは短めなのでそこまで困ることもないはずだ。とりあえずはすべてのエンディングを見て欲しいぜ。